Windows10のマイクブーストで音量/感度を上げる方法!設定がないときの対処法も

Windows 10搭載のパソコンで音声通話をする際、パソコンのマイクの声が小さくて聞こえない、音が割れて聞きづらいということはないでしょうか。マイクブーストで問題を修正できます。Windows 10のマイクブーストで音量と感度を上げる方法を紹介します。

Windows10のマイクブーストで音量/感度を上げる方法!設定がないときの対処法ものイメージ

目次

  1. 1Windows10のマイクブーストで音量/感度を上げる方法
  2. Windows10のマイクブーストとは?
  3. Windows10のマイクブーストの設定方法
  4. マイクブーストの設定がないときの対処法
  5. 2Windows10のマイクブーストで音量/感度を上げてみよう!

Windows10のマイクブーストで音量/感度を上げる方法

SkypeやZoomなどで音声通話やビデオ通話をする機会が多くなりましたが、音声通話をしていて通話相手からマイクの声が小さいといわれたり、マイクの音量を上げたら音が割れて聞きにくいといわれたりしたことはないでしょうか。

あるいはWindows 10搭載のパソコンにマイクを接続し、自分の声を録音しようとしたらマイクの音量に問題があり、上手く録音できなかったことはないでしょうか。これら2つの異なるケースで問題なのはマイクそのものではありません。

マイクが故障していることが問題なのではなく、マイクの感度が正しく設定されていないことが問題です。Windows 10搭載のパソコンには、マイクの入力感度を調整する機能が付いています。マイクブーストと呼ばれる機能です。

Windows10のマイクブーストとは?

マイクを適度な音量に設定する面で大切なことは、音量と感度の関係を理解することです。通常マイクに入った音は電気信号に変換され、その後オーディオインターフェイスで増幅され、パソコンなどのデバイスに送られます。

パソコンにはオーディオインターフェイスが付いていないので、変換された電気信号を増幅して音量を上げることはできません。しかしパソコンにはオーディオインターフェイスのように、変換された電気信号を増幅する機能が付いています。それがマイクブーストです。

マイクの入力感度を増幅する機能

Windows 10搭載のパソコンにあるマイクブーストとは、パソコンに内蔵されているマイク、またはパソコンに接続されている外付けマイクの入力感度を増幅する機能のことです。

マイクの感度とは、マイクが音を電気信号に変換する際の度合いのことをいいますが、マイクの感度を上げると大きな音に変換できます。同じ音を収録する際、マイクの感度が高い方が大きな音として収録できます。

マイクの感度は一定の音の大きさを受けたとき、どれだけの電気的な信号を出力するかで表示します。一定の音の大きさは「大気圧の変動の大きさ」で表します

具体的には1パスカルの気圧変動で得られる電気的な信号の大きさ1Vを基準とし、デシベル(dB)で表します。Windows 10のマイクブーストは+10db~30dbの変換幅があります

パソコンのマイクで録音する際に感度が悪い/声が小さいなら設定してみる

マイクの音量や音質が最も重要なのは、マイクを使って自分の声を録音するときです。音声通話とは違い、レコーダーで録音をすると、音量の小ささや音の割れなどが録音コンテンツに残ってしまうため、誰かに聞かせることができなくなります。

Windows 10のマイクブーストを使ってマイクの感度を上げれば、音の割れを起こすことなく音量を上げられるので、パソコンのマイクで録音するのに最適です。

録音時の音量を上げることが可能だが周りの音も拾いノイズが多くなるので注意

Windows 10のマイクブーストは、マイクの感度を上げて音量をアップさせる便利な機能ですが、使用に関して注意すべきことがあります。

マイクブーストを調整して音量を上げると、パソコン周辺の音をより多く拾ってしまうため、ノイズやハウリングの問題が起きやすくなります。それでWindows 10のマイクブーストを使うときは、ノイズやハウリングが起きない程度に調整しましょう。

どこにある?

Windows 10のマイクブーストがどこにあるか、ということですが、Windows 10の「コントロールパネル」の中の「サウンド」にアクセスすれば見つけられます。この記事の中で設定方法を説明するので、マイクブーストがどこにあるかがすぐに分かるはずです。

Windows10のマイクブーストの設定方法

ここまで、音量と感度の関係性やマイクブースト機能の基本情報について紹介しました。ここからはマイクブーストの設定方法を紹介します。マイクブーストを表示させる方法は2つあるので、順番に操作方法を紹介していきます。

デスクトップ画面右下にあるスピーカーアイコンをクリック

右下にあるスピーカーアイコンをクリック

マイクブーストを表示させる最初の方法は、「サウンド」アイコンから表示させる方法です。Windowsのデスクトップ画面の右下にメニューアイコンが表示されていますが、その中に「メガホン」で表示された「サウンド」アイコンがあるので選択し右クリックしましょう。

メニューの「サウンド」から設定

スピーカーアイコンをクリック

プルダウンメニューが表示されるので、表示されている項目の中から「サウンド」を選択しクリックしてください。

Windows10のマイクブーストの設定方法

「コントロールパネル」の「サウンド」画面が立ち上がります。画面の上メニューの中にある「録音」を選択しクリックしましょう。パソコンに内蔵されているマイク、あるいはパソコンに接続されている外付けマイクが表示されているので選択し右クリックしてください。

