2019年03月30日更新
iPhone7の防水性能は?お風呂や海で使える?
iPhone7の防水性能はどこまで優れているのでしょうか?普段からiPhone7の防水性能について意識していないと、海やお風呂など危険な場所で軽い気持ちで使ってしまうでしょう。iPhone7の防水性能から注意点について解説していきたいと思います。
目次
- 1iPhone7の防水性能は?
- ・防水性能は「IP67」
- ・IP67とは?
- 2iPhoneの防水と耐水の違いは?
- ・防水
- ・耐水
- 3iPhone7はお風呂で使える?
- ・お風呂で使用することは可能
- ・お風呂では使わない方が良い
- 4iPhone7は海中で使える?
- ・海水内では防水性能は下がってしまう
- ・海中では使わない方が良い
- 5iPhone7は豪雨の中で使える?
- ・基本的に問題はない
- 6iPhone7をお風呂場や海で使う際の注意点!
- ・iPhone7は完全防水ではない
- ・水漏れ故障は保証外になる
- 7iPhone7に防水ケースを取り付けるメリットとデメリット
- ・メリット
- ・デメリット
- ・まとめ
- ・合わせて読みたい!iPhoneの不具合の対処法に関する記事一覧
iPhone7の防水性能は?
標準で防水・耐水性能がiPhone7には搭載されています。防水・耐水性能がiPhone7にあるとはいっても、海などの深い中で30分一定に放置しても大丈夫なのか?または、お風呂などで使えるぐらいの耐水・防水性能はあるのか探っていきましょう。
iPhone7の防水・耐水性能の性能は、実際にどういうところまで耐えるのでしょうか?以前のiPhone6端末では、防水・耐水性能はなくIEC規格のIP67など一切搭載されていませんでした。ですから注意しないで、水滴が本体に入ると危険でした。
iPhone7から始めて耐水・防水性能が搭載されたのです。ですから、iPhone7に水滴がどの程度かかっても大丈夫か判断基準を分かっていないのも当然なのです。その大丈夫か大丈夫ではないのか基準を知っていくことから始めましょう。
そしてiPhone7には、防水・耐水性能があると説明しましたが、耐水と防水の違いもよく理解していないひともいるでしょう。その違いについても本日は、紹介していきたいと思いますので最後までこの記事を見てくださいね。
iPhone7の、耐水と防水の違いや性能を理解しておくとお風呂や水泳など危険な場所で使用できるのかが、はっきりと分かることができます。耐水と防水性能がないiPhoneだったら、いちいち注意をしながら作業を行わなければなりません。
ですから、水のあるような危険な場所でも気にすることがなくなります。iPhone7は、IEC規格にもとずくIP67という等級に合格をしています。IEC規格?IP67?どういうことが分からないひともいるでしょう。そのIEC規格・IP67についても、本日は説明します。
防水性能は「IP67」
重要なことですが、iPhone7に搭載している防水性能は「IP67」というものです。この防水性能はどのようなものなのでしょう。この数字が大きいほど性能が良いのは理解出来ると思いますが、実際どのぐらいの性能なのか知っていますか?
知らないひとは、これを機会に知っておきましょう。それではiPhone7に搭載している防水性能「IP67」について徹底的に解説させていただきます。
IP67とは?
そこで、IEC規格が定めたIP67等級とは、どういった性能や基準を持っているのかを理解していきましょう。このiPhone7には、IP67等級(IEC規格)が搭載されているので、耐水と防水ができるようになっています。
iPhone7に搭載しているIP67等級(IEC規格)は、耐水・防水に条件があるのです。条件があるので、IP67等級(IEC規格)があるiPhone7だから、何をしても大丈夫だろうと考えて、海やお風呂などの場所に30分以上一定に放置したりするこはやめてくださいね。
IEC規格について説明をしましょう。IEC規格とは、国際電気標準会議 が制定する国際規格です。 IPやIPXなどスマートフォンのスペック表を見て目にする人もいるのではないでしょうか?
