iPhoneの「ショートカット」とは?アプリをくわしく解説!
iPhoneの「ショートカット」アプリを利用していますか?「ショートカット」とは何か分からない人も多いはずです。この記事では、iPhoneの「ショートカット」アプリの使い方を解説します。「ショートカット」アプリとは何か分からない人でも簡単に読めるはずです。
目次
- 1iPhoneの「ショートカット」アプリとは?
- ・複数の動作を自動化する機能
- 2iPhoneの「ショートカット」の導入方法
- ・App Storeを起動する
- ・アプリを検索する
- ・アプリをインストールする
- 3iPhoneの「ショートカット」の使い方~ギャラリー~
- ・ギャラリーとは?
- ・ショートカットを選ぶ
- ・ショートカットを構成する
- ・ショートカットが追加される
- ・ショートカットを起動する
- 4iPhoneの「ショートカット」の使い方~マイショートカット~
- ・マイショートカットとは?
- ・ショートカットを確認する
- 5iPhoneの「ショートカット」の使い方~作成~
- ・ショートカットを新規に作成する
- 6iPhoneの「ショートカット」の使い方~の編集/削除~
- ・ショートカットを編集する
- ・ショートカットを削除する
- ・ショートカットを追加する
- ・ショートカットを複製する
- 7iPhoneの「ショートカット」の使い方~表示~
- ・ウィジェットにショートカットを追加する
- ・ホームにショートカットを追加する
- 8iPhoneの「ショートカット」の使い方~オートメーション~
- ・オートメーションとは?
- ・オートメーションの設定方法
- ・まとめ
- ・合わせて読みたい!iPhoneに関する記事一覧
iPhoneの「ショートカット」アプリとは?
iPhoneの「ショートカット」アプリを使っていますか。「ショートカット」アプリを使えば、複数の操作を一括でまとめることができます。しかし、自由度が高くなることから初心者には使いこなせない人も多いはずです。
この記事を読めば、iPhoneの「ショートカット」とは何か、アプリの導入方法から使い方まで理解することができるようになります。これまで「ショートカット」を使わずに手動で操作していたという人は、この記事が参考になるはずです。
使い方等を詳しく解説する前に、そもそもiPhoneの「ショートカット」アプリとは何なのかについて解説していきます。iPhoneを使っているけど、「ショートカット」アプリはまだ使ってないという人はぜひ初めから読んでみてください。
複数の動作を自動化する機能
iPhoneの「ショートカット」アプリとは、複数の動作を自動化する機能のことです。マップを使って目的地までの経路を検索したい場合や、定型文を送信したい場合など、本来は複数の操作を必要とする処理をワンタッチで済ますことができます。
- よく使う操作を登録できる
- ショートカットの編集も可能
- 必要環境
よく使う操作を登録できる
頻繁に行う操作をいちいちするのは面倒ですよね。時間を計る場合、『「時計アプリ」を起動>「タイマー」を選択>タイマー時間を設定>「開始」をタップ』と最低でも4ステップの操作が必要になります。
さらに操作が必要になるような場合は、もっと面倒になるはずです。そんなときに「ショートカット」アプリを使えば、これらの操作をワンタッチでまとめることができます。よく使う操作を自動化して登録できるため、時間の効率化につながります。
ショートカットの編集も可能
また、一度登録した「ショートカット」を後から編集することも可能です。これにより、後から変更したいといった場合も簡単に編集することができます。
また、登録した「ショートカット」に新しい操作を付け加えたいという場合も編集から行うことができます。iPhoneを使った操作は状況によって変わりやすいため、編集機能があると便利です。
必要環境
