2019年10月08日更新
【ラクマ】偽物の見分け方をくわしく解説!
ラクマなどフリマアプリと呼ばれるものでは本物か偽物かを自分で見分ける必要があります。ラクマの実例をもとにして、本物か偽物か商品の見分け方についてまとめました。もののチェックはもちろん大事ですし、Amazonレビューや出品者評価などにも目を通すのがおすすめです。
目次
【ラクマ】偽物の見分け方~出品者評価~
ラクマはメルカリなどに代表されるフリマアプリの1つです。メルカリなどに比べて手数料が安く、特に出品者にとってはメルカリよりも売れたときの利益が高いのも特徴です。
出品者が意欲的にものを出すようになれば、回転も早くなりますしラクマ自体も賑わうことが予想されます。しかしそれと同時に、ラクマには偽物が多く出回っているとも言われています。
出品者にとって利益が高い出ることに目をつけ、偽物を売って利益を得ている人がいるのもまた事実です。ラクマでの偽物にはどのような共通点があるか、チェックすべき点を実例と共にまとめました。
出品者の評価をチェック
ラクマでは普段買えないような高い品物を安く買える可能性があることは事実です。しかしそれと同時に、偽物を掴まされる可能性も高いのが問題です。
ラクマで偽物を掴まないためにまず最初にチェックしたいのは出品者の評価についてです。出品者が過去に出したもののうち、売買が成立した人からのレビューをチェックしてみることをおすすめします。
偽物を扱えば評価は下がる
ラクマで偽物を取り扱った場合、当然購入した人からの評価は下がります。評価が著しく低い出品者の場合、ラクマでは偽物を扱っている可能性が高いです。偽物を扱っていないとしても、過去に複数のトラブルを購入者との間で起こしていることがうかがえます。
評価が少ない場合も危険
出品者の評価が低い場合は注意するべきであるとともに、評価が少ない出品者も危険だと言えます。上記のように低評価ばかりもらっていると、直にみんなが警戒して誰もものを買ってくれなくなってしまうのは目に見えています。
そうなった場合のことをふまえて、出品するアカウントをコロコロと変えているのもよくある手口です。レビューの数も見分け方として重要です。
評価が少ないというのはラクマでの売買経験が単純にないだけかもしれませんが、評価が悪くなってしまったがために、新しいアカウントで偽物を売ろうとしている出品者かもしれません。
実例
ここで上記の見分け方がはまった実例を1つ紹介します。ある期間限定商品であるブランドバッグを購入しようとした女性は、ラクマで本来の価格より3割引かれている未使用新品を見つけて即購入しました。
出品者の評価は特に気にしていませんでしたが、結局送られてきたのは期間限定商品の本物ではなく特に精巧につくられたわけでもない偽物でした。出品者の評価は気にしておらず、後になって見てみると新規の出品者であることが分かりました。
【ラクマ】偽物の見分け方~日本語~
ラクマでの偽物の見分け方として、出品者のレビューをチェックするということがあげられました。次に気をつけておきたいのが出品者との取引についてです。またしても出品者に関する項目となりますが、実際は出品者から足掛かりを得る可能性がほとんどです。
不自然な日本語をチェック
ラクマで出品者とやりとりをしていて、相手が文法や単語選びなどで不自然な日本語を使っている場合は偽物を取り扱っていることが多いです。文章でやりとりをしているだけでも、相手の不自然さには比較的簡単に気が付くことができます。
商品の日本語がおかしいのは高確率で偽物
また、出品している商品説明の日本語がおかしい場合はかなりの高確率で偽物です。先の見分け方でまとめたような出品者のレビュー数、評価数と合わせて日本語がおかしい場合は黒と見ていいレベルです。
日本語が怪しい出品者は国外の偽物業者の恐れ
なぜラクマで日本語がおかしい出品者が危険かというと、国外から偽物を大量に仕入れて日本で販売しようとしている偽物業者の可能性が高いためです。偽物ブランド商品は古くから問題になってきましたが、それは現代のラクマでも変わっていません。
「出品者にとって利益がある」ラクマはメルカリなどに比べて偽物業者も多く、出品者にかかる取引手数料の低さからラクマに流れてくることがよくあります。
何故ラクマは偽物が多いと言われる?
