HDCPを対応させるには?確認方法や著作権保護エラーが出る時の対処法を解説

HDCP技術が利用されているコンテンツをWindows10で再生するときには、PCを対応させる必要があります。この記事では、HDCPとはどのような技術で、PCが対応しているか確認する方法と、対応させるにはどうしたら良いのか解説します。

HDCPを対応させるには?確認方法や著作権保護エラーが出る時の対処法を解説のイメージ

目次

  1. 1Windows10でHDCPを対応させる方法
  2. HDCPとは
  3. HDCPに対応しているPCか確認する方法
  4. 著作権保護エラーが出る時の対処法
  5. HDCPに対応しているはずなのに著作権エラーが出るときは?

Windows10でHDCPを対応させる方法

Windows10で動画を再生しようとすると、HDCPに対応していないというエラーが表示されて再生できないことがあります。この記事では、HDCPとはどのようなもので、お使いのPCがHDCPに対応しているか確認する方法と、HDCPに対応させる方法を解説します。

HDCPとは

HDCPとはどのようなものなのでしょうか。

不正コピーを防止するための著作権保護技術

HDCP(High-bandwidth Digital Content Protection system)とは、デジタルコンテンツの不正コピーを防止して著作権を保護するための技術です。

デジタルコンテンツはPCで簡単にコピペできてしまうため、海賊版の販売などを防止して著作権者の権利を保護するために、DVDやBlu-ray、動画配信サービスで提供される動画にかけられています。

HDCPに対応しているPCか確認する方法

HDCPに関するエラーはWindows10でよく起こるようです。お使いのWindows10のPCがHDCPに対応しているかを確認する方法を解説します。

HDCPに対応したコンテンツを再生してみる

Windows10でHDCPに対応した動画コンテンツを再生してみると、PCがHDCPに対応しているかどうかを確認できます。再生できれば対応しています。再生できなければ再生できないので対応策が必要です。

専用のチェックツールを使用

Blu-rayの購入前や動画のサブスクサービスの契約前に、PCがHDCPに対応しているか確認したいという場合もあるでしょう。そのような場合には、Windows10がHDCPに対応しているか確認できるツールの利用がおすすめです。HDCPに対応しているか確認できるツールはいくつかありますが、今回は「地デジ相性チェッカー」をおすすめします。

HDCPに対応しているか確認する方法
サポートライブラリ | IODATA アイ・オー・データ機器

上記のリンクからどれか一つを選択してクリックします。

HDCPに対応しているか確認する方法

「使用OS」を選択して「ダウンロード」ボタンをクリックします。

HDCPに対応しているか確認する方法

ダウンロードしたファイルをダブルクリックするとファイルが解凍されてデスクトップにフォルダが作成されます。

HDCPに対応しているか確認する方法

「mtvChecker_a」をダブルクリックして実行します。

HDCPに対応しているか確認する方法

「利用規約に同意する」にチェックを入れて、「同意する」をクリックします。

HDCPに対応しているか確認する方法

Windows10上で動作している他のアプリをすべて閉じてから「判定開始」をクリックします。すると、PCのチェックが始まります。

HDCPに対応しているか確認する方法

チェック結果の表示画面に「グラフィック環境もしくはディスプレイがHDCPに対応していません。」と表示されなければ、お使いのPCはHDCPに対応していることが確認できます。

著作権保護エラーが出る時の対処法

チェックした結果、HDCPに対応していないことがわかった場合には、どのように対処したら良いのでしょうか。Windows10がHDCPに対応していない場合の対処法を解説します。

HDCPに対応しているモニターやディスプレイ/グラフィックボード/HDMIケーブルを使用

HDCPとは、PCの本体からディスプレイに送る信号を暗号化することで、対応していない機種では利用できないようにする技術です。PCで映像を再生するために必要な、ディスプレイ、グラフィックボード、PC本体とディスプレイを接続するためのケーブルのすべてがHDCPに対応している必要があります。

チェックの結果、HDCPに対応していないことがわかったら、ディスプレイ、グラフィックボード、HDMIケーブルのいずれかが対応していない可能性があります。対応しているものへ変更することをおすすめします。

HDCPに対応しているはずなのに著作権エラーが出るときは?

HDCPへの対応状況をチェックした結果、対応しているはずなのに著作権エラーが出てしまうときがあります。この場合の対処方法は次のとおりです。

もう一度HDCPに対応しているか確認

HDCPへの対応状況をもう一度チェックしてみましょう。とくに見落としがちなのがケーブルです。ケーブルの仕様をチェックして、対応していないようなら対応しているものへ変更しましょう。

ドライバーをアップデート

ディスプレイやグラフィックボードのドライバーの最新版への更新が行われていないと、HDCPへ対応できなくなる場合があります。ドライバーをアップデートしてみましょう。

バックグラウンドアプリを終了

バックグラウンドで動作しているアプリが邪魔をしてHDCP対応コンテンツの再生を妨げる場合があります。特に、セキュリティソフトや動画編集ソフト、キャプチャ撮影ツールが原因で再生できないことがあります。

バックグラウンドで動作しているソフトを一旦終了した上で、HDCP対応コンテンツの再生ができるかどうかを確認してみましょう。すべて終了したら再生できた場合には、一つずつ起動して試していき、原因のソフトを突き止めることをおすすめします。

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この記事のライター
YKX
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