2019年10月14日更新
【iPhone】急に充電できない/電池が溜まらない原因と対処法!
「iPhoneが充電できない」なんてことが急に起こった経験は、誰しもあるかと思います。充電器の故障は予兆がないので、そんなことが急に起こってしまいます。この記事では、iPhoneが充電できない原因と対処法についてご紹介します。
目次
【iPhone】急に充電できない/電池が溜まらない原因~外部機器~
iPhoneが急に充電できなくなるとお困りかと思います。寝る前にiPhoneの充電をしたのに、朝まったく充電できていなかった場合、ガッカリしてしまいますよね。iPhoneが充電できなくなる原因は「充電ケーブルの断線・接触不良」「アダプタの故障」
そして「電圧不足」などがあります。まずは、これらの原因を詳しくご紹介します。
接触不良/断線
iPhoneを充電したにも関わらず、電池が溜まらない原因の1つに、充電器やコンセントの接触不良やケーブルの断線が考えられます。
コンセント
まずは、コンセントに充電器が挿入されているかを確認してください。当たり前のことですが、意外と見落としがちな原因の1つです。コンセントの奥まで充電器がきちんと挿入されているかも重要です。
充電器の差し込みの甘さは接触不良を招き、電圧不足が起こったり、充分に電力が供給されなくなってしまったりします。それどころか、充電器とコンセントのスキマにホコリが溜まり、最悪の場合、火災を引き起こす可能性があります。
充電器/ケーブル
USBの内部にホコリが溜まったり、サビついてしまうことによって起こる充電器の接触不良や、充電ケーブルの断線も原因の1つです。
PC
PCのUSBポートで充電できない原因には、「PCの電源が入っていない」「PC側が正常に動作していない」「PCのバッテリー残量がない」などの可能性があります。
PCで充電できない場合は、PCの異常動作の改善のため再起動を実施し、PCをバッテリー駆動ではなく、電源駆動にしてスマホ充電するようにしましょう。
電圧不足
iPhoneに付属されているApple純正の充電器は、電圧5V・電流1Aの規格です。しかし、Apple純正の充電器を使用していても「このアクセサリは使用できません」「このアクセサリは使用できない可能性があります」という表示がされることがあります。
これは、電圧5V・電流1Aに満たないことが原因で、iPhoneを充電できるだけの性能がないとみなされ「このアクセサリは使用できません」という表示になるのです。
【iPhone】急に充電できない/電池が溜まらない原因~端末~
急に充電ができない場合に考えられるiPhone側の原因としては、「一時的なエラー/異常」「iPhoneの仕様によるもの」「内部バッテリーが放電されている」「iPhoneの故障」などがあります。詳しくご紹介していきます。
一時的なエラー/異常
iPhoneは、高度なテクノロジーとロジックにより作り上げられた精密機器ではありますが、細かな不具合が起きることがあります。しかしこれは、スマートフォン、タブレット、PCでも同じことが言えます。最も多いものは、フリーズなどが良い例です。
こういった一時的なエラーや異常動作により充電ができないことがあります。
仕様
iPhone 5S以降のiPhoneは、電力供給量「1A」「2.1A」、そして「2.4A」の充電器に対応しています。iPhoneに付属しているApple純正の充電器は1Aのものです。高速充電タイプの2.1Aと2.4Aの充電器にも対応しています。
これ以外の充電器は使用できないのです。電池が溜まらないのは、iPhoneに対応していない規格の充電器を使用していることが原因かもしれません。
放電状態
iPhoneを始めとしたスマートフォンには、リチウムイオン電池という充電池が使われています。プラスにあたる正極と、マイナスにあたる負極の間をイオンが行き来することで電力を生み出します。iPhoneを使用していると電池残量は減り、やがて0%になります。
0%のバッテリーをさらに放置すると、電力が完全に抜けきった完全放電状態となります。完全放電されたバッテリーは、すぐには充電が開始できないのです。充電ケーブルを差し込んでから充電が始まるまで、30分から1時間の助走充電が必要です。
故障
iPhoneの充電ケーブルを挿入する穴は、ホコリやゴミが溜まることがあります。もしそのホコリやゴミが湿気を帯びたものだったら、内部に漏電などの異常が起こり、iPhoneが故障してしまうこともあります。
充電する際には、ときどきコネクタ部分を乾拭きすることをオススメします。
【iPhone】急に充電できない/電池が溜まらない時の対処法~外部機器~
急に充電できなくなったら、どう対応すればいいのでしょうか。「コンセント」「ケーブル」について個別に対処法をみていきたいと思います。
コンセント差込口変更
充電できないときは、電力・電圧不足が原因となるケースは意外と多いです。壁のコンセントに充電器を直差しして充電するのが、電圧と電力の供給としては最も安定しています。
壁
壁のコンセントに、直接充電器を差し込んでいる場合は問題ありません。しかし、配線タップを使用してタコ足配線している場合は、iPhoneに充分な電力量が供給できないので「このアクセサリは使用できない可能性があります」と画面表示されてしまいます。