スペック表に乗っているこのようなものは、IPコードと呼ばれ、「IP」に続く3文字目の数字が「防塵性能(固形物に対する保護等級)」を、4番目の数字が「防水性能(水の侵入に対する保護等級)」を意味するように表しています。
つまり今回紹介する「IP67」は「防塵性能は6級、防水性能は7級」と表すようになっております。iPhone7に搭載している、IP67等級(IEC規格)がどういうものか理解できましたね。それでは、iPhone7のIP67等級(IEC規格)の条件を見ていきましょう。
IEC規格に基づくIP67等級に適合している
それでは上の画像を見ていきましょう。iPhone7のIP67等級(IEC規格)は、性能基準の条件に記載されていることでは、耐水・防水はきちんとされているようです。防塵等級では、iPhone7の内部に水が浸入しないほどの性能を持っていることが分かります。
iPhone7は海のような水深がある危険な場所に30分以上一定放置しても何も問題がないように、なっています。規定の圧力、時間(30分)で水深がある場所に浸かっていても有害な影響を受けないと、上の画像の表を見ても記載されていますので、ご安心してください。
ですがいくら、この防水・耐水ができる条件があるとしても、塩水である海でのiPhone7の使用や温度が極端に高かったり低かったりする場合は、注意が必要です。この条件は一定の条件で行われた実験で、作られていますので、注意をしてください。
注意点もありますが、軽い水しぶきや外出先で突然の雨が降ってきた場合にiPhone7に水しぶきが、かかってしまった時などは、とても便利だと思います。
水深1mで30分間浸水を防げる
iPhone7が、一定時間(30分)水深1mでも本当に防げるのか気になりませんか?水深が深い場所でも内部には浸水しないと言いましたが、実際に30分水深1mにiPhone7を放っておいても大丈夫なのか気になりますよね?
YouTubeでいくつか、一定時間(30分)お風呂や海・水深がある場所でiPhone7をなど実際に試してみた動画や記事があるのです。そのような実験では、一定時間(30分)の水深の深い場所でもiPhone7は無事だという報告がたくさんあります。
実際30分間、水深が深い場所でiPhone7を一定放置した実験では、水中でのiPhone7の操作はできないなどの結果や危険性に関しての注意点がいくつか述べられています。ですので、お風呂場や海・水深がある場所で30分間放置する際は、自己責任で行いましょう。
以上の注意点を守っていきましょう。
iPhoneの防水と耐水の違いは?
そういえば耐水と防水の違いについて、皆さん説明できますでしょうか?iPhone7には、この防水・耐水性能があると言いましたが、どのような違いで機能しているのか分かりますでしょうか?
防水・耐水は、いっけん同じことのように思えますが、全然意味が違います。ですから、耐水と防水の違いについて徹底的に説明をしていきますので、その違いについて理解をするようにしましょう。
防水
まず防水は、物に対して外部より水が入り込まないように処理や加工をしている事を意味します。IEC規格に基づく性能基準値、iPhone7のIP67等級(IEC規格)を読む限りでは、iPhone7には防水性能は完全にはなっていないと説明されています。
注意点ですが、iPhone7の公式ではこのような報告がなされています。「永続的に維持されるものではなく、通常の使用によって耐性が低下する可能性があります」と言っています。つまりiPhone7には防水性能は、劣化していくと言われています。
ですから、iPhone7を何年も使っていると防水性能が低下していきますので、お使いのキャリアショップに行ってメンテナンスに行くなど注意をしながら使っていくことが重要です。
耐水
つづきまして耐水は、水に対して変形、変質、破損などの影響が無いことを意味します。IEC規格に基づく性能基準値、iPhone7のIP67等級(IEC規格)では、「一時的(30分)に一定水深(1m)の条件に水没してもい内部に浸水しない」と記述されています。
ですから、海やお風呂で使用していもiPhone7の内部に水が浸入しないということです。しかし、海やお風呂で使用する際の注意点がいくつかありますので、最後までこの記事を見ていきましょう。
iPhone7はお風呂で使える?
