【Firefox】リフレッシュする方法と間違った時の復元方法
Firefoxのリフレッシュ機能とは、今まで保存したパスワードやブックマークなどの情報を保ちながら、Firefoxを初期状態に復元する機能です。今回はそんなFirefoxのリフレッシュ機能の使い方や、誤って操作してしまった時の復元方法について解説していきます。
目次
- 1Firefoxのリフレッシュとは
- 2Firefoxのリフレッシュ・初期化・復元の方法
- ・①~リフレッシュ・初期化~対応ボタンを押す
- ・②~リフレッシュ・初期化~設定ファイルを削除する
- ・③~復元~自動バックアップデータを使う
- ・バックアップなしでリフレッシュした場合の復元方法
- ・便利な復元ソフト「FonePawデータ復元」とは
- 3Firefoxのリフレッシュで消える要注意項目
- ・拡張機能(アドオン)
- ・各種オプション
- ・リフレッシュ後はインストールと再設定を
- 4Firefoxをリフレッシュしても残るもの
- ・ブックマークや閲覧履歴
- ・保存したパスワード
- ・既に開いているウィンドウやタブ
- ・ユーザー辞書
- ・Cookie
- 5Firefoxをリフレッシュ前に戻す方法
- ・①Old Firefox Dataを確認
- ・②プロファイルの復旧をする
- 6Firefoxでリフレッシュ以外にできる軽量化
- ・キャッシュの削除
- ・不要なアドオンの削除
- ・合わせて読みたい!Firefoxに関する記事一覧
Firefoxのリフレッシュとは
Firefoxにはリフレッシュ機能という機能が存在します。Firefoxのリフレッシュ機能とは、今まで保存したパスワードやブックマーク、開いているタブといった情報を保ちながら、Firefoxを初期状態に復元する機能です。
Firefoxを規定の状態にリフレッシュできるのでとても便利ですが、慣れてない人が設定を誤ってしまうケースもなかにはあります。今回はそんな誤ってしまった時の復元方法や、Firefoxのリフレッシュ機能の使い方について触れていきたいと思います。
Firefoxのリフレッシュ・初期化・復元の方法
それではさっそく、Firefoxのリフレッシュ・初期化・復元の方法について触れていきたいと思います。
①~リフレッシュ・初期化~対応ボタンを押す
まず最初に、Firefoxブラウザにて以下リンクを開いてみてください。
すると、「Firefoxを規定の状態へリフレッシュする」という項目が表示されます。
「Firefoxを規定の状態へリフレッシュする」という項目の中に、「Firefoxをリフレッシュ」というボタンが表示されていますので、こちらをクリックしてみてください。
「Firefoxをリフレッシュ」というボタンをクリックすると、「初期状態にリフレッシュして問題解決およびパフォーマンスを改善します。」というポップが表示されます。
初期状態にリフレッシュして問題解決およびパフォーマンスを改善します。」というポップが表示されたら、「Firefoxをリフレッシュ」というボタンをクリックしてみてください。
これでFirefoxのリフレッシュが始まります。
②~リフレッシュ・初期化~設定ファイルを削除する
リフレッシュが始まると以下画面がポップします。設定の初期化が終わるまで待機しましょう。
リフレッシュが完了するとFirefoxoブラウザが新たに起動します。
上記画面が表示されたあとはウインドウタブを復元するかどうか選択して復元ボタンをクリックしてください。
これでリフレッシュによる初期化~設定ファイルの削除は完了です。
③~復元~自動バックアップデータを使う
Firefoxでリフレッシュ機能を利用すると、「Old Firefox Data」という自動でデータをバックアップしたフォルダが新たに作成されます。
このフォルダは、リフレッシュしたデータを復元したい場合に用いることになりますので削除はしないでおきましょう。
このバックアップデータを用いてデータを戻す場合は、まずFirefoxのブラウザメニューを開いて、画面上部のタブを右クリックしてメニューバーを選択してみましょう。
続いてメニューバーのヘルプからトラブルシューティング情報をクリックします。
トラブルシューティング情報を選択すると、トラブルシューティング情報のページが開かれます。その中にプロファイルフォルダーという項目がありますので、この項目内の「フォルダーを開く」を選択してフォルダを開きましょう。
このフォルダの中身と先ほど自動作成された「Old Firefox Data」フォルダの中身を入れ替えてください。全て上書き保存で問題ありません。