そのときは、壁のコンセントに充電器を直差しするか、配線タップに繋げている数を減らしてください。
PC
デスクトップPCのUSBポートで充電する場合は、正常に行われているはずです。それはノートPCに比べて、デスクトップPCは消費電力が大きいため、USBポートにも充分な電力を送れる余力があるためです。
一方、ノートPCは外出先でも長時間バッテリー駆動できるよう省電力設計されています。そのため、ノートPCによっては、iPhoneの充電ができる程の電力が送れないこともあります。
ノートPCでiPhoneを充電する際には他のUSB機器を外し、電源駆動での実施がおすすめです。
ケーブル交換
充電ケーブルは、もはや消耗品といっても過言ではありません。表面のビニールが剥がれてしまった場合などは、火災の危険性もありますので、速やかに交換することをおすすめします。ここでは、その交換方法についてご紹介します。
USBケーブル
iPhoneは購入した日から1年間の限定保証が付きます。AppleCare+に加入すると2年間の保証がつきます。これらの保証期間内であれば、断線した充電ケーブルの無償交換が可能です(故意に刃物で切ったと見なされた場合などは、有償の可能性もあります)。
AppleStore直営店に行くか、Appleの正規修理代理店でケーブル交換対応が可能です。また、Applecareサポートセンターに電話すれば、自宅に配送してもらい玄関先でのケーブル交換も可能です。
充電器
壁のコンセントに差す充電器も、USB挿入口に異物が混入するなどで故障の可能性はあります。これも充電ケーブルと同様、限定保証やAppleCare+の保証内で交換修理することが可能です。
【iPhone】急に充電できない/電池が溜まらない時の対処法~端末~
充電器や充電ケーブルに問題なく、タコ足配線もしてないのに充電できない場合は、iPhone側に異常がある可能性が考えられます。ここでは、充電できないときのiPhone側の対処法についてご紹介します。
再起動
再起動は、iPhoneのすべての異常動作に対する有効な対処法です。おかしいと思ったら再起動、おかしいと思わなくても2~3日に一度は再起動を実施することで、iPhoneを安定的に動作させることが出来ます。
充電に関しても同様で、iPhoneのシステム異常で充電ケーブルが認識されていない可能性があります。右上の電源ボタンを長押しして「スライドで電源オフ」を右にスライドすればシステムはシャットダウンします。
シャットダウン後に、また電源ボタンを押せば起動します。
端末交換
再起動でも改善がなければ、iPhone端末本体の物理的故障と考えられます。Appleサポートセンターへの電話や、AppleStore(Apple正規サービスプロバイダ)で修理が依頼できます。端末の交換になるか、バッテリーのみの交換になるかは、点検し判断されます。
修理費用の有無は、他に画面割れなどの物理的損傷があるか、限定保証内か、AppleCare+に加入しているかによって変わります。詳細な修理費用は、この記事下部のApple公式ページの修理のサイトをご覧ください。
配送修理について
Appleサポートに電話すると、配送修理の手配をしてもらえます。AppleがiPhoneを回収してから7日~10日ほどで修理し返却される「配送修理」と、自宅の玄関先まで新品のiPhoneが配達され、手もちのiPhoneと交換する「エクスプレス交換サービス」です。
「エクスプレス交換サービス」は、2日~3日ほどで新品のiPhoneと交換できます。利用条件は、AppleCare+に加入していることです。利用時はクレジットカード必須です。回収したiPhoneに物理的損傷が見受けられたら、修理代金が請求されます。
修理費用の有無は、物理的損傷がある→有償、物理的損傷なし→無償、です。また、玄関先でお手もちのiPhoneが回収できなかったときは、購入する時と同じ端末代金が請求されますのでご注意ください。「配送修理」の方は、代引き払いでも対応可能です。
故障時の問い合わせ手順
Appleサポートセンターは、電話番号0120-277-535です。年中無休、電話受付時間は朝9時~夜9時までとなっています(土日はメンテナンスの影響で受付終了が早まる可能性あり)。電話したときにはまず受付をする必要があります。
受付時に聞かれるのは「名前」「電話番号」「AppleID」「端末のIMEI」です。バッテリーの減りが早い旨を伝え、Appleアドバイザーの指示に従ってください。最寄りにApple正規の修理代理店があれば、予約を取ることができます。
配送修理の希望を伝えれば、そのまま電話で手配することが可能です。
AppleIDの確認方法
AppleIDは、iPhoneの「設定」を起動し、一番上のAppleID名をタップします。
赤枠のメールアドレスが、端末に設定しているAppleIDです。
IMEI(端末識別番号)の確認方法
IMEI(端末識別番号)は、iPhoneの「設定」を起動し、「一般」に進みます。
一般画面の「情報」に進みます。
「情報」画面を、一番下までスクロールした画面の真ん中に、IMEI(15ケタ数字)が存在します。