実際に、お風呂でiPhone7を使えるのだろうか?防水性能があるんだったら使える気がしますよね?そんな疑問について解説していきます。
お風呂で使用することは可能
まず上の「iPhone 7をカメラ起動状態で風呂に沈めてみた」を見てください。ご覧の通り、iPhone7はお風呂で使用することは可能なのです。しかもgigazineさんの動画ではカメラを起動したままお風呂に入れているのです。
こちらの「iPhone 7で動画を再生しつつ風呂に沈める」の動画では、動画を再生しながらお風呂に沈めています。何かアプリを起動しながらでもiPhone7は、お風呂のような水深がある場所でも使えていることが分かります。
お風呂では使わない方が良い
iPhone7をお風呂場で使っているひともいるのではないでしょうか?しかし真水とお風呂は決定的な違いがあります。その違いによっては、iPhone7が故障することもあるのです。
IEC規格に基づく性能基準値は、温度範囲:15~35℃。相対温度:25~75%。大気圧:86~106kPaという一定の基準を元にして実験が行われています。ですからお風呂場の温度の違いによって、iPhone7に影響を及ぼしてしまうのです。
温度が40℃と付近となるお風呂はけして安全とは言い切れません。できるだけ、iPhone7をお風呂場で使わないようにしましょう。
iPhone7は海中で使える?
綺麗な海や海外の海にいったときに、iPhone7で動画や写真を撮る機会があると思います。防水機能があるiPhone7だから、海でも使用できると思い込んでいるひとも多いいでしょう。
海で使用する際は、実は危険な行為なのです。その危険性について説明させていただきます。
海水内では防水性能は下がってしまう
ずばり、塩水である海での使用には向いていません。塩水はiPhone7の金属やパッキンを腐食させてしまいます。そのため、防水性能や耐水性能が低下してしまいます。
海中では使わない方が良い
防水性能の低下につながります。なにより海の波にiPhone7が流されるということも予想されます。そのような場合、膨大な海の中からiPhone7を探すのはとても大変です。一日が台無しになってしまうことも考えられます。
海で万が一故障をしても、保証期間の範囲内であっても保証対象外となってしまいます。海での使用はリスクが高いので、できるだけ使用は控えるようにしていきましょう。
iPhone7は豪雨の中で使える?
豪雨の中で使えるかどうかがを重視しているひとも多いでしょう。突然のゲリラ豪雨やどうしても雨の中で作業をすることがあるひとにとっては、iPhone7は豪雨の中で使用できるのかがポイントになってくるでしょう。実際はどうなのでしょうか?
基本的に問題はない
基本的には、問題がありません。軽い水滴程度ならiPhone7は何も問題が無いのです。雨が降ってきて少し濡れたぐらいでは、壊れたりすることはありませんが最低限ポケットに入れるか濡れたらハンカチで拭くかはしておきましょう。
iPhone7をお風呂場や海で使う際の注意点!
お風呂場や海でのiPhone7の使用は、いっけん何の問題もないように見えますが危険がさまざまあると理解できましたでしょうか?防水性能が優秀なiPhone7ですが、例外によって故障することはよくあることです。
このようにお風呂場や海での使用は例外ですので、注意点もたくさんあります。その注意点について理解していきましょう。
iPhone7は完全防水ではない
さっそくですが、iPhone7は完全防水ではありません。ではなぜ防水性能がここまで完全防水と言われてるかというと、iPhone7のヘッドフォンジャックが廃止やホームボタンが物理ボタンになっているなど水を防ぐことができるという理由もあります。
そういうこともあり、iPhone7は完全防水だと勘違いをしているのです。防水性能がパワーアップしたのは確かですが、けして完全に防水ができるとはappleの公式では一切発表していないのです。IP67等級だからといって安心してはいけません。
iPhone7はiPhone6よりも格段に水に強くなったものの、完全に水を防ぐことは不可能です。あくまでいざという時のために、防水性能があると考えておくと良いでしょう。
水漏れ故障は保証外になる
防水性能があるといっても、iPhone7は精密機械なのです。精密機器はとても水分には弱いのです。水分を通して想定外の部分に電気が通ったりすると危ないことになります。
