2019年02月02日更新
macOS(Mac OS X)のバージョンを確認する方法
皆さんはMac OS Xのバージョンを確認したことはあるでしょうか?アプリが対応しているOSかどうか知りたい時などにMac OS Xのバージョンを確認することが多いので、Macの画面やターミナルからMac OS Xのバージョンを確認する方法を紹介します。
目次
- 1【Mac】macOS(Mac OS X)のバージョンを確認するのはどんな時?
- ・ソフトウェアの互換性やハードウェアを交換する時
- ・アプリの対応OSに合致しているか調べたい時
- ・今のOSバージョンが最新版か確認したい時
- 2【Mac】macOS(Mac OS X)のバージョンを画面から確認する方法
- ・画面左上のメニューバーのりんごのアイコンをクリック
- ・Appleメニュー内の「このMacについて」を選択
- 3【Mac】macOS(Mac OS X)のバージョンをターミナルから確認する方法~sw_vers~
- ・Finderをクリックして左側のアプリケーションをクリック
- ・コマンド:「sw_vers」を入力
- ・表示された「DESCRIPTION」内にOSバージョンが記載されている
- 4【Mac】macOS(Mac OS X)のバージョンをターミナルから確認する方法~SystemVersion.plist~
- ・Finderをクリック
- ・ターミナルに「cat /System/Library/CoreServices/SystemVersion.plist」と入力
- ・OSのバージョンが表示される
- ・まとめ
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【Mac】macOS(Mac OS X)のバージョンを確認するのはどんな時?
Mac OS X のバージョンを確認する方法を解説する前にここでは、確認する時はどのような場合なのか?というところに焦点を当てて紹介していきます。
下記では3つの場合に分けて紹介していきます。まず始めに紹介する内容は、ソフトウェアの互換性やハードウェアを交換する場合に確認する時についてです。
ソフトウェアの互換性やハードウェアを交換する時
Mac OSは毎年新たな商品を発表しますので、その度にソフトウェアやハードウェアがその新製品に対応しているかどうか確認する必要があります。
その際に、Mac OS Xのバージョンを確認するのです。
ここで、ソフトウェアの互換性について説明します。まず、「互換性」とは、ハードウェアやソフトウェアが、仕様の異なるものに置き換えられた状態でも、元通りの動作をするという状態のことです。
なお、そのような動作ができるものを「互換性がある」などと言い換えることができます。例えば、ディスプレイを他社製品に買い替えてパソコンに接続した場合を仮定します。
その時、ディスプレイを使用することができるのならば、そのディスプレイは以前使用していたディスプレイと互換性があるということです。
また、あるソフトウェアで作成したデータファイルを別のソフトウェアでも読み取ることができるとき、それらはデータ互換性があるという言い表すことができます。
例として、Microsoft Office Excelは、WindowsでもMacintoshでもほぼ同様に操作が可能であるので、互換性があると言えます。
また、ソフトウェア開発において、互換性が重要とされる理由は、ソフトウェアは何もない世界で開発するのではないからです。
ほとんどの場合、ハードウェアやオペレーションシステムに依存したり、他のソフトウェアやデータベースなどに依存したりします。
よって、ソフトウェアのバージョンアップ後の下位製品との互換性の問題は、ソフトウェアの品質と直結することが多いので、品質を高めるためには必要とされることなのです。
アプリの対応OSに合致しているか調べたい時
二つ目はMac OS Xのバージョンが、現在使用しているアプリに対応しているバージョンであるかどうか知りたい場合に、Mac OS Xのバージョンを確認する必要があります。
今のOSバージョンが最新版か確認したい時
三つ目は単純に今使用している、Mac OS Xのバージョンが最新版の状態であるか知りたい場合です。
【Mac】macOS(Mac OS X)のバージョンを画面から確認する方法
さて、ここからは本題である、Mac OS Xのバージョンを確認する方法について紹介していきます。確認する方法も3つに分けて紹介していきます。
まず最初に紹介する方法は、Macのパソコン画面から確認する方法です。
画面左上のメニューバーのりんごのアイコンをクリック
Macの画面の左上にある Appleのマークをクリックするとメニューバーに「このMacについて」という項目があるので、それを選択してください。なお、「このMacについて」はメニューバーの一番上にあります。
このMacについてをクリックすると、Mac OS の名前 (macOS Mojave など) に続いてバージョン番号が表示されます。
ビルド(複数のソースコードを組み合わせてコンパイルすること)を調べる必要があるのならば、バージョンをクリックです。
Appleメニュー内の「このMacについて」を選択
上記にも記述してありますが、りんごマークをクリックして、メニューバーの「この Mac について」をクリックすると上の画像が表示されます。
私のMac OS XのバージョンはmacOS High Sierraで、バージョン10.13.4でした。
また、「このMacについて」をクリックすることにより、Macのディスプレイ、ストレージ、サポート、サービスの確認ができます。
