2020年07月29日更新
【Garminサービス停止】原因はサイバー攻撃!
「Garmin Connect」などGarminのサービスが停止している原因について、サイバー攻撃が原因だったことを発表しました。サービス停止から徐々にシステムは復旧しつつありますが、通常運用に戻るまではあと数日かかる見通しです。
目次
「Garminでサービス停止」原因はサイバー攻撃だったことを発表
Garminでは、2020年7月23日からGarminのウェアラブルデバイスと連携するオンラインサービス「Garmin Connect」など多くのシステムが停止している問題について、原因はサイバー攻撃によるものだったことを発表しました。
Garmin社のコールセンターが停止するなど多くの影響が生じていて、2020年7月27日の時点でシステムは徐々に復旧しつつありますが、通常運用に戻るまではあと数日かかる見通しです。
サイバー攻撃の具体的な情報
今回のサイバー攻撃に関する具体的な情報は明らかになっていませんが、「WastedLocker」というランサムウェアが使われたという情報もみられます。
このランサムウェアは、ロシアのハッカーグループ「Evil Corp.」が使用していることで知られていますが、今のところこの関係性に関しては不明です。
Garminがサイバー攻撃によって影響を受けたシステムや機能
Garminは米現地時間2020年7月27日、今回のサイバー攻撃によるサービスの停止について「Garmin issues statement on recent outage|Business Wire」上で説明を行っています。
今回のサイバー攻撃は一部のシステムが暗号化されたとしていて、ランサムウェアによる攻撃を受けたと見受けられています。Garminは今回のサイバー攻撃によって影響を受けたシステムとして以下を挙げています。
Garmin Connect・Garmin Golf・Garmin Dive・ConnectIQ・vivofit Jr.・LiveTrack |
カスタマーサポート |
顧客向けアプリケーション(電話・Email) |
企業向けコミュニケーションサービス(チャットサービス) |
デバイスからのアップロードなど一部機能 |
今回の「サイバー攻撃」によって影響を受けていない内容
一方で、Garminによると、このサイバー攻撃によってGarmin Payからの支払い情報を含む顧客データへのアクセスや消失、データ盗難や漏洩などの影響はみられないとのことです。
Garminのシステム停止であったため「Garmin Connect」へのアクセスができませんでしたが、アクテビティデータや健康&ウェルネスデータは、システム停止期間中でもデバイス上に保管されているため問題ないという見通しです。
システム復旧後にユーザーのデバイスと「Garmin Connect」を同期すれば、全てのデータが「Garmin Connect」上に表示されると予測されています。
Garminによると、システムは数日以内に通常運用復旧するという見通しですが、復旧後に停止期間中のデータを順次処理していくためデータの反映には遅延が予想されるとしています。
今現在「Garmin Aviation」システムは完全に復旧していて「Garmin Piolot」アプリ、「flyGarmin」 「Connect Services」「FltPlan.com」も復旧しています。復旧のステータスについては以下のリンクから確認することが可能です。