2018年12月12日更新
空リプ(エアリプ)とは?意味ややり方を詳しく解説!
Twitterを利用していて空リプ(エアリプ)という単語を聞いたことがある人もいらっしゃるかと思います。聞いたことがない方にとってはよく分からない用語でもあるでしょう。今回は空リプ(エアリプ)の意味ややり方、その長所短所などについて説明していきます。
目次
空リプ(エアリプ)とは?
Twitterには様々な用語がありますが、利用しなくても問題ないようなTwitter用語(使い方)もあります。実際、利用していないとその用語を聞いても?マークしか出てこない、ということも多いですからね。
それが空リプ(エアリプ)です。まず最初に、空リプ(エアリプ)とは何か分からないという方のために、空リプ(エアリプ)の意味の説明から入りましょう。
通常のリプライとは
通常のリプライとは、@マークをつけて送る返信を意味します。上記の画像がそのリプライです。
自分もしくは他人のツイートに対して返信するものが基本的には「リプライ」です。
自分のツイートに対して行われるもの(追加ツイートのようなもの)はツリーとも表記されますが、これに関しての詳細は割愛します。
空リプ(エアリプ)の意味
空リプ(エアリプ)とは『空中リプライ』を意味します。空中を意味するAir(エアー)と組み合わせて読むTwitter用語であり略称です。
そして、空リプ(エアリプ)とは、@マークのつかないリプライを意味するものでもあります。
通常、リプライというのは上記画像のようなものを指します。リプライなのに@マークがつかないとはどういうことか、と思う方もいると思いますので、その意味についても説明しましょう。
上記画像は例示画像になります。「SNS風メモ帳(iPhoneアプリ(App Store)、Androidアプリ(Google Play))」で作成した疑似的なTwitter画面ですので、本来の画面とは異なっているので、そこはご了承ください。
今後の例示画像も、Twitter画面で行うには少々無理があるため、上記のアプリで作成したものを使用させていただきます。大切なことですので何度も言いますが、あくまでイメージだと思ってください。
空リプ(エアリプ)のやり方
やり方は存外簡単です。普通のツイートとしてリプライで送る感じにツイートするだけです。
上記の画像のように、分かりやすくその人の名前を出しても構いません。
逆に、上記画像のように、その人と断定しない形で、しかしその人と分かるような言葉を盛り込んで仄めかすことによりツイートすることも空リプ(エアリプ)にあたります。
このやり方は誰と特定できないため、個人複数人問わず利用できるやり方でもあります。
また、あえて普通にリプライで送らず空リプ(エアリプ)で送る場合に、ツイートの中に(えあ)などと記載して、あえて空リプ(エアリプ)だということを指し示す場合もあります。
空リプ(エアリプ)だと一目で分かるものではありますが、ちょっとしたお茶目心でこのやり方を使う人もいるようです。
空リプ(エアリプ)が使われる場面
では、一体空リプ(エアリプ)とはどのような場面で利用されるのでしょうか。いろいろな用途がありますが、それぞれメリットデメリットがありますのでそれに関してもやり方と並行して説明していきましょう。
身近な人に使う
ここでいう身近な人とは、Twitterを利用している複数の友人などを指します。この場合はどちらかというとLINEのグループトークのような感じで利用する、という状況を想像してもらえれば分かりやすいかと思います。
下記画像がその例だと思ってください。
複数の人相手に空リプ(エアリプ)で呼びかける形になります。こんな状況はないことを祈りたいですが、ありえないこともないでしょう。
一つ注意しなければならないのは、これに対して空リプ(エアリプ)で返信した場合です。
