【Windows10】MP3の編集ができるおすすめ無料ソフトを紹介！

音楽ファイルをバックアップしたり、編集するとMP3という単語を耳にすると思います。音楽ファイルは全てMP3だと勘違いしてしまいそうですが、実は音楽ファイルだけでもたくさんの種類があります。

音声はデジタル化する際、デジタルで表現できる形、大きさに変換されます。変換された結果、MP3というひとつの形式にフォーマット（圧縮）されるのです。

フォーマットされてできる形式はMP3だけではありません。wav、aif、aac、oggなどそれぞれの特徴を持った形に変換することができます。

音声の形式のひとつWAVは非常に高音質であるという特徴があります。反面ファイルのサイズが重いです。それに対してMP3はWAVより音質は下がりますが、非常にファイルが軽いです。

音楽編集アプリは使いこなすと非常に便利なものです。それでは音楽編集アプリはどういったもので、何ができるのでしょうか？

MP3などの音楽を編集する際、必要になってくるのが音楽編集アプリです。音声をカットしたり、エフェクトをかけ加工することができます。

MP3の編集は無料アプリ（フリーソフト）でも高機能なものがたくさんあります。しかし、出回っているソフトは全てが良い物とは限りません。

音楽編集フリーソフトを選ぶ時、豊富で迷ってしまうことがあると思います。何を基準にフリーソフトを選択すればよいのでしょうか。

あなたが編集するのは何が目的ですか？MP3ファイルを他のファイルに変換することですか？MP3ファイルをカットしたり繋げたりすることですか？はたまた音の波形などを細かく調整して、エフェクトをかけることですか？

それぞれの用途によってソフトは使い分けるべきです。高機能すぎるのは使いにくさに直結する場合があるので、あくまであなたにとって必要十分なフリーソフトを選びましょう。

フリーソフトが対応するフォーマットはピンキリです。1つしか対応してないものおあれば何個も対応しているものもあるので、使う前に必ずフリーソフトが対応しているフォーマットを確認するようにしましょう。

Windows10で使えるMP3の編集ができる定番フリーソフトをご紹介！

MP3が編集できる定番の音声編集フリーソフトのSoundEngineにはSoundEngine Free版とSoundEngine Pro版の2種類があります。

Free版ではWAV,OGG,CSVに対応しています。Pro版ではそれらに加えてP3に対応しています。

Pro版を使うには公式サイトから入手できる「チケット」というものが必要なのですが、こちら個人向けに無料で配布されているため、Pro版も無料で使うことができます。

SoundEngine Freeは音声の切り抜きやエフェクトの付加などができるシンプルな音声波形編集ソフトです。

SoundEngine Freeの特徴として、フリーソフトでありながらレゾナンスやハイパス・ローパスなどエフェクトのバリエーションも豊富にあります。

さらに音声の再生中に波形を微調整できるなど、シンプルでありながら必要十分な機能を兼ね備えたバランスの良いソフトです。

窓の杜からSoundEngine Freeをダウンロード、インストールして起動してみましょう。すると「簡易モード」と「通常モード」の選択が表示されると思います。

簡易モードでは音声編集ソフト初心者がつかいやすいようにメニューや画面が簡単なものになります。逆に言えば通常モードでは上級者向けの機能や設定が多いので、自分の編集スキルと目的に合わせて使い分ける事をお勧めします。

基本的な使い方としては、音声データを切り抜いたり部分的に加工してみたり、音量バランスの調整などに活用できます。

SoundEngine Freeのメリットとして、インストール時に「ポータブル設定でインストールする」を選択するとUSBなどに入れてソフトを持ち運べるのは便利です。

