2021年04月09日更新
rundll32.exeとは何?ウイルス感染や重い時の対処法を解説!
Windows10のプロセスに「rundll32.exe」というものがありますが、これが原因で動作が重いと感じることがあります。「rundll32.exe」が原因でWindows10の動作が重い場合、その原因はウイルスなのか、また重い場合の対処法を解説します。
rundll32.exeとは
Windows10では様々なプロセスが動いていて、それによって便利に利用することができるのですが、そのプロセスの何かが原因で動作が重くなる、などということがあります。
Windows10のプロセスのひとつ
そのWindows10が重くなる原因のプロセスの中に、「rundll32.exe」というものがあります。「rundll32.exe」とはどういうプロセスなのか分からない人も少なくないでしょう。
前述したとおり、「rundll32.exe」はWindows10の中で動いているプロセスの1つではあるものの、名前を見ただけではよく分からない、という人も多いかと思います。
「Windowsホストプロセス(Rundll32)」
「rundll32.exe」とはどのようなプロセスなのかというと、名称を「Windowsホストプロセス」といいます。プロセスプログラムにあるように「Rundll32」というものです。
どんな役割
「Windowsホストプロセス」である「rundll32.exe」とはどんな役割を果たしているのか、ということが気になる人もいるかと思いますが、プログラムパーツであるDLLの中にある関数を動作させる際に実行するファイルです。
Windows10で実行されるプログラムをDLLの中から必要な機能だけを取り出して特定の関数のみ実行したい場合などに利用されています。
ウイルスではない?
Windows10の動作が重くなる原因として「rundll32.exe」がタスクマネージャーで示されていると、「rundll32.exe」はウイルスなのではないか、と不安になる人も少なくないでしょう。
「rundll32.exe」自体はウイルスではありません。「C:\WINDOWS\system32\」と「C:\Windows\SysWOW64\rundll32.exe」に存在しています。
しかし、前述した正規の場所以外のフォルダにある場合、意図的に「rundll32.exe」と同じ名前でのウイルスファイルを仕込んでいる可能性もあるため、ウイルスであるという可能性は皆無ではありません。
もし正規の場所でないところに「rundll32.exe」がある場合、セキュリティソフトなどでその「rundll32.exe」のファイルのスキャンをおこなってください。
CPU使用率が高くて重いときの対処法
正規の場所に「rundll32.exe」があるけれどやはりWindows10のCPU使用率が高く重いと感じる場合、原因となる「rundll32.exe」を利用しているプログラムを特定しましょう。
タスクマネージャーで項目名部分を右クリックして「コマンドライン」の表示をオンにします。
コマンドライン部分に表示される「rundll32.exe」の後ろに表示されているのが原因となるプロセスです。
無効にする方法
Windowsホストプロセスである「rundll32.exe」が原因で動作が重くなる原因は異なるものの、その原因となるプログラムを無効にすることでCPUへの不可を改善することができます。
「rundll32.exe」を利用しているプロセスをコマンドラインから特定し、タスクスケジューラーから無効化するなどする必要があります。
インターネットなどで「rundll32.exe」を利用しているプログラムの名前を検索して、無効にしても問題ないものであれば無効化してCPUの動作を安定化させてください。
最後に
「rundll32.exe」は、Windows10でDLLの中の関数を実行するために必要なプロセスです。正規の場所にあるのであればウイルスではありませんが、そうでない場合はウイルスの可能性もあるため対処をおこなってください。
正規の場所にある「rundll32.exe」が原因で動作が重い場合、原因となるプロセスを無効にしてWindows10が重い状況を改善してください。