操作を自動化する「ショートカット」アプリを導入できるのは、iOS12以降のバージョンのみです。iOS12以前のバージョンは「ショートカット」アプリを導入できないので注意してください。
事前に設定アプリから使用しているiPhoneのバージョンを確認/アップデートしておくようにしてください。確認/アップデートしていないという人は確認/アップデートしていきます。まず「設定」アプリを起動します。
「設定」アプリを起動したら「一般」をタップします。
「ソフトウェア・アップデート」をタップします。「情報」からバージョンを確認することもできますが、アップデートを同時にすることができないのでお勧めしません。
以上でバージョンの確認/アップデートができます。アップデートが必要な場合はアップデート手順が表示されます。
iPhoneの「ショートカット」の導入方法
iPhoneの「ショートカット」アプリがインストール(導入)されていないという人は、まず初めに「ショートカット」アプリをインストール(導入)する必要があります。iPhoneの「ショートカット」の導入方法は次の通りです。
- App Storeを起動する
- アプリを検索する
- アプリをインストールする
App Storeを起動する
アプリをインストール(導入)するために、App Storeを起動します。
アプリを検索する
App Storeを起動し、検索欄をタップして「ショートカットアプリ」と入力します。
アプリをインストールする
検索完了後に「ショートカットアプリ」が表示されるはずです。アプリをインストールしてください。
ホーム画面に戻り、「ショートカットアプリ」が追加されていることを確認して導入完了です。これで、操作を自動化する準備が整いました。
iPhoneの「ショートカット」の使い方~ギャラリー~
iPhoneに「ショートカット」アプリを導入できたら、ギャラリーを使ってショートカット登録をしていきます。
ギャラリーとは?
ギャラリーとは、ショートカットのテンプレートのことです。iPhoneではあらかじめ多種多様な状況に合わせた既存の「ショートカット」が用意されており、必要項目を入力していけば簡単に「ショートカット」を登録することができるようになっています。
初心者で使い方が分からないという人でも、ギャラリーを使えば簡単に「ショートカット」登録ができるわけです。ギャラリーは画面右下の「ギャラリー」タブを選択して開きます。
ショートカットを選ぶ
ギャラリーから登録したい「ショートカット」を選んでみてください。ここでは、例として自宅への経路を登録していきます。「クイックショートカット」欄から「自宅への経路」をタップします。
ショートカットを構成する
「ショートカット」の説明が表示されます。
「ショートカットを追加」をタップします。登録する内容によっては「構成」と呼ばれる設定が必要な場合もあります。自宅への経路の場合は、自宅の住所を入力する必要があります。
「このショートカットを構成」画面で、自宅の住所を入力していきます。
住所を入力したら、下の「続ける」をタップします。
「ショートカット」を利用するアプリを選択します。今回は「Googleマップ」を選択します。
ショートカットが追加される
設定が完了したら最後に「完了」をタップします。これで「ショートカット」が追加されます。
ショートカットを起動する
追加された「ショートカット」は、「マイショートカット」から確認することができます。
「マイショートカット」から先ほど追加した「自宅への経路」をタップします。
するとGoogleマップが自動で起動し、現在地から自宅までの経路を検索してくれます。このように、「ショートカット」を使えば面倒な操作もワンタッチで簡単にこなすことができるのです。
iPhoneの「ショートカット」の使い方~マイショートカット~
次に、「ショートカット」アプリのマイショートカットでできることを解説していきます。
マイショートカットとは?
