2022年10月04日更新
iPhoneの画面がフリーズ(反応しない/固まった)して電源が切れない時の対処法
目次
iPhoneの画面がフリーズ(反応しない/固まった)して電源が切れない時の対処法
iPhoneは大きさは小さいながらパソコンと比較しても遜色ないほどの機能を持つものです。そのため、パソコンと同じように突然フリーズして動かなくなって電源が切れないこともあります。
iPhoneの画面がフリーズ(反応しない/固まった)して電源が切れない!
iPhoneの画面がフリーズして反応しない/固まったという場合は、電源を切る際に利用するサイドボタンを押しても画面上で操作する最後の動作ができないため、電源を切ることもできなくなってしまいます。
突然フリーズ
前述したように、iPhoneは小さなパソコンのようなものなので、突然フリーズしてしまうこともあります。これはiPhone内で何らかの不具合が生じていることが考えられます。
リンゴループして画面がすすまない
また、Appleのロゴマークとロック画面が交互に繰り返し表示される、いわゆるリンゴループになってしまった場合も、iPhoneの電源を正常に切る/オフにすることができないようになってしまいます。
iPhoneの画面がフリーズして電源が切れない原因
では、iPhoneの画面がフリーズして電源が切れない/オフにできない場合、どのような原因が考えられるのかという部分から解説していきます。
OSなどのソフトウエアの不具合
iPhoneはiOSのバージョンが上がった直後などは特にOSなどのソフトウェアの不具合も考えられます。また、iOS以外のソフトウェアに原因があることもあります。
ソフトウェアの方に原因があって画面がフリーズして電源が切れない/オフにできない場合というのは、特に長年利用しているiPhoneを利用していることも少なくありません。
ハードウェア/ディスプレイの故障
iPhoneは最近のものだと落としても画面が割れにくいことも売りになっていますが、かと言って落としても絶対に破損しないかというとそういうわけでもありません。
そもそも、iPhoneのディスプレイと本体の基盤とは配線で繋がれており、それにより画面が映し出されています。
その配線がiPhoneの落下などの衝撃により切れてしまい、それによりディスプレイをタップしても反応せず、フリーズしたように見えることもあります。
ディスプレイが割れていても使えることもありますし、大きく破損しているのであればそれが原因だと分かりやすいです。
しかし画面が割れていない場合でもiPhone内で破損していることもあるため、画面が割れていない=画面を映し出すことができるとは限らないことは覚えておきましょう。
なお、ディスプレイ以外にもハードウェアに影響が及ぶことも少なくありません。
iPhoneを落としてしまった、ということの他にも故意に投げつけたなど大きな衝撃を受けてしまった場合、iPhoneのハードウェアが故障することもあることが主な要因です。
なお、ハードウェアが破損する原因は水没もよくあります。水没すると、内部の基盤など何らかのパーツが損傷し、iPhoneが故障することもあるためです。
水没というと水たまりや池などの水中に落とした場合を想定する人が多いでしょうが、ひどく汗をかいている状態でiPhoneを操作したり、急激な温度変化によりiPhone内が結露したりする状況も水没に該当しますので注意が必要です。
OSのアップデートの問題
それ以外にも、フリーズして電源が切れない場合の原因としてはiPhoneのiOS自体も考えられます。
iPhoneのOSは定期的にアップデートされており、iOS自体のバージョンもほぼ定期的に上がっており、そのiOSが古いバージョンになっているということが原因ということもありえます。
iPhoneのiOSのバージョンが1つ上がる場合は前述したように不具合が起きやすいのが事実ですが、その不具合も修正アップデートでも解消されることが多いです。
逆にアップデートしていないことで電源が切れない不具合が生じたままということもありえますので、実行していないアップデートがある場合はそちらの原因も疑ってみましょう。
バッテリーの劣化
長年iPhoneを利用している場合で過去にバッテリー交換をしていないのであれば、バッテリーの劣化も考えられます。バッテリーが劣化するとフリーズしやすくなりますので、自身のバッテリーが劣化していないかどうか確認してみましょう。
といってもバッテリーの劣化具合は、iPhoneのバッテリーが膨張していれば分かりやすいですが、そうでない場合は判断できないことが多いです。その場合はiPhoneの設定からバッテリーの状態を確認しましょう。
