2020年07月04日更新
【OneDrive新機能】アップロード制限100GB/新しい共有機能など発表!
「OneDrive」がアップロード制限を100GBに拡大し新しい共有機能などを新機能として追加することを発表しました。アップロード制限を15GBから100GBに拡大し新しい共有機能など新機能が追加された「OneDrive」のアップデートについてご紹介します。
目次
- 1Microsoftは「OneDrive」に多数のアップデートを追加することを発表
- 2「OneDrive」のアップデートを実施する背景について
- 3「OneDrive」に追加された新機能「Add to OneDrive」について
- 4「Microsoft Teams」でもアクセスコントロールと共有リンクの仕組みが導入される予定
- ・グループでファイルを共有する手順について
- 5メタデータ付きのファイルで読み書きがサポートの対象に
- 6「OneDrive」にてアップロードファイルのサイズ制限が100GBへ拡大
- ・100GBへ大幅にアップされたことによるメリット
- 7「ダーク モード」がWeb版でもサポート開始に
- ・合わせて読みたい!OneDriveに関する記事一覧
Microsoftは「OneDrive」に多数のアップデートを追加することを発表
現地時間の7月1日、Microsoftがサービス提供を行っている「OneDrive」にて多くのアップデートを実施し新しい機能追加を行うことを発表しました。
「OneDrive」のアップデートではファイルのアップロード制限について15GBから100GBに拡大することとしており、そのほかにも新しい共有機能など新機能を追加するとしています。
「OneDrive」のアップデートを実施する背景について
Microsoftでは「OneDrive」のアップデートを実施する背景について、Microsoft 365の担当者は公式ブログにてアップデートがMicrosoft 365全体を対象にしたものであるとしています。
今回の「OneDrive」のアップデートによりビジネスにて「OneDrive」を利用しているユーザーは、共同での作業が簡単にできるようになるとしています。
また「OneDrive」の管理者はコントロールの強化が図れるようになるため、現在多くの企業にて導入されている在宅勤務やテレワークでの業務を行う際にも多くの業務で効率化が図れるようになります。
「OneDrive」に追加された新機能「Add to OneDrive」について
「OneDrive」に追加された新機能「Add to OneDrive」では「OneDrive」や「SharePoint」・「Microsoft Teams」にて他のユーザーが共有したコンテンツのショートカットを利用して自分の「OneDrive」に追加する機能です。
「OneDrive」に追加された新機能「Add to OneDrive」は、共有されたファイルを自分のファイルとほぼ同様に利用できるようになっているものの、セキュリティやコンプライアンスポリシーについては加工元のファイルの設定が継続される仕様となります。
なお「Add to OneDrive」機能は7月後半にビジネスユーザーを対象としてパブリックプレビューとなる予定となっており、今年9月末までに世界中のユーザーが利用できるようになるとのことです。
「Microsoft Teams」でもアクセスコントロールと共有リンクの仕組みが導入される予定
「Microsoft 365」アプリでは「OneDrive」や「Outlook」・「Office」などのアプリにてアクセスコントロール付きのリンクを作成し生成してファイルを共有する仕様が定着しています。
今回のアップデートでは「Microsoft 365」アプリと同様に「Microsoft Teams」でもアクセスコントロールと共有リンクを生成する仕組みが導入される見込みとなっています。
「Microsoft Teams」にてこの機能が導入されるとファイルの共有を行う際に「OneDrive」からファイルを選択しアクセスできるユーザーを選ぶことで、相手に共有リンクを生成して送信できるようになります。
グループでファイルを共有する手順について
それでは、家族や会社のチームなどグループでファイルを共有する手順についてご紹介していきましょう。
グループでファイルを共有する手順については、「OneDrive」にて共有するファイルもしくは「フォルダー」の選択を行います。
次に「 共有」をクリックし、ファイルの共有を行うグループ名を入力し選択を行います。なお、共有を行う場合の条件としてグループのすべてのメンバーが全員「Microsoftアカウント」を所有していることが条件となります。
またグループに参加するには、管理者がメンバーをそれぞれ招待しグループへの招待にアクセスする必要があります。
メタデータ付きのファイルで読み書きがサポートの対象に
Microsoftでは現在「OneDrive」にて読み取り専用として同期されているメタデータ付きのファイルについても「読み書き」ができるようになります。
メタデータ付きのファイルは「コンプライアンスポリシー」などに多く利用されているファイルとなっていますが今後は他の共有ファイルと変わらず取り扱い可能になります。
なお、この機能を利用するには今後リリースされる「OneDrive」同期アプリのアップデートが必要となります。
その他にもビジネス向けの機能拡充として個人ユーザーでは、対応可能となっている共有ファイルの移動機能が対応可能となります。
新機能が拡充されることで、今後は業務内でファイルの移動が必要になった場合も共同作業中のユーザーの権限は維持されたまま移動に関する通知が送れるようになります。
「OneDrive」にてアップロードファイルのサイズ制限が100GBへ拡大
Microsoftが発表した「OneDrive」のアップデート内容として大きなポイントとなるのが「OneDrive」と「SharePoint」にてアップロードファイルのサイズ制限が15GBから100GBへ大幅に拡大された点があげられます。
アップロードファイルのサイズ制限が15GBから100GBへ大幅にアップしたことで、これまで容量が大きく共有できなかった「3Dコンテンツ」や「メディアファイル」などのサイズの大きなファイルも共有することができるようになります。
100GBへ大幅にアップされたことによるメリット
アップロードファイルのサイズ制限が15GBから100GBへ大幅にアップしたことで設計によく利用される「3D」や「CAD」をはじめとして「メディアファイル」などの大きなファイルタイプで作業を行うユーザーはより便利になります。
これまでにリリースされている「差分同期」についてはファイル全体を共有するのではなく、ファイルの変更部分のみを同期する仕様となっているため大きなファイルでもアップロードプロセスが早く実行できます。
「ダーク モード」がWeb版でもサポート開始に
これまでiOS版およびAndroid版の「OneDrive」アプリにて対応可能となっていた「ダークモード」がWeb版「OneDrive」でも対応可能となります。
Web版「OneDrive」でサポート可能となるダークモードは、ビジネスアカウントだけでなく個人アカウントを利用しているユーザーも利用することができます。