2020年07月08日更新
Appleがガラスで文字が消えない「キーボード」の特許申請!
Appleがガラス製でキーボードの文字が消えないPC用「キーボード」の特許を申請していることが明らかとなっています。Appleが特許申請を行ったガラス製のキーボードの文字が消えないPC用「キーボード」について内容や特徴についてご紹介します。
目次
Appleがガラス製でキーボードの文字が消えないPC用「キーボード」の特許を申請
Apple社がガラス製でキーボードの文字が消えない「キーボード」の特許を申請していることが明らかとなり話題となっています。
PCのキーボードは長く利用するにしたがって、徐々にキーボードの文字がかすれて消えてしまう傾向にあります。
ですが、Apple社が特許申請している「キーボード」は、ガラス製でキーボードの文字が消えないだけでなくキーボードの耐久性の向上も可能にする内容となっているとのことです。
Apple社のこれまでの取り組みについて
はじめに、これまでのApple社のキーボードに対する開発の取り組みについてご紹介しておきましょう。
Appleでは2015年に12インチMacBookをリリースした際に初めて「バタフライキーボード」の導入を行いました。
「バタフライキーボード」は厚みが薄く美しいデザインとなっていたものの、キーボードの耐久性に問題がありユーザーからの集団訴訟や全モデルのキーボード無償修理プログラムを実施した経緯があります。
なお「バタフライキーボード」は2019年暮れにリリースされた「16インチMacBook Pro」にて「Magic Keyboard」が搭載されたのを最後に廃止されたとみられています。
報道によるとAppleは「ガラス製キーボード」の開発に向け様々な取り組みを実施しているとみられています。
Appleではキーボードにガラスを利用することでキーボードの耐久性が向上しキーボードに印字された文字が消えないメリットがあるとしています。
その他にも「ガラス製キーボード」は、タブレットやラップトップデバイスなどのPC端末より小さなデバイスにも対応可能となるとしています。
特許商標庁が公開した「透明なキーキャップ」と呼ばれる特許出願の内容について
続いて特許商標庁が公開した「透明なキーキャップ」と呼ばれる特許出願について確認していきましょう。
Appleでは特許出願を行うにあたって一番重視した点がキーボードに印刷されたキートップの文字が摩耗によって消えてしまうことへの対策であるとみられています。
Appleでは対策として「キーキャップ」を透明の材料で制作し底面に反転した文字や数字・記号などのグリフを貼りつけを行うことで印字が消えないことが可能となったとしています。
また文字や数字・記号などのグリフは光を通さない素材で作成され配置されたグリフが透けて見えるよう設計されるとのことです。
Apple社が特許申請している「キーボード」について
Apple社が特許申請している「キーボード」は、ガラス製でキーボードの文字が消えないだけでなくキーボード自体が薄く軽量化されており耐久性に優れた仕様となっています。
ガラスや透明セラミックのサファイアや透明ポリマーなどの材料は、軽量化や耐久性の向上の目的を達成するためにキーキャップの表面に向いている場合があります。
これらの材料を使用した「キーキャップ」は、押したときの曲げや屈曲に耐性を持続したまま薄くすることが可能となっています。
Appleではガラス製キーボードの利用価値について、キーボードにガラスを利用することでバックライトが改良され、キートップの印字だけでキー全体が明るくなるメリットがあるとしています。
なお、Appleが開発に取り組んでいるガラス製キーボードでは、グリフを除いたキーボードの中間層全体の明るさと色をバックライトで変更出来るようになるかもしれないとのことです。
Appleでは
Appleではアップルは以前から「バタフライキーボード」の改善をおこなう意思も見せていた時期がありました。
Macにはデザインの美しさが欠かせない付加価値となっているだけに「ガラス製キーボード」の特許出願により今後の動向に期待が集まっています。