1対1のエアリプであればまだ影響は少ないのでいいかもしれませんが、それが複数人続くと、すべての人をフォローしている関係者でない人たちにとっては、ただタイムラインが流れていくだけという迷惑極まりないことにもなりかねません。
特に複数人に絡みそうな空リプ(エアリプ)には普通にリプを返す方が無難かもしれません
好きな人に使う
ここでいう好きな人、というのが現実に好きな人(恋愛友情問いません)でも、フォロワーさんで好き(こちらも恋愛友情問いません)でも問題ありません。
直接「○○さああああん!」みたいなことをつぶやいて呼びかけるのでも構いませんし、「○○さんの作品本当に好き」といったようなことを送ることもできます。
リプライで送れない恋愛・友情・感動などといった感情を表現するために空リプ(エアリプ)を利用する人もいます。もはやSNSというよりトークに近いですが、そもそも空リプ(エアリプ)はそういった側面があるものですので、それに関しては突っ込みません。
それこそ好きな人に対する遠回しな恋愛的な意味での告白(通じるかどうかは本人次第ですが)に利用することもあるかもしれませんね。実際そんな恋愛の仕方があるかどうかはわかりませんが、使い方は人それぞれ、あり得ないわけではありません。
それこそ、お付き合いしている方々が互いにフォローしあって恋愛方面でTwitterを使えばそういうこともあるやもしれませんしね。
恋愛表現であれ友情表現であれ、相手に気づかれなければただの感想で終わってしまう場合もありますし、その相手が気付いてくれればまた違う結果が待っているでしょう。
ただし、それが恋愛的なものか友情的なものかは横に置くとしても、基本的にこういったものは先ほども言った通り、普通の感想として終わってしまう場合が多いです。気づかれてリプライを送られれば幸せでしょうし、ふぁぼられても幸せでしょう。
頻度にもよるでしょうが、相手に気づかれにくいリプライという点がデメリットでありメリットでもあるかもしれないですね。
悪口を言うために使う
ここまでは好意的な利用方法でしたが、空リプ(エアリプ)を悪意ある使い方をする人ももちろんいます。
実は、空リプ(エアリプ)の利用方法として多いのがこの悪口なようです。
例えば、誰かが「長年片思いしてた恋愛成就した! 彼氏ができてハッピー」みたいなツイートをしたとしましょう。
それに対し、「恋愛自慢乙」だとか「自分の恋愛が成就したからってわざわざ言う人なんなの?」だとか「Twitterで恋愛自慢するやつウザい」といったようなことを空リプ(エアリプ)するわけですね。
別にTwitterで何をつぶやこうと個人の勝手なのですから、他人にどうこういわれる筋合いはないのです。しかし、そうやって攻撃してくる人もいるのも事実。そこは人それぞれのTwitterのやり方によりますので平行線になる、ということなのでしょうね。
その人の心理がどうであれ、悪口は悪口です。もちろん、本人が気付かなければそれで終わりですし、それと直接表現していない以上、先方も反論できませんよね。
ただし、これは自分にメリットがある場合がある反面、デメリットも大きいです。
そのツイートは、もちろんほかのフォロワーの人の目につくことになります。つまり、その人のことを言っているわけではないのに疑心暗鬼を生じて、自分のことを言われているかもしれない、と不安になる可能性もあります。
また、その人のことを空リプ(エアリプ)でいっているわけではないと分かっていても、見ている人に不快感を覚えさせることももちろんあるわけです。
フォローを解除されたり、最悪ブロックされることも覚悟しておきましょう。
空リプ(エアリプ)で悪口を言う人の心理
では、空リプ(エアリプ)で悪口を言う人は、どのような心理をもって悪口をツイートするのでしょうか?
