「コンセプト(Concept)」のブラシ/ツールを紹介！

プロのクリエイターも愛用しているコンセプト(Concept)は、無料でインストールできるアプリです。Androidスマホにも、iPhoneにもiPadにもインストールできます。

アプリ画面で指を使ってスケッチすることもできますし、100円均一でも売られているタブレットペンで描くこともできます。

コンセプト(Concept)のアプリを起動するとブラシツールなどの説明画面を見ることができます。アプリの説明を見る必要がない場合は、画面左上にある矢印アイコンをタップしましょう。

次の画面で下にプラスアイコンが表示されているので、タップしてください。これからコンセプト(Concept)アプリでのスケッチや作画をしていきます。

コンセプト(Concept)はブラシジェスチャーと呼ばれるブラシの動作設定を使って、スケッチや作画をしていきます。このブラシジェスチャーはアプリの基本設定をあなたの描きやすいように、カスタマイズすることができる機能です。

スケッチ/作画画面には常に左上にツールホイールが表示されています。これをスワイプして回すことで使いたいツールアイコンを表示させて、タップしてスケッチや作画をしていきます。

ツールホイールではブラシの変更はできませんが、ブラシを使って描く線の調節や変更ができます。通常のモードのブラシでスケッチをして、コピックで色を塗るなどの使い分けもツールホイールで行います。

コンセプト(Concept)にはさまざまなブラシの種類があります。そして好きなブラシジェスチャーにカスタマイズすることができます。

ブラシジェスチャーをカスタマイズするためには、ブラシメニューを呼び出してください。ブラシメニューを呼び出しするためには、ツールホイールのブラシアイコンを2回タップしましょう。

コンセプト(Concept)のブラシジェスチャーをカスタマイズできるブラシメニューが呼び出しできたら、好きな種類のブラシを選択してスケッチや作画をしてください。

ブラシジェスチャーで設定できるブラシの種類は、横にスワイプすることでアプリ内にある全種類が選べます。

コンセプト(Concept)のブラシメニューにはさまざまな機能が用意されています。ブラシメニューの画面を呼び出しすることで、用途に合わせて細かくブラシジェスチャーを設定することができます。

ここからはブラシメニューの画面を呼び出し、ぶらジェスチャーのカスタマイズ方法を説明していきます。

呼び出したブラシメニューの画面一番上に表示されている線は、今選択しているタイプのブラシで描いた場合のものです。2番目の項目「使用中のブラシ」に今、選択しているブラシのタイプが表示されます。

コンセプト(Concept) で使うブラシのタイプを変更する場合は、3番目の「基本」の項目を右にスワイプしてください。

一番下の項目である「ツール」は消しゴムのタイプをハードにするか、ソフトにするか選ぶことができますし、テキストを入力するツールなども使えます。

コンセプト(Concept)でブラシのタイプを変更する場合は、呼び出した最初の画面で「基本」の項目を右にスワイプして好きなタイプを選びます。

「基本」からブラシを選んだらタップして、太さをカスタマイズする画面を開きましょう。太さ調節のバーが表示された画面になり、画面上半分には実際に線を引いたらどれくらいの太さかを確認できます。

コンセプト(Concept)のブラシを細くしたい場合は、調節バーの右の方へカーソルを移動してください。画面上部の見本も幅が細い線に切り替わります。

調節バーの左の方へカーソルを合わせると、線の幅が広くなります。画面上部に表示されている見本も幅が太い線に切り替わります。

基本のブラシをカスタマイズするメニューは他にもあり、透明度も調節できます。ブラシのカスタマイズ画面で2番目にあるバーで操作しましょう。

透明度を調節するバーは左に行くと線が透明になります。用途に応じて透明な線や半透明な線が必要なときに便利です。

透明度をゼロに近くするためには右側にカーソルを合わせましょう。透明度がなくなり、はっきりと見やすい線になります。

直線を使って作画したいときは、一番下のスムージング調節バーを使いましょう。スムージングとは直線を描く機能のことです。

スムージング調節バーで左側にカーソルを合わせると、スムージングがかかっていない歪んだ線が描けるようになります。複雑な作画をする用途におすすめです。

調節バーのカーソルを右に移動させると、直線が簡単に描けるカスタマイズになります。現代アートや図形などを描く用途におすすめです。

コンセプト(Concept)で使うブラシの幅を調節できたら、ブラシメニューの「戻る」アイコンをタップしてください。作画画面まで戻ったら、実際にブラシを使ってみましょう。

タイプを変更して太さを調節したブラシを使う方法は、作画画面のツールホイールからブラシアイコンをタップします。

線を引いて、用途に合った太さかを確認してください。太すぎたり、細すぎたりした場合は、もう一度ブラシメニューの画面を呼び出してブラシジェスチャーを変更し、太さ調節をし直しましょう。

コンセプト(Concept)で使えるブラシにはさまざまなタイプがあります。ここからは基本のブラシのタイプを紹介していきます。

コンセプト(Concept)の基本ブラシでもっとも用途が多いのは、ペンです。基本的で描きやすいブラシで、ある程度の速度で作画したいときに向いています。ブラシメニューの画面を呼び出しすると、一番最初に表示されます。