メニューバーの一番上にある「このMacについて」の他にアップルのマークをクリックすると、システム環境設定や最近使った項目など他にもさまざまな設定ができるようなメニューバーがあります。
【Mac】macOS(Mac OS X)のバージョンをターミナルから確認する方法~sw_vers~
二つ目はメニューバーの一番上にある「このMacについて」をクリックして確認する方法ではなく、ターミナルにコマンド(sw_vers)を入力して確認する方法です。ちなみに、sw_versはsoftware versionの略です。
Finderをクリックして左側のアプリケーションをクリック
上の画像のようにアプリケーションをクリックして、ユーティリティをクリックしてターミナルをクリックです。
そもそもターミナルとは、コマンドと呼ばれる命令文を用いることによって、Macの操作や設定をおこなうためのツールのことを指します。
通常利用する必要はないですが、難しい設定をする場合やMacのバージョンを確認する場合、Macでプログラミングをおこなう場合には利用する必要があります。
コマンド:「sw_vers」を入力
ターミナルをクリックすると上の画像のように、ローマ字が書かれたページが表示されます。そのローマ字の続きにコマンドである「sw_vers」を入力してください。
そうすると、上の画像をみても分かるようにMac OS Xのバージョンが表示されています 。
コマンドの種類はたくさんありますが、Mac OS Xのバージョンを確認する際のコマンドは決まっていて今回紹介している「sw_vers」と下記で紹介している「cat /System/Library/CoreServices/SystemVersion.plist」です。
表示された「DESCRIPTION」内にOSバージョンが記載されている
上の画像を見ると分かるように、「DESCRIPTION」内にMac OS Xのバージョンが表示されています。
【Mac】macOS(Mac OS X)のバージョンをターミナルから確認する方法~SystemVersion.plist~
最後に紹介するMac OS Xのバージョンを確認する方法はターミナルを使用して、ターミナルに「cat /System/Library/CoreServices/SystemVersion.plist」と入力することにより、Mac OS Xのバージョンを表示させる方法です。
Finderをクリック
コマンドを入力するには、ターミナルを開かなければいきません。したがって、まずFinderをクリックしてアプリケーションをクリックし、ユーティリティをクリックしてください。
そうすると左下にターミナルのアイコンが表示されています。
ターミナルに「cat /System/Library/CoreServices/SystemVersion.plist」と入力
先ほど同じように、アプリケーションをクリックして、ユーティリティをクリックし、ターミナルに「cat /System/Library/CoreServices/SystemVersion.plist」と入力してください。
OSのバージョンが表示される
上記の黄色い文字(コマンド)を入力することで、Mac OS Xのバージョンが表示されます。
他のコマンドを使用してMac OS Xのバージョンを確認する方法
上記では、ターミナルに「sw_vers」と「cat /System/Library/CoreServices/SystemVersion.plist」のコマンドを入力することで、Mac OS Xのバージョンを確認する方法についての紹介でした。
ここでは、そのほかのコマンド「system_profiler」からバージョンを確認する方法について紹介していきます。
コマンド「system_profiler」の出力は非常に長いので、一旦「ver.txt」ファイルという特定の場所に出力結果をしまい込んでおきます。
そして、テキストエディタで「ver.txt」を開いて、「OS X アップデート」という項目の「Version」からMacのバージョンを確認することができます。
補足
ここでMac OSのバージョンについての紹介のついでにMac OSのアップグレードについて簡単に解説します。
ここで紹介するMac OS Mojaveとは、Macを最も使用しているパワーユーザーのみなさんからインスピレーションを得た新機能の数々を誰もが使いやすい機能としてアップグレードされたMac OSです。
例えば、ダークモードとは作業にもっと集中できるようにし、スタックを使えばファイルが自動的に整理されます。さらに、多くの種類のスクリーンショットを手間がかかることなく、撮ることができます。
新たに3つの便利な内蔵アプリケーションも加わり、Mac App Storeも新しく進化して、さらに多くのアプリケーションが一段と見つけやすくなるのです。
今回のアップグレードの魅力の一つをあげるのならば、このアップグレードが無料で簡単なことです。
まとめ
今回の記事の本題は、Mac OS Xのバージョンを確認する方法でした。いきなり方法を紹介するのではなく、Mac OS Xのバージョンを確認する場合はどのような時であるかまず紹介しました。
本記事では、ソフトウェアの互換性やハードウェアを交換するタイミングやアプリが対応しているMac OSであるかどうか確認したい時、現段階でのMac OSのバージョンが最新版か確認したい時を例に出しました。
Mac OS Xのバージョンを確認する方法では、大きく分けて「画面」、「ターミナル」から確認する方法をスクリーンショット用いながら紹介しました。