バッテリーの状態はiPhoneの設定アプリで「バッテリー」→「バッテリーの状態」を開き、「最大容量」をチェックしてください。最大容量は新品のバッテリーの場合と比較して、100%まで充電した際に実質的な充電が何%分かを示します。
最大容量が90%と表示された場合、100%充電しても実質的には90%相当までしか充電されていないことを示します。
iPhoneの強制再起動/強制終了方法
では、iPhoneで画面がフリーズしても電源を切れない/オフにできない場合どうするのかというと、iPhoneの強制終了や強制再起動を実行します。
リンゴループに陥っている場合は強制再起動や強制終了とはまた違う方法になりますので、リンゴループ担っている場合の対処法も合わせて解説します。
iPhone 8以降の機種
まずはiPhoneで電源が通常通りオフにできない場合の強制再起動/強制終了の方法の説明をしていきます。
iPhone8以降の機種であるiPhone X、iPhone XS、iPhone XR、iPhone 11、iPhone 12、iPhone 13、及び第2、第3世代のiPhone SEの場合のやり方から説明します。
音量+ボタンを押してすぐ離し、その次に音量-ボタンを押してすぐ離します。その後電源ボタンを長押ししているとAppleのロゴマークが表示されます。その状態で電源ボタンを話せば強制再起動できます。
強制終了で電源をオフにしたい場合はAppleのロゴマークが消えるまで電源ボタンを長押ししたままでいましょう。
iPhone 7シリーズ
iPhone 8以降のもの同様にホームボタンがないiPhone 7シリーズであるiPhone 7やiPhone 7 Plusの場合は強制再起動や強制終了での電源の切り方は異なります。
iPhone 7シリーズの場合は音量-ボタンと電源ボタンをAppleのロゴマークが表示されるまで長押ししてください。Appleのロゴマークが表示されたタイミングで指を離せば強制再起動できます。
表示されたAppleのロゴマークが消えるまで長押しをすることで強制終了して電源を切ることができます。
iPhone 6以前の機種
ホームボタンがあるiPhone6以前やiPhone SEの第一世代のiPhoneを利用している場合はホームボタンを利用して強制再起動/強制終了をおこないます。
やり方ですが、ホームボタンと電源ボタンを同時にAppleのロゴマークが表示されるまで長押ししてください。Appleのロゴマークが表示された時点でボタンから手を離せば強制再起動できます。
表示されたAppleのロゴマークが消えるまで長押ししていれば強制終了で電源をオフにすることができます。
セーフモード/リカバリーモードを使用
リンゴループになっている場合は上記の方法での改善ができないことがほとんどです。そのため、セーフモードもしくはリカバリーモードを活用して、フリーズして電源が切れない状況が改善してみましょう。
セーフモードのやり方は、一度iPhoneの電源を切り、音量+ボタンを押しながら電源ボタン押します。Appleのロゴマーク表示後、ホーム画面が表示されるまで音量+ボタンを長押しすることで可能です。セーフモードの終了は電源ボタン長押しでおこないます。
ただし、セーフモードを利用するとダウンロードしたアプリは全て消えてしまいます。すでにリンゴループになっている場合はどうにもしようがないため、こういうときのためにアプリのデータなどは事前にバックアップを取っておきましょう。
リカバリーモードは、iPhoneのiOSを最新状態にアップデートして不具合の解消を試みるものです。OSの更新ですのでセーフモードよりはデータが消える危険性は少なめです。ただしリカバリーモードはパソコンが必要な方法ですのでその点注意が必要です。
リカバリーモードのやり方ですが、パソコンでiTunesもしくはFinderを起動し、パソコンとiPhoneをUSBケーブル等で接続します。その後iPhoneを強制再起動後、「復元と更新」をタップすることでできます。
それでもだめな場合は修理
リンゴループが上記に対処法をとっても改善しなかったり、リンゴループになっていなくても画面がフリーズして反応しない/固まったままという場合はそれ以上自身で電源を切ろうとするのは難しいため、修理に出すことも検討しましょう。
Appleの修理サービスを利用してみてもいいですし、民間の修理業者を利用してみてもいいですので、そのあたりをどうするかは料金や修理に必要な時間なども含め判断して決めてみてください。
最後に
iPhoneがフリーズして画面が反応しない/固まったという場合は、スワイプしての電源操作ができないため強制再起動や強制終了で電源を切ります。やり方はここで説明したとおりですので、参考となれば幸いです。