ファウンテンは万年筆タイプのブラシで、描く速度が速くなると太くなるのが特徴です。抑揚のある線を描きたいときにおすすめのブラシです。

ダイナミックペンは筆圧に対応しているタイプのブラシで、ファウンテンとは違ったニュアンスで線に抑揚をつけることができます。

固定幅は線を描く速度や筆圧に関係なく、一定の太さで線が描けます。基本のペンよりも幅が太いのが特徴で図形などにおすすめのブラシです。

ドット線が描けるタイプのブラシは、コンセプト(Concept)でポップなイラストを描きたいときにおすすめです。等間隔のドットが描けるので作画だけではなく図面制作の用途もあります。

マーカーは直線を描くと均一な幅の線が描けて、曲線を描くと線の帯がひっくり返ったような独特のグラデーションの線が描けます。

ソフト鉛筆はアナログの鉛筆で描いたような線が特徴で、やさしいタッチのイラストが描けます。SNSで流行中の線画アートを描くときにおすすめです。

ハード鉛筆は細くしっかりとした線が描けるのが特徴です。細かいイラストや図形を描くときに適しています。細いけれど、しっかり見やすい線になります。

水彩絵の具は他のタイプのブラシと違い、指を滑らせるのではなく、ポンポンと押すことで着色できます。線を描くためのブラシではなく色を塗るためのブラシです。淡い色合いのイラストが描けます。

エアブラシは、エアブラシで色を吹きかけたようなあいまいな着色ができるのが特徴です。水彩絵の具同様、線を描くためではなく色を塗るためのブラシです。

塗りつぶしは自由に範囲選択した部分を均一に塗りつぶすことができます。はっきりとした色彩のイラストを描きたいときにおすすめです。

ワイヤーは一定の幅の線を描くことができるタイプのブラシです。筆圧も速度なども関係なく、均一な線を引くことができます。

コンセプト(Concept)にはブラシジェスチャーをカスタマイズする設定メニュー以外にも、アプリで使えるツールが用意されています。ここからはコンセプト(Concept)のツールを紹介していきます。

セレクションはコンセプト(Concept)のアプリで使えるツールの中から、好きなものを指定することができるツールです。よく使うツールはセレクションに設定しておきましょう。

ナッジというツールはアプリ画面に描いた線を、指で好きなように歪めることができます。線の歪み具合は指で微調節できます。

他の人に描いたイラストを共有することができます。パンをタップするだけでイラストを公開できるようになっています。

イラストの中に文字を入力することができるツールです。漫画のように吹き出しを描くこともできますし、ポスターのように文章を入力することもできます。

スライスはなぞった部分を消すことができるツールです。線でも色でもキレイに消すことができます。

スライスよりも消す範囲が広い場合はハード消しゴムを使いましょう。ハード消しゴムは、なぞった部分から先を消すことができます。

塗った色よりも淡い色にしたいという場合や、あいまいな線にしたいという場合はソフト消しゴムというツールを使いましょう。少しづつ薄くしていくので微調節に向いています。

コンセプト(Concept)には有料のペンがあります。無料のブラシとは違ったタイプなので、無料のブラシに用途に合ったものがない場合や、ブラシジェスチャーを調節しても思ったような線にならない場合は、有料のペンを購入しましょう。

有料のペンはブラシメニューを呼び出した最初の画面を下にスクロールすると、表示される項目で購入できます。

Memphis模様はチェック柄や波柄など、遊び心をプラスできる模様なのでデザイン性があがる有料ペンです。図形などを作成するときに使用すると、見やすくかわいらしい印象になります。

外壁はパネル壁やコンクリート壁など外壁の模様が塗れるスクリーントーンのような有料ペンです。イラストやインテリアデザインの図案などを作成するときに便利です。

パステルはドライパステルやチョーク、オイルパステルなどの種類がある有料ペンです。手書きイラストのような温かみのある色彩のイラストが描けます。

無料ではソフト鉛筆とハード鉛筆しかありませんが、有料だとナイフで削った鉛筆やシャープペンシルなどがあります。またエアブラシのような2Hグラファイトペンシルなどの種類も用意されています。

無料のコンセプト(Concept)だと基本のペンしかありませんが、有料だとフェルトペンやボールペンなどさまざまな種類のペンが用意されています。

スプレーは無料にはないので有料で購入するしかありません。ミディアムスプレーや太いスプレーなど、スプレーの種類はさまざまあるのでどんなスケッチにも合うものが用意されています。

無料のエアブラシは1種類ですが、有料のエアブラシはソフトエアブラシやミディアムエアブラシなど、さまざまな種類があります。少しづつ違ったニュアンスの色塗りができます。

1890年代の模様をイメージしたハーフトーンは有料ペンにしかありません。イラストや図形をヴィンテージ風に仕上げたいときにおすすめです。

コンセプト(Concept)にはペンのタイプが2種類あります。illustratorというイラストソフトとの互換性が主な違いです。

ペン/ファウンテンなどのブラシ機能、ハード消しゴム/ソフト消しゴムなどの修正機能、固定幅/ドットなどの図形機能が、illustratorとイラストを共有させた時に互換性が高いのが特徴です。

水彩絵の具、エアブラシ、ソフト鉛筆/ハード鉛筆などのブラシ機能はビットマップ系です。こちらはillustratorとイラストを共有したときの互換性がとても低いです。

有料版でも無料版でも多くの種類があるコンセプト(Concept)のブラシやツールは、それぞれどのような用途で使えばいいのでしょうか？

コンセプト(Concept)のブラシやツールはそれぞれ用途がある程度決まっています。それに合わせて使うと、スムーズに作画できます。
 

いかがでしたか？コンセプト(Concept)を使ってイラストを描いたり、図形を作成したりするのはとても簡単です。便利なブラシやツールを活用しましょう！