2019年05月08日更新
Windows 10向け「Alexaアプリ」がハンズフリー機能を追加!音声のみで使える
Windows 10向け「Alexaアプリ」において、音声のみで利用できるハンズフリー機能を追加しました。今後は全てのWindows 10端末でAlexaアプリがバックグラウンドにあったり最小化されていたりしても動作し、ハンズフリー操作が可能です。
Windows 10向けAlexaアプリがハンズフリー対応
Amazonは7日、音声アシスタント「Alexa」のWindows 10向けアプリにおいて、新たに音声のみでAlexaアプリを利用できるハンズフリーモードを追加しました。
PC用Alexaアプリに話しかけるだけで、カレンダーの確認やニュースの読み上げ、音楽再生や天気予報のチェックなどが可能で、新たなハードウェアを追加することなくAlexaの機能が利用できると言います。
2018年11月、AmazonはWindows 10向けにAlexaアプリをリリースしましたが、一部の端末を除いて利用するためにはアプリ内のボタンを押すか、キーボードショートカットを使う必要がありました。
PCユーザーはWindows 10向けAlexaアプリを利用することで、リマインダーやタイマー、アラーム、To-Doリストの作成、カレンダーの確認、スマートホームによるニュースや情報などの取得、音楽の再生ができるようになりました。
さらにアップデートによって、全てのWindows 10端末でもウェイクワードによるハンズフリー操作が可能になりました。リリース直後は日本語対応していませんでしたが、現在は日本語でも利用可能です。
Alexaアプリはバックグラウンドや最小化されていても動作可能
Amazonによると、今後はAlexaアプリをバックグラウンドからでもフォアグラウンドからでも呼び出せると言います。またウェイクワード機能のおかげで、ユーザーは「Alexa」と語りかけるだけでいいようです。
このハンズフリー機能は、以前のプッシュによる会話機能を置き換えるものではなく、ユーザーは好きな方を選択できると言います。
さらにハンズフリー機能に加えて、AlexaアプリではPandoraの音楽ストリーミングをサポートします。Windows PCでAlexaを利用して、好きなPandoraのステーションを聴くことができます。
PCにはディスプレイがあるためEcho ShowやSpotのようにビジュアルな応答を期待してしまいまいますが、フラッシュニュースは音声のみで、音楽についても歌詞の表示には非対応です。天気予報などはアプリ上に表示されます。
この点に関してはAlexaアプリがバックグラウンドや最小化されている状態でも動作させるためと言えるでしょう。今後、FireタブレットのShowモードのように、ディスプレイ付きEchoデバイス的に使えるアップデートも期待したいですね。
Alexaがハンズフリー対応になったことで、MicrosoftのAIアシスタントである「Cortana」の出番が減る可能性が高いと言えます。
またWindows 10の次期バージョンである1903では、Windowsの検索機能とCortanaが分離しCortanaの代わりにAlexaが利用可能になるかもしれないという噂もあります。ただAlexaとCortanaは、相互連携を発表済みです。
今後はお互いの機能を補完しあう形で共存するのかもしれませんね。