反論されるのが怖い
悪口といっても、その幅は広いですよね。ネガティブなツイートも悪口ととられる場合があります。自分の意見を述べたつもりが悪口に聞こえる、という場合もあるでしょう。
その人のツイートに対して自分の考えを述べてみたいけど、普通にリプライを送って反論されるのが怖い、という場合です。そう言った心理があって空リプ(エアリプ)を利用する人が多いですね。
「別にネガティブなことを言う必要はないのでは」という、話が通じる界隈と通じない界隈があります。
いわゆる解釈違いだとか同担拒否だとか、そういうものを聞くような界隈では、相容れない場合があるわけです(どんな界隈か分からない方はそのまま知らずにいた方がいいかもしれません)。
こればかりはどちらかが譲歩するしかないのですが、まあ無理なわけですね。どちらも自分の意見というものがあり、それは決して交わることはないのですから。それを指摘すれば「悪口」となる場合があるのです。
空リプ(エアリプ)で送れば、仮に相手の逆鱗に触れたとしても、「あなたに言ったものではありません」とスルーすることもできるわけです。
逃げ場を作る、という心理――つまり、相手に反論されるのが怖い、相手から反論されても逃げ場があるために「悪口」に利用することができる、という心理が働くということですね。
無視や否定が怖い
上記の延長線上にもなるかもしれませんが、これはリプライを送った場合の反応への恐怖を避けるという心理から行うものだと考えられるでしょう。
無視される、というのは何を、ということになりますが、この場合は「リプライを」です。では否定とは、となりますが、先ほどの反論に近いですが、「自分とは違うという意見を示されること」になります。
上記のような状況、別に人それぞれ好き嫌いはあるんだからいいじゃない、となるわけですよね、普通は。
先ほど挙げたような解釈違いやら同担拒否やらというものが跋扈する界隈だと、リプライを無視されるということはつらい、と考える人も多く、ましてやそれが自分の発言故となると不安になる人も多いです。
また、自分の意見を否定されることを好まない人も多いのが事実です。それを避けようとする心理が空リプ(エアリプ)という行動に走らせるのでしょう。
誰かの発言に対して何か返信したいと考えても、その場合のことを考えて「相手にリプライを送るのは気が引けるから、空リプ(エアリプ)でしておこう」と結論付ける人もいるということですね。
仮に無視されたとしても、空リプ(エアリプ)だからと諦めをつけることもできます。自分が送ったリプライを無視されるのは嫌ですが、リプライは基本的に通知が行くために気づくでしょう。そんな感じの心理が働いてしまうのです。
逆を言えば、ツイートに対してリプライを送っているわけではないのですから、相手に通知はいかず、タイムラインを追い切れていない限り気づかないというのももちろんあるわけですね。
リプライが欲しいけどリプライが怖い、という矛盾した心理ということにもなりますが、そういうか岩井もあるんだと思っていただければと思います。
周囲に賛同してほしい
人間というのは賛同を得られれば安心しますよね。そのために空リプ(エアリプ)を利用しようと考える心理もまたあるのです。
リプライは、そのユーザーをフォローしている人にしか見えません。例えば自分がA、Aをフォローしている人がBとC、BはAと相互フォロー中だとして、Bのツイートにリプライを送った場合、CにはBのツイートはおろか、Aのリプライも見えません。
しかし、AがBのツイートへの返信を空リプ(エアリプ)で行った場合、Cにもそれは見えるわけです。
そこでCがAに賛同するツイートをリプライなり空リプ(エアリプ)なりで送信すれば、賛同を得られたことになりますよね。
さらにAがそのCのツイートをリツイートしたりすれば、それはBにも見えるわけです。
賛同が広まれば、それだけBは肩身が狭くなりますよね。そして賛同が多ければ多いほど、人というのは安心するものです。それで優越感に浸ったりという方もいるでしょう。
もちろんそんな方ばかりではないでしょうが、リプライよりも賛同を得やすいというのは事実です。そのため賛同を得たいという心理が働いて空リプ(エアリプ)を送るという人がいるのかもしれません。
空リプ(エアリプ)で悪口を言われた時の対処法
では、空リプ(エアリプ)で悪口を言われた場合はどのように対応すればいいのでしょうか?