これで、Firefoxのデータは以前のリフレッシュされる前のデータへと復元します。
バックアップなしでリフレッシュした場合の復元方法
バックアップなしでリフレッシュした場合の復元方法としては、Firefoxのアカウントにログインする必要があります。アカウントにログインしたら、Firefoxのブラウザ画面上部右側にあるアイコンをクリックしてみてください。
すると画面のようなアイコンが表示されますので、こちらをクリックします。これでバックアップなしでもデータの復元が可能となります。
履歴やログイン情報、アドオンやブックマークなども復元可能です。
便利な復元ソフト「FonePawデータ復元」とは
firefoxのデータを戻す方法としては他にも、復元ソフト「FonePawデータ復元」というものが存在します。
このソフトでは、places.sqliteというファイルを復元できます。places.sqliteというファイルには、Firefoxのブックマークやダウンロード、履歴などのデータを保存しているので、このソフトを利用することでFirefoxのデータを戻すことができるということですね。
Firefoxのリフレッシュで消える要注意項目
Firefoxのリフレッシュ機能では様々なデータが消える仕組みになっています。残るデータもありますが、リフレッシュ機能とは本来、データを初期化させることを目的としています。
ですので、どのデータが消えるのか、どのデータが残るのか、初期化設定の基準は理解しておきましょう。
拡張機能(アドオン)
リフレッシュ機能で消えるデータとしては、まず拡張機能(アドオン)が挙げられます。リフレッシュを行うと拡張機能(アドオン)は全て消去されてしまうので、要注意です。
必要な拡張機能(アドオン)だけ確認し、初期化したあと再度拡張機能(アドオン)をインストールするというのが通常の流れとなるでしょう。
普段から拡張機能(アドオン)を利用している方は、拡張機能(アドオン)のバックアップを取ることをおすすめします。リフレッシュ機能を利用すればバックアップファイルが作成されるので、初期化しても最悪戻すことは可能です。
各種オプション
Firefoxのリフレッシュ機能では、拡張機能(アドオン)だけでなく、各種オプションも初期化・消えるよう設定されています。
初期化・消えるよう設定されているのはオプション以外にも、ウェブサイトごとの設定やユーザーが追加した検索エンジン、DOMストレージはどがあります。
他にもセキュリティ証明書とデバイスの設定、ダウンロード時の動作、ツールバーのカスタマイズなど、様々なデータが消えるよう設定されています。
このように、様々なデータが消えるよう設定されていますが、拡張機能含め全てのFirefoxのプロファイルは「Old Firefox Data」にバックアップされています。つまり、実際にはデータは残るので戻すこともできるということです。
リフレッシュ後はインストールと再設定を
Firefoxでリフレッシュ機能を利用した場合は、拡張機能(アドオン)のインストールや各オプションの再設定が必要です。
しかし、Firefoxのどの拡張機能を使っていたのか、オプションの設定はどこまでやっていたのか、忘れてしまっていると再設定はとても面倒な作業といえるでしょう。
Firefoxでリフレッシュ機能を利用すると、拡張機能やその他オプションなど、様々なデータが消えることになります。実際にはデータは残るのですが、戻すにはバックアップデータが必要です。
ですので、必要なオプションの設定や拡張機能(アドオン)は再設定の仕方を覚えておき、毎回すぐインストール・再設定ができるように準備しておくとよいでしょう。
Firefoxをリフレッシュしても残るもの
先ほどはFirefoxでリフレッシュ機能を利用した場合に消えるものについて触れていました。続いてはFirefoxをリフレッシュしても残るものについて触れていきたいと思います。
ブックマークや閲覧履歴
Firefoxをリフレッシュしても残るものとしてはまず、ブックマークや閲覧履歴が挙げられます。普段ブラウザを立ち上げて利用しているブックマークが消えるのはさすがに作業にも影響してきますので、残るのが分かると一安心ですね。
保存したパスワード
Firefoxをリフレッシュしても残るものとしては他にも、保存したパスワードも挙げられます。アカウントのログインを短縮していた方にとってはパスワードが残るのはありがたいですね。
既に開いているウィンドウやタブ