マイショートカットとは、作成した「ショートカット」が格納される場所のことです。ギャラリーなどから登録した「ショートカット」も最終的にはマイショートカットに追加されるようになります。
「ショートカット」を起動したい場合は、マイショートカットから起動します。
ショートカットを確認する
登録した「ショートカット」をマイショートカットから確認します。
- メニューを開く
- 動作を確認する
メニューを開く
マイショートカットに追加されている「ショートカット」の右上にある「…」をタップするとメニューが開きます。
動作を確認する
メニューではショートカットの内容を確認することができます。ここで自宅住所の確認はもちろん、送信するメッセージのテキストや宛先などの変更/編集が可能です。
画面右下の「▶」をタップすると、ショートカットが作動するか動作の確認をすることができます。うまく動かない場合はアクションの修正を求める画面が表示されます。
さらに「…」をタップすると「詳細」が表示されます。アイコンの色やイラストを変えたり、ホーム画面やウィジェットや共有シートに表示するかを選択することができます。
設定が終了したら右上の「完了」をタップします。
iPhoneの「ショートカット」の使い方~作成~
では、「ショートカット」を新規に作成するにはどうすれば良いのでしょうか。ここで、「ショートカット」を新規に作成する方法を解説していきます。上で解説したマイショートカット内での操作の続きから、マイショートカットに戻って操作していきます。
ショートカットを新規に作成する
「ショートカット」を新規に作成する方法です。ここでは、Safariを使って特定のサイトを表示するショートカットを新規で登録していきます。
- 「ショートカットを作成」をタップする
- 「App」をタップする
- Safariを選ぶ
- 「URLを開く」を選ぶ
- URLを入力する
- ショートカット名を入力する
「ショートカットを作成」をタップする
「ショートカット」を新規に作成する場合、マイショートカットの画面から「ショートカットを作成」をタップします。
「App」をタップする
新規ショートカットから「アクションを追加」をタップします。アクションとは、ショートカットの構成要素のことで、特定の機能を呼び出すことを指します。例えば、「Wi-Fiの設定」や「ブルートゥースの設定」など、様々なアクションが用意されています。
ショートカットの新規作成では、アクションを組み合わせることで一連の動作を構成していきます。ここでは、「App」を選択します。
Safariを選ぶ
iPhoneにインストールされているアプリが表示されます。この中から「Safari」を選択します。
「URLを開く」を選ぶ
様々な動作が一覧で表示されます。この中から「URLを開く」を選択します。
URLを入力する
表示したいサイトのURLを入力していきます。「URLを開く」の「URL」部分をタップします。
「ショートカット」で表示させたいサイトのURLを入力します。
入力が完了したら画面右上の「次へ」をタップします。
ショートカット名を入力する
後から見ても「ショートカット」の内容を分かりやすくするために、ショートカット名を入力します。
入力したショートカット名をSiriに話すと登録したショートカットが実行します。ショートカット名を入力したら画面右上の「完了」をタップします。
マイショートカットに戻り、新規作成したショートカットが追加されていれば完了です。以上が、新規作成したショートカットを登録する方法です。
iPhoneの「ショートカット」の使い方~の編集/削除~
では、一度登録した「ショートカット」を後から編集または削除するにはどうすれば良いのでしょうか。ここでは、ギャラリーで追加した「読書モード」を後から編集する状況を例に解説します。
ショートカットを編集する
「読書モード」ショートカットを編集していきます。
- メニューを開く
- 項目を編集する
メニューを開く
マイショートカットからギャラリーで追加した「読書モード」を選択し、右上の「…」をタップします。
項目を編集する
編集できる項目画面が表示されます。青文字が編集できる項目です。編集したい場合は青文字を選択します。
ショートカットを削除する
登録した「ショートカット」を削除する場合は、まず「編集」アイコンをタップします。
削除したい「ショートカット」を選択し、×ボタンをタップします。
選択後、画面右上のゴミ箱アイコンをタップすれば「ショートカット」を削除することができます。
「お使いのすべてのiCloudデバイスからこのショートカットが削除されます。」という確認画面から「1個のショートカットを削除」をタップします。以上でショートカットを削除することができます。
ショートカットごとに削除したい場合は削除する「ショートカット」をロングタップします。
後は「削除」を選択すれば削除することができます。
ショートカットを追加する
登録してある「ショートカット」でアクションを追加したい場合、まず「ショートカット」の右上の「…」を選択します。
項目画面を下にスクロールし、スクリプティングを選択します。
ここから、追加したいアクションのAppを選択すれば良いです。