ヤフオクは少し変わってきますが、メルカリなどの他のアプリと比べて何故ラクマは偽物が多いと言われるのか気になるかもしれません。1つ前の見出しの出品者が支払う取引手数料について触れました。
メルカリもラクマも売買が成立した場合、出品者は売上の一部が運営に天引きされます。メルカリが10%、ヤフオクが9%なのに対し、ラクマはなんと3.5%となっています。
メルカリと比べるとおよそ3分の1程度に抑えられることから、粗悪品や模造品を取り扱う出品者が多く出てきてしまっているのが現状です。
実例
こちらは似たような実例が多くネットで見られます。商品説明の日本語が不自然かつ不十分だったため、詳しい説明が欲しいと思い出品者に連絡したところ「問題ない」「正規の品です」などの決まりきった回答しか得られないパターンがよくあります。
日本では現在あまり使われないような旧字体を使っている場合も、海外の偽物業者の可能性が高いです。これらはネットでの実例から学んで、しっかりチェックするのが泣き寝入りしないための1歩です。
【ラクマ】偽物の見分け方~Amazonレビュー~
ラクマでの偽物の見分け方はAmazonレビューを参照することでも気付くことができます。Amazonは言わずと知れた大手サイトですが、ラクマなどのフリマアプリからくるレビューも関係しています。
Amazonレビューをチェック
何かラクマで気になる商品を見つけた場合、今までの内容と合わせてまずはAmazonのレビューをチェックしてみることをおすすめします。同じ商品を見つけた場合、どれくらいラクマと価格差があるのかも念のためチェックしておくと安心です。
同商品のAmazonレビューを調べる
Amazonのレビューをチェックした際、気になるのは評価数とコメントです。コメントの中に「偽物を掴まされた」「類似品の可能性がある」などの理由で1の評価をつけている人がいるかもしれません。
ラクマの苦情がAmazonに流れている場合あり
ラクマで偽物が出回っている場合、Amazonのレビューに低評価が多く寄せられる可能性があります。これはラクマなどで偽物を安く買った人がAmazonで転売することで利益を出しているからです。
偽物と知って出している人もいれば、知らずにAmazonに出しているパターンもありえます。しかしどのような経緯であったとしても偽物に変わりはありません。
偽物が出回っている=ラクマというわけではありませんが、少なくとも他所で問題が発覚しているのは事実です。
実例
こちらの実例は特に期間限定であったり数量限定であったり「レア物」が対象になりやすいと言えます。エンターテイメント関係はこういった実例もよく見られます。
ラクマで買ったナイキのスニーカーが実は偽物だったり、数量限定のアーティストグッズが偽物だった実例もあり、そのブランド自体に詳しくないと見抜けない可能性もあります。
【ラクマ】偽物の見分け方~商品の回転速度~
ラクマでの偽物は商品の回転速度を見ることでも見抜きやすくなります。回転速度は1つの重要なバロメータとなります。
販売ペースから偽物の可能性を探る
欲しい商品をラクマで見つけた場合、同じ出品者が出している他のものの販売ペースやラクマで同じ商品がどれくらいの回転速度で売れているかをチェックしてみるとよいです。
販売ペースが極端に遅い商品なのに同じ出品者が過去にも出していたり、大量のブランド商品をハイペースで売っている場合は危険かもしれません。
商品の回転速度を調べる
特にラクマで自分がほしい商品の回転速度をチェックすることは、その商品の人気度や一般的な販売ペースを知るよい指標となります。モノレートというサイトでは商品の回転速度を調べることができるため、1度覗いてみることをおすすめします。
人気商品は偽物も出やすい
また、ラクマで偽物を販売する出品者の立場に立って考えた場合、抱えた在庫は無駄なくスピーディーに捌きたいものです。そういった状況から、ラクマで偽物が出やすいのは人気商品に偏る傾向が見られます。
人気の商品であればニッチなジャンルの商品よりも需要がありますし、単純なページビュー数も稼げます。同じ出品者が出している別の商品にも興味を持ってもらえるかもしれません。
実例
こちらはラクマで「同じ出品者が複数の高額フィギュアやカードゲームのレアカード、海外限定の化粧品を低価格で販売している」という実例が過去にありました。
偽物業者も自分が詳しいジャンルに好んで手を出す傾向があります。相場がつかみやすいですし、値段設定もしやすいためです。あまりに回転速度が速いようであれば、ラクマで偽物を売りさばこうとしている業者の可能性も出てきます。