もし空リプ(エアリプ)で悪口を言われた場合、基本的にはスルー対応をとるのが一番です。
なぜ「スルー対応」なのか、と疑問に思う人もいるでしょう。自分に対して送られているだろうそのツイートに対応して何かいけないことがあるのか、と考える人もいると思います。
これまでに悪口を言う人の心理を説明してきましたが、いずれも一言でまとめるとすれば「面と向かって言えないから選択したのが空リプ(エアリプ)」なわけです。逃げ道を確保してツイートする分、それだけ「怖い」という感情が先行しているわけですね。
また、中には人の対応(反応)を見て楽しみたいという人もいるわけです。前者であればその人の思惑から外れることになり、後者であれば予想通りの対応になるわけですね。
とはいえ、どちらにしても共通項なのは「空リプ(エアリプ)での悪口に対応すると面倒なことになる」その一点です。
そんな相手への対応に時間を割くだけ無駄だと思ってください。見てしまうと対応したくなる、という方もいると思いますが、そういう場合は対応しなくていい状況――つまり見ないようにしましょう。
見たくなければフォローを外すなりミュートするなりブロックするなりで対応することができるのですから、Twitterの機能を存分に利用してください。
また、空リプ(エアリプ)をした人のツイートはそのフォロワーさんに伝わります。
明らかに悪口と分からないような「自分の意見」であればまた別かもしれないですが、誰かを貶めてつぶやくような悪口は相手にしていると同レベルだと取られる可能性とて否めません。対応の仕方一つで周りに伝わる印象も変わるということですね。
なので、空リプ(エアリプ)で悪口をいう相手への対応は「無視を決め込む」ことが一番です。
空リプ(エアリプ)でトラブルに遭わないための対策
普通にツイートしている分には問題ないでしょうが、空リプ(エアリプ)は空リプ(エアリプ)を呼びます。もちろんそういう場合ばかりではありませんが、その場合が多いのが事実です。
また、誰とは特定できないツイートがたまたま空リプ(エアリプ)だった場合というのもあります。わざとやっていたとしても、疑心暗鬼を引き起こしたり、それが原因でトラブルになったりということがあり得るのが空リプ(エアリプ)です。
トラブルを避けたいという場合は、ツイートを送信する前に、それが空リプ(エアリプ)になっていないか、仮になっているのであれば誤解を与えないか、失礼なことを言っていないかなど確認しましょう。
もちろん、空リプ(エアリプ)になっているならツイート内容を変更する、そのツイートを送信しない、という選択肢もあるわけですが、そのあたりは個人の最小に任せるとしましょう。
空リプ(エアリプ)への返信の仕方
とはいえ、好意的な空リプ(エアリプ)には返信したいですよね。友人や恋人などからのさりげない空リプ(エアリプ)だとなおさらでしょう。
では、空リプ(エアリプ)への返信のやり方について説明していきましょう。
空リプ(エアリプ)で返す
自分のツイートに対しての空リプ(エアリプ)だった場合、空リプ(エアリプ)で返信してしまうかもしれませんね。別にそれをしてはいけない、というわけではありません。
タイムライン上で空リプ(エアリプ)合戦という流れになることもしばしばあります。
ただし、これに関して注意しなければならないのは、関係のないフォロワーまで巻き込む可能性がある、ということです。
巻き込む、というのはその会話に、という意味ではありません。空リプ(エアリプ)は、ツイートしたその人をフォローしている人全員のタイムラインに表示されます。
つまり、下手をすればフォロワーのタイムラインを荒らすことにもなりかねません。たくさんの相互さん同士で会話する場合には便利かもしれないですが、周りの迷惑になる可能性も鑑みてこの返信のやり方を選択してください。
引用リツイートで返す
リプライの部類に入らないですが、ツイートにコメントするという意味合いでは似ていることもあり、引用リツイートをリプライ代わりに利用することもあります。
ただし、これも空リプ(エアリプ)同様、ほかのフォロワーの目にも就きます。引用リツイートがある分どんな話題に対してのものかがわかりはしますが、タイムラインの流れを早くするということに変わりありません。
会話しているそれぞれのアカウントと相互であっても迷惑がかかる可能性があるのは事実です。空リプ(エアリプ)で返信する場合と同じように、周りへの影響も考えて利用してください。
リプライで返す
空リプ(エアリプ)に普通にリプライで返信するやり方ももちろん構いません。むしろ、周りの人に迷惑がかからない分、推奨はこちら、といってもいいかもしれません。
自分のツイートに対しての空リプ(エアリプ)だった場合も、どこかで流れを断ち切った方がいいですので、リプライでの返信のやり方を選択するのは十分にあり、ということになりますね。
いかがでしたでしょうか? 少なくとも、空リプ(エアリプ)で悪口を言うことは推奨いたしません。また、悪口でない場合であっても周りのフォロワーさんに迷惑をかける場合があります。
それらを考慮したうえで、空リプ(エアリプ)を使っていってください。
願わくば皆さんがTwitterを楽しく気持ちよく利用できんことを。