デメリットとして、Free版はMP3対応でないためPro版を使い、無料チケットを取得する必要があるのは少し面倒で、無料ではありますがチケットが切れるたび取得しないといけないの少しは面倒かもしれません。

mp3DirectCutとはMP3編集に特化した海外製のフリーソフトです。一部日本語にも対応しているためよほどのことがなければ問題なく使う事ができると思います。

mp3DirectCutの特徴は、セッティングや見た目の使いやすさにあります。定番ソフトとしての編集、エフェクト機能を備えつつ見やすいUIとセッティングのシンプルさで海外製ですが日本ユーザーも多いです。

mp3DirectCutをダウンロード、インストールします。起動時にライセンスが表示され言語選択が表示されるので間違えないよう「Japanese」を選んでください。

mp3DirectCutの使い方ですが、MP3を部分的に切り出したり、繰り返し再生、フェードイン・フェードアウト等の編集ができます。また、マイクによる録音もできるのでナレーション作成にも向いています。

mp3DirectCutのメリットは、MP3データの劣化なしで編集ができるところでしょう。デメリットは海外製ということで、エラーが起きた際など英語を読むスキルが必要になってくるところです。

Windows10で使えるMP3が編集できる本格フリーソフトをご紹介！

Audacityは高機能さに加えて初心者でも使いやすい操作を兼ね備えた、音声編集フリーソフトの中でも最高峰のソフトウェアです。

AudacityはWAV ・ AIFF ・ MP3 ・ OGG ・ FLACに対応しており、それらを視覚的、直感的にエフェクトをかけることができるのが特徴的です。

Audacityをダウンロードし、セットアップしてからインストールしましょう。日本語完全対応なのでご安心ください。

Audacityの使い方として、複数の音声をドラッグ＆ドロップで同時に読み込むことができます。それらをマルチトラックとして編集でき、同時再生しながら音量やエフェクトを調整することができます。

Audacityのメリットはマルチトラックの編集に特化していることと音声データの劣化が少ない点にあります。デメリットは高機能さゆえに低スペックのパソコンでは快適に使えないところです。

RealPlayerは音声だけでなく動画、画像データも取り扱えるマルチな編集フリーソフトです。

RealPlayerの大きな特徴は多機能さです。このフリーソフト１つで音楽・動画データの再生、編集、変換、共有、ダウンロードに対応しています。

RealPlayerをダウンロードしてインストールします。RealPlayerは初リリースが1995年と歴史があり企業が開発したソフトのためセキュリティー面も安心してインストールできます。

RealPlayerの使い方として、MP3を変換する際はスタート画面から「RealPlayer Converter」を選んで起動しましょう。

ソフト左上の追加からFLV, MP4, M4E, M4V, AAC, M4A, MOV, QT, AVI, RV, RM, WMV, 3GP, M2P, DIVXファイルを変換できます。

RealPlayerのメリットとして多用途に使える便利さが目立ちます。反面デメリットとして、機能をフルに使うには有料会員になる必要があります。

Windows10で使えるMP3が編集できる個性派フリーソフトをご紹介！

ボーカルリデューサーねおんは名前からわかる通りここまで紹介ソフトとは少し違う、目的に特化したMP3編集フリーソフトです。

ボーカルリデューサーねおんの特徴はMP3ファイルからボーカル音をリデュースしてカラオケ音源を作成できるところです。

切り抜き機能はもちろんのこと、キーチェンジやテンポ変更にも対応しているので、特にボーカル入り音源を編集するのに向いています。

ボーカルリデューサーねおんはインストール不要のexeファイルとしてダウンロードできます。

wav、MP3、wma、aac, mp4, m4a、oggに対応しており、ファイルを読み込むと各種パラメータを調節することが可能です。書き出しボタンを押すとボーカル音声が抜き出されだMP3音源が出力されます。

ボーカルリデューサーねおんのメリットはインストール不要でPCの負担が非常に軽いところです。デメリットとしては、1つの目的に尖っているので汎用性が低いとこです。

あなたの目的に沿うフリーソフトは見つかりましたか？音声編集を自由自在に使いこなして、私生活やビジネスシーンでも役立でましょう！