ショートカットを複製する
「ショートカット」を複製したい場合は、複製したい「ショートカット」をロングタップします。
複製したい「ショートカット」の項目から、「複製」をタップします。他の項目をタップしないように注意してください。複製する場合は、必ず「複製」をタップしてください。
「複製」をタップしたらマイショートカット画面に戻ります。複製した「○○1」というショートカットが作成されていたら複製完了です。複製方法を使えば、一から設定する必要がなくなります。
iPhoneの「ショートカット」の使い方~表示~
ショートカットを起動するのに、いちいちショートカットアプリを開くのは面倒ですよね。このように、より便利に「ショートカット」を利用したいという人向けに、ウィジェットやホームに「ショートカット」を追加する方法を解説します。
ウィジェットにショートカットを追加する
ウィジェットに「ショートカット」の表示設定をしておけば、ホーム画面(ウィジェット)からワンタッチでショートカットを起動することができるようになります。ウィジェットにショートカットを追加していきます。
- ウィジェット画面を開く
- 「編集」をタップする
- ウィジットを追加する
ウィジェット画面を開く
ホーム画面を右にスワイプして、ウィジェット画面を開きます。
「編集」をタップする
次にウィジェット画面の「編集」をタップします。
ウィジットを追加する
ウィジェット画面の「編集」をタップすると、ウィジェットの登録画面が表示されます。ここから、「ショートカット」項目を探して左端にある「+」をタップします。
画面を上までスクロールさせて、「ショートカット」が登録されているか確認します。登録されていたら、画面右上の「完了」をタップして完了です。これで、ウィジェットにライブラリのショートカットが表示されるようになります。
ホームにショートカットを追加する
ウィジェットからショートカットを起動できるだけでも便利ですがさらに手っ取り早く起動したいという人向けに、iPhoneのホーム画面に「ショートカット」を追加する方法を解説します。
- ショートカットのメニューを開く
- 共有アイコンをタップする
- ホーム画面に追加する
ショートカットのメニューを開く
利用頻度の高い「ショートカット」なら、手間なく起動できるようにホーム画面に登録するのがオススメです。設定方法は、「ショートカット」アプリのマイショートカットを開いて目的のショートカット欄にある「…」をタップします。
共有アイコンをタップする
ショートカットのメニュー画面右下にある「共有アイコン」をタップします。
ホーム画面に追加する
「共有アイコン」をタップし、共有メニューの「ホーム画面に追加」をタップします。
「追加」をタップします。
アイコンをタップすると、そのままショートカットを起動することができます。
iPhoneの「ショートカット」の使い方~オートメーション~
最後にオートメーションを使ってより便利に「ショートカット」を利用する使い方を解説します。
オートメーションとは?
iOS13以降では「ショートカット」アプリに新しく「オートメーション」という機能が追加されています。オートメーションとは、簡単に言うと設定したアプリをある条件で自動的に動作させる機能のことです。
これを使えばタップすら必要ないため、より便利に「ショートカット」することができるようになります。
例えば「ランニング開始時に指定の曲を再生する」「平日7時に『起床時間です』と通知を出す」といったように、条件と操作を結びつけて動作を設定することができます。オートメーションはタップの代わりに、特定の条件が動作のポイントになります。
特定の条件を設定して操作を自動化する
オートメーションは、条件と操作を結びつけて動作を自動化していきます。設定できる条件は、時刻や位置情報、Wi-Fiの接続先やおやすみモードなど、アプリ上に搭載されてるものから選択していきます。
実行する動作はショートカットを作成する時と同じものを使用することができます。
オートメーションの設定方法
オートメーションを設定していきます。
- 条件を設定する
- アクションを選択する
条件を設定する
「ショートカット」アプリの「オートメーション」タブで作成していきます。「個人用オートメーションを作成」をタップします。
アクションを選択する
新規オートメーションから追加したいアクションを設定していきます。
新規オートメーションの設定が完了したら「完了」をタップして終了です。このように、オートメーションを使えばタップする必要もなく、条件が発生したら自動で操作してくれるように設定することができます。
まとめ
いかがでしたか。この記事では、iPhoneの「ショートカット」の使い方を解説しました。「ショートカット」アプリは面倒な操作を自動化してくれるため、使い方を覚えれば大変便利になるアプリです。
導入していない人は、この記事を読んですぐ導入することをお勧めします。また、登録した「ショートカット」の削除方法や複製方法を使うことで、「ショートカット」を自分好みに整理しながら使うこともできます。
オートメーションを使えばさらなる自動化も可能です。