また、その時はiPhone7が無事だと思っていても精密機械に使用されている金属が水分により錆びて、結果的に動作しなくなるなんてこともありえます。そういった水漏れ故障は保証外になりますので、気を付けていかないと大変なことになります。
長期保証制度であるAppleCare+ for iPhoneに加入しても、水漏れ故障はいかなる場合でも保証対象外となります。AppleCare+ for iPhoneに加入していて、水漏れ故障の修理をもし依頼するのならば2回まではサービス料金のみの修理が可能となります。
iPhone7に防水ケースを取り付けるメリットとデメリット
防水ケースをiPhone7に装着することで、さらなる耐水・防水性能の向上が期待できます。万が一、iPhone7が水没してしまった場合に、防水ケースを装着していたことにより故障を免れることもあります。
ビーチリゾートや海外旅行先で、防水ケースを付けているiPhone7を見かけることがありますよね?iPhone7を水没から身を守るために、防水ケースを装着しているけど、iPhone7が操作しづらくなりそう?と疑問に思うこともあるでしょう。
ですから、防水ケースを付けることによりメリットになる部分もありますが、もちろんデメリットになることもあります。またiPhone7の見た目を気にするひとにとっては、防水ケースを避けてしまうかもしれませんね。
メリット
防水ケースのメリットですが、防水、防塵、防雪、耐衝撃に耐えることができます。海水浴やプールなどでも写真や動画を撮って楽しむのはもちろん、ゲリラ豪雨や登山などの危険な状況でも気軽に使えることができます。
その防水ケースによって異なりますが、補償サービスを行っている防水ケースメーカーも存在します。万が一の不具合に対して端末修理費用の保証と製品の交換対応を行うサービスもあります。審査はありますが、購入日より1年間の保証を受けられます。
最大のメリットとして万が一落としても壊れないことはもちろん、水没した場合にも安全です。防水ケースを選ぶ際は、どのような性能に力を入れているのかなどを見極めて、防水ケースをiPhone7に装着しましょう。
デメリット
一方で防水ケースを装着することにより、iPhone7がさらに重たくなることが予想されます。片手で電話したり操作することが多くなりました。片手で持つ分、重さがのしかかります。長時間操作していると、手に負担がかかるものです。
動画やゲームなど特に長時間使用することになります。防水ケースを装着することにより、ゲームのプレイや動画に集中できなくなります。ですので、防水ケースを購入する際は重さにも注意点が必要です。
iPhone7の見た目を気にするひともいるでしょう。防水ケースは、見た目がイマイチなのが難点です。防水ケースも最近は、お洒落なものも増えてきましたが見た目を重視すると性能が悪いものだったりしますので、しっかり性能も見てください。
そして防水ケースにも種類があります。「ハード」と「ソフト」の2種類が基本的なタイプです。ハードは完全にiPhone7を覆うデザインとなっており、ソフトはビニールなどの柔らかい素材でiPhone7を包むタイプです。
注意点ですが、防水等級は「IPX8」を選ぶようにしましょう。そして一番重要となってくるのが、操作性です。防水ケースを装着することにより、操作が困難になってしまっては時間が勿体ありません。操作性が良さそうか?も頭に入れておきましょう。
もう一つ注意点ですが、カメラの機能が正常に行えるか?気をつけてください。防水ケースのサイズが合わずに、カメラ部分に覆われることがあります。防水ケースの見本がある場合は、上記の注意点を確認して実際に装着することをおすすめします。
まとめ
以上が、iPhone7の防水性能は?お風呂や海で使える?の記事でした。iPhone6を今まで使っていたひとは、防水性能はとても便利なのではないでしょうか?iPhone7では、多少の水しぶきや水滴に関しては普段気にしないでいいですね。
ですが、人間が作ったものですから絶対に安全とは言い切れません。ものには限度という言葉がある通り、iPhone7を海水で使ったりお風呂で使用することは、けしておすすめはできません。それで、故障してもなんの修理保証もありません。
それでは、iPhone7の防水性能について理解することはできましたか?この記事を参考にして、iPhone7の防水性能に関する注意点を守って使っていきましょう。