プルダウンメニューが表示されるので、「プロパティ」を選択しクリックしましょう。

Windows10のマイクブーストの設定方法

選択したマイクのメニュー画面が立ち上がるので、画面の上メニューの中にある「レベル」を選択しクリックします。「マイクブースト」が表示されるので、レバーを移動させて調整しましょう。

Windows10のマイクブーストの設定方法

マイクブーストを表示させるもう1つの方法は、「コントロールパネル」からマイクブーストを表示させる方法です。デスクトップ画面に「サウンド」アイコンが表示されない場合があるので、覚えておくと便利です。

デスクトップ画面の左下にある「スタート」ボタンをクリックするとメニューが表示されるので、「Windows システムツール」を選択しクリックしましょう。隠れメニューが表示されるので、「コントロールパネル」を選択しクリックしてください。

Windows10のマイクブーストの設定方法

「コントロールパネル」が立ち上がるので、メニューの中にある「ハードウェアとサウンド」を選択しクリックしましょう。

Windows10のマイクブーストの設定方法

「ハードウェアとサウンド」画面が立ち上がったら、メニューの中にある「サウンド」を選択しクリックします。

Windows10のマイクブーストの設定方法

「コントロールパネル」の「サウンド」画面が立ち上がるので、あとは先ほど説明した手順でマイクブーストを表示させ調整してください。

マイクブーストの設定がないときの対処法

Windows 10のマイクブーストがどこにあるのか、またマイクブーストの調整方法などについて、ここまで紹介しましたが、紹介した方法でマイクブーストを調整できなかった場合の対処法を6つ紹介します。

パソコンを再起動

パソコンを再起動

マイクブーストで音量が調整できない原因は、Windows 10に一時的な不具合やエラーが起きているためかもしれません。デバイスを再起動すれば不具合やエラーは改善されるので、その後もう一度マイクブーストを開いて確認してください。

「スタートボタン」→「電源」→「再起動」と進み再起動を行ってみましょう。

マイクを再接続

外付けのマイクを使っている場合によく起こる問題ですが、パソコンがマイクを認識できずどこにあるのか分からないため、マイクブーストが表示されない場合があります。

外付けマイクを外しもう一度接続して、パソコンがマイクがどこにあるかを認識できるかどうかを確認してください。その後マイクブーストが表示できるかどうか確認しましょう。

マイクを接続するポートを変更

外付けマイクをパソコンに接続しても、どこにマイクがあるのかをパソコンが認識できない原因は、接続しているポートに問題があるからかもしれません。ポートを変えてマイクを接続してみましょう。その後マイクブーストを表示できるか確認してください。

マイクのデバイスドライバーを再インストール

マイクのデバイスドライバーを再インストール

マイクブーストで音量を調整できない原因は、マイクのデバイスドライバーに何らかの問題が起きているからかもしれないので、一度デバイスドライバーをアンインストールし、その後再インストールしてみましょう。操作方法を説明します。

デスクトップ画面にある「スタート」ボタンを右クリックするとメニューが表示されるので、「デバイスマネージャー」を選択しクリックしましょう。

マイクのデバイスドライバーを再インストール

「デバイスマネージャー」が立ち上がったら、「オーディオの入力および出力」を探し右クリックしてください。

マイクのデバイスドライバーを再インストール

プルダウンメニューが表示されるので「デバイスのアンインストール」を選択しクリックしましょう。

マイクのデバイスドライバーを再インストール

確認ポップアップが表示されるので「アンインストール」をクリックしましょう。この後パソコンを再起動すれば、マイクのデバイスドライバーは自動的に再インストールされます。

トラブルシューティングを実行

トラブルシューティングを実行

マイクのデバイスドライバーに問題がある場合、Windows 10には問題を修正するための「トラブルシューティング」機能があるので起動し、問題を修正できるか確認しましょう。デスクトップ画面の右下にある「サウンド」アイコンを右クリックしましょう。

プルダウンメニューが表示されるので「サウンドの設定を開く」を選択しクリックします。

トラブルシューティングを実行

Windowsの設定画面にある「サウンド」が立ち上がるので、「入力」の下に表示されている「トラブルシューティング」をクリックしましょう。

トラブルシューティングを実行

「トラブルシューティングを行うデバイスを指定してください」という画面が立ち上がるので、マイクブーストで調整できないマイクを選択し「次へ」をクリックしましょう。これで「トラブルシューティング」が起動します。

Windows10を最新にアップデート

Windows10を最新にアップデート

マイクブーストで音量を調整できない原因は、Windows 10が最新の状態にアップデートされていないからかもしれないので、アップデートを確認しWindows 10を更新してください「スタート」ボタンをクリックするとメニューが表示されるので「設定」をクリックしましょう。

Windows10を最新にアップデート

Windows 10の設定画面が表示されるので、「更新とセキュリティ」を選択しクリックしてください。

Windows10を最新にアップデート

Windows 10のアップデートプログラムがあるようならこの画面に表示されるので、「ダウンロードしてインストール」をクリックし、Windows 10の更新を行いましょう。

Windows10のマイクブーストで音量/感度を上げてみよう!

Windows 10搭載のパソコンにあるマイクブーストで感度を調整すれば、録音の際に音量を上げることができます。

マイクブーストがどこにあるか分からないなら、「コントロールパネル」の「サウンド」を確認してください。マイクブーストを使って音量を上げ音声の録音を行ってみましょう。

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この記事のライター
Fijijapan
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