また、Firefoxをリフレッシュしても残るものとしては既に開いているウィンドウやタブも含まれます。リフレッシュ後、その前後で開いていたブラウザウインドウが再度開かれますので、Firefoxでのリフレッシュ作業は他の作業に影響しません。
この点はFirefoxでリフレッシュをしやすくなる要因となるのでありがたいところですね。
ユーザー辞書
Firefoxをリフレッシュしても残るものとしてはほかにも、ユーザー辞書があります。ユーザー辞書はこれまでの入力候補の保管をしてくれる機能なので、消えてしまうと困りますよね。ユーザービリティ的に考えてもユーザー辞書は消すべき機能とは云えません。
ですので、今後も利用すべき機能として残っているということなのでしょう。
Cookie
CookieもFirefoxをリフレッシュしても残るデータになります。cookieは一時的なデータではありますが、ブラウザ操作前後のデータを残す機能です。
Firefoxでリフレッシュしてもcookieは残りますので、cookieに関する他の作業に影響することはないということは覚えておいて損はないでしょう。
Firefoxをリフレッシュ前に戻す方法
続いてはFirefoxをリフレッシュ前に戻す方法を確認したいと思います。
①Old Firefox Dataを確認
まずはOld Firefox Dataを確認しましょう。
Firefoxでリフレッシュを行うと、Old Firefox Dataというフォルダが作成されます。このフォルダ内のデータをコピー&ペーストすることでFirefoxをリフレッシュ前に戻すことができるのです。
②プロファイルの復旧をする
続いてはプロファイルの復旧を行います。Firefoxを元の状態に戻す為には、Firefoxメニューバーのヘルプからトラブルシューティング情報をクリックしてトラブルシューティング情報を選択します。
トラブルシューティング情報のページが開かれたら、その中にプロファイルフォルダーという項目がありますので、この項目内の「フォルダーを開く」を選択してフォルダを開きましょう。
このフォルダの中身と先ほど自動作成された「Old Firefox Data」フォルダの中身を入れ替えてください。全て上書き保存で問題ありません。
Firefoxでリフレッシュ以外にできる軽量化
Firefoxではリフレッシュ機能を利用することで、重いデータの軽量化を行うことができます。
しかし、Firefoxにおいて重いデータを軽量化する方法は他にも存在します。今回は重いデータを軽量化する他の方法についても触れていきたいと思います。
キャッシュの削除
Firefoxのリフレッシュ機能以外で重いデータを軽量化する方法とは、キャッシュの削除です。キャッシュはブラウザを利用するたびにPC(パソコン)内のデータを圧迫・重い状態になっていきます。
Firefoxのキャッシュを削除すれば、PC(パソコン)内で圧迫させていたデータの一部を削除できるので、PC(パソコン)の動作が重いと感じていた部分で多少の改善はみられる可能性があります。
キャッシュデータは一度削除すると戻すことはできませんが、キャッシュデータ自体にそこまでこだわるデータはほぼありませんので、あまり気にする必要はありません。
不要なアドオンの削除
Firefoxのリフレッシュ機能以外で重いデータを軽量化する方法としては他にも、不要なアドオンの削除という手段があります。
本来、Firefoxのリフレッシュ機能では拡張機能(アドオン)の削除が自動で行われます。しかし、不要な拡張機能(アドオン)を部分的に削除するというだけでも、PC(パソコン)の動作が重いと困っている場合の改善策として意味はあるでしょう。
Firefoxのリフレッシュ機能の場合、拡張機能以外にも様々なデータが削除されてしまいます。
それに比べ、拡張機能(アドオン)の一部を削除するというのは、重いという動作を改善するにはやや弱い改善策です。
しかし、部分的な拡張機能(アドオン)の削除は微調整できる作業です。PC(パソコン)が重いと感じているようでしたら、一度は試してもいい作業と云えるでしょう。
【Firefox】リフレッシュする方法と間違った時の復元方法~まとめ~
このように、一気にまとめてデータを軽くしたいのであれば、Firefoxのリフレッシュ機能を利用、そうでなく微調整したいのであればキャッシュや不要な拡張機能(アドオン)の削除を行うと良いでしょう。
リフレッシュ機能はバックアップも自動で作成されますので、戻すことも可能です。好きな方法を試してみてくださいね。