「ETD Control Center」とは?削除・無効化する方法を解説
Windowsのプロセスの中の1つに「ETD Control Center」があります。「ETD Control Center」とはどういったものなのか、無効化したり削除する場合のやり方やそれによるデメリットなども含め解説していきます。
目次
「ETD Control Center」を削除/無効化する方法
Windowsで動いているプロセスには様々な種類があります。Windowsを動かすために必要なプロセス、補助的なプロセスなど目的がそれぞれある中、「ETD Control Center」という名前のプロセスが存在していることがあります。
「ETD Control Center」とは
「ETD Control Center」とは一体どういうプロセスなのでしょうか。
どんな役割?
「ETD Control Center」とは、Elan Trackpad Deviceの略称です。
ELAN Microelectronics Corp.(エランマイクロエレクトロニクス)という会社のトラックパッドデバイスコントロールセンターというもので、ノートパソコンのタッチパッドを管理するためのプロセスと言えますので、ノートパソコンに搭載されているものです。
ウイルスの可能性はある?
基本的に、「ETD Control Center」とはノートパソコンのタッチパッドの管理をおこなっている危険性のないプロセスです。実行ファイルは「ETDCtrl.exe」にあたります。
「ETD Control Center」は「C:\Program Files」というフォルダの中にある「ETDCtrl.exe」であればウイルスの危険性はありません。
そのため、「ETD Control Center」の実行ファイルである「ETDCtrl.exe」が本来ある場所で動作していない場合はウイルスの可能性がありますので、その場合はウイルススキャンをおこないましょう。
「ETD Control Center」は削除/無効化しても大丈夫?
さて、この「ETD Control Center」ですが、削除/アンインストールをおこなうとどうなるのか、無効化などをする場合にはどうすればいいのかその説明に移ります。
削除/アンインストールすると不具合がでることも
「ETD Control Center」はマウスを利用しているから必要ない、と言っても、何らかの場合に必要となる可能性も少なくなく、削除/アンインストールはおすすめしません。
「ETD Control Center」の削除/アンインストールをした場合、タッチパッドを使おうとしたときに不具合が生じる可能性があるため、避けるのが無難です。
無効化がおすすめ
それでもこの「ETD Control Center」のプロセスが不要だという場合、無効化するようにしてください。
なお、Windows自体の動作には影響しないため、絶対にタッチパッドを使わないということであれば、推奨はしないものの削除/アンインストールをしても問題はありません。
「ETD Control Center」を削除する方法
タッチパッドを使わないという場合に「ETD Control Center」を削除する方法から説明していきます。
アンインストール/削除手順
「ETD Control Center」の削除はコントロールパネルからおこないます。「プログラムのアンインストール」を開き、「ETD Control Center」を探して削除して下さい。
なお、アンインストール時に「ETD Control Center」が起動しているためできないというダイアログが表示されるようであれば、タスクマネージャーで「ETD Control Center(ETDCtrl.exe)」のタスクを終了してから再度実行してみて下さい。
「ETD Control Center」を無効化/停止する方法
なお、「ETD Control Center」の無効化/停止はタスクマネージャーでスタートアップの設定編個数ることで可能です。
スタートアップを無効化し停止する手順
タスクマネージャーはCtrl+Shift+Escのショートカット、もしくはスタートメニュー右クリックで開いたメニューから起動します。
「スタートアップ」タブを開き、その中にある「ETD Control Center」を選択して「無効にする」をクリックしましょう。
スタートアップで起動しないようにすることでWindows起動(スタートアップ)時に「ETD Control Center」が起動しないよう、無効化し停止することができます。
最後に
「ETD Control Center」はノートパソコンのタッチパッドに必要な管理プロセスです。削除・無効化もできますが、基本的には使う可能性のあるものなので、不要な場合は無効化しておくようにしましょう。