2020年05月21日更新
【Adobe】 iPad版Photoshopに「トーンカーブ」などの機能を追加!
AdobeはiPad版「Photoshop」にトーンカーブ機能と筆圧感度調整機能を追加しました。「トーンカーブ」とはPhotoshopの主要機能ですが、これまでiPad版には搭載されていませんでした。今回のアップデートで追加されさらに使いやすくなります。
目次
Adobe、iPad版「Photoshop」に「トーンカーブ」機能追加
Adobeは5月19日、Creative Cloud製品の最新アップデートを公開し、iPad版「Photoshop」にトーンカーブ機能と筆圧感度調整機能を追加しました。
「トーンカーブ」とはPhotoshopの主要機能とされていますが、これまでiPad版には搭載されていませんでしたが、今回のアップデートにより新たに追加されます。
トーンカーブ機能
トーンカーブ機能とは、画像の色や、コントラストや露出、彩度、ハイライト、シャドウ、カラーバランスなどのトーンを補正することができる機能で、これを使いこなすことができると画像がかなり調整しやすくなります。
今回新たに追加された機能は全てのチャンネルのトーンカーブ調整と複数のノードの選択に対応しています。
ノードを指やペンシルでタッチして動かしたり選択したりする際、そのインジケーターの表⽰が新しくなりとても操作しやすく分かりやすいものになりました。
現時点では数値入力による調整機能は追加されていませんが、今後のアップデートでは、数値入力やスポイトツールによる調整にも対応する予定です。
「Apple Pencil」の筆圧感度調整機能追加
「Apple Pencil」の筆圧感度調整機能に関しては「ストロークの描画にかなり強めの筆圧が必要だと感じる」というユーザーからのフィードバックに対して応えるかたちで実装されています。
「Apple Pencil」の筆圧感度調整機能追加によって、「ブラシ」ベースのツールを利用する際に描画や複製などを適用する作業がこれまでよりも正確に行えるようになります。
筆圧の検知はスライダー調整によって筆圧軽めから重めまで、好みの力に調整が可能です。これによって、ペンとタブレットを使った作業をユーザーの好みに合わせた最適な状態に設定できるようになります。
Adobe最新アップデートで「Adobe Fresco」に追加された新機能
Adobeは今回Creative Cloud製品群に新機能を追加していますが、その対象はPhotoshop iPad、Adobe Fresco、Creative Cloudビデオ製品、Adobe XDです。
その他の新機能に関しては、Adobe Frescoではスポイトツールがマルチカラーに対応しています。通常はスポイトツールを使用すると単色選択となりますが、Frescoに搭載されているスポイトツールでは、複数の色が含まれるエリアを選択できます。
マルチカラーはブラシの種類によって様々な表現で描画できよりカラフルに描画できます。
新しいデフォルトブラシの追加
さらにAdobe Frescoのデフォルトブラシセットに合計12個の「混合ブラシ」が追加されました。これによりPhotoshopの混合ブラシツールがそのままFrescoで使えるようになります。
これまでは、Photoshopの混合ブラシを使った作品をアップロードしても、Fresco上ではそのブラシが使えませんでしたが、今後は同じブラシを使って描画することができます。
またFrescoの設定がアカウントに保存されるようになり、例えばデバイスを誰かに貸して設定が変更されても、手元に戻ってきた時に自分のアカウントでログインすればアプリやブラシの設定を元に戻すことができるようになります。