「ミンネ」などハンドメイドの著作権/商標権の注意点!

ミンネ(minne)とは、手作りのクラフト雑貨などを販売・購入可能な国内最大級のサイトです。ちなみに手作りの商品を販売する場合、著作権を守っていく必要があります。今回はミンネ(minne)を利用する方向けに著作権について触れていきます。

「ミンネ」などハンドメイドの著作権/商標権の注意点!のイメージ

目次

  1. 1「ミンネ/minne」で売るハンドメイドの著作権/商標権とは
  2. 著作権とは
  3. 商標権とは
  4. 2「ミンネ/minne」で売るハンドメイドの著作権/商標権の注意点
  5. 著作権違反/NGなハンドメイド作品の例
  6. 商標権違反/NGなハンドメイド作品の例
  7. 3「ミンネ/minne」で著作権/商標権を侵害するとどうなる?
  8. 運営が動く可能性
  9. 権利者が動く可能性
  10. 4「ミンネ/minne」で著作権/商標権について記載する方法
  11. 著作権について記載する手順
  12. 5「ミンネ/minne」で著作権/商標権に違反しない作品を作成する方法
  13. 作成のポイント
  14. 「ミンネ」などハンドメイドの著作権/商標権の注意点!~まとめ~
  15. 合わせて読みたい!販売に関する記事一覧

「ミンネ/minne」で売るハンドメイドの著作権/商標権とは

ミンネ/minne

ミンネ(minne)とは、手作りのクラフト雑貨などを販売・購入可能なサイトです。国内最大級のハンドメイド商品販売サイトですが、「ミンネ/minne」で商品を売る場合、ハンドメイドの著作権/商標権とはどのようなものなのか理解しておく必要があります。

著作権とは

まず、著作権とは自身の著作物の放送や上演、複製、翻訳などの権利を独占する権利となっています。

商標権とは

商標権とは商標の保護を目的とした権利となっています。商標とは、自身が取り扱っている商品であることを示すためのトレードマークであり、標識です。

ミンネ(minne)を利用する場合、この著作権や商標権を守り、違反することなく商品・作品を販売していくことになります。今回はミンネ(minne)で商品を販売する際どのようなことをするとNGなのか、違反しないよう例を元に解説します。

また、ミンネ(minne)で著作権や商標権を侵害するとどうなるのか、どのようにミンネ(minne)で著作権や商標権について記載していく必要があるのか、ミンネ(minne)で著作権や商標権に違反しない作品作りの方法などについて触れていきます。

補足

ここでは著作権の前提を確認しておきましょう。まず、作品は公表した時点で著作権が発生します。さらにその著作権を証明する為には文化庁で登録することも可能です。

ただし、著作権には対象があります。小説や音楽、舞踊、美術、建築、地図、映画、写真、プログラムなどです。おおまかに分けると、学術や美術、文学、音楽などで分けられます。

ただし、ハンドメイドの作品が含まれるかというと、実は含まれません。これはハンドメイドの作品が美術品ではないという見解があるからです。実用品には原則著作権が発生しないので、自身の作品を保護するには商標権を申請する形となります。

しかもこの商標権は申請を通すことが難しいので、自身の作品と証明することがハンドメイドではとても難しいのがネックとなっています。

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「ミンネ/minne」で売るハンドメイドの著作権/商標権の注意点

それではさっそく「ミンネ/minne」でハンドメイド商品を販売するための著作権や商標権の注意点について解説します。

著作権違反/NGなハンドメイド作品の例

今回は著作権違反・NGなハンドメイド作品の例を5つ挙げてみました。まずは既製品についてです。

既製品/キットの作品

著作権違反・NGなハンドメイド作品の例としては既製品/キットの作品が挙げられます。既に著作権登録された商品を販売するというのは著作権を違反した行為なのであくまでオリジナルの作品を作成していく必要があります。

キャラクターの素材を使用/模倣

著作権違反・NGなハンドメイド作品の例としては、キャラクターの素材を使用/模倣する場合も挙げられます。著作権登録されたキャラクターを模倣することは著作権に反する行為ですので注意してください。

ブランドのロゴの使用/模倣

著作権違反・NGなハンドメイド作品の例としては、ブランドのロゴの使用/模倣するケースも挙げられます。ブランドロゴの使用・模倣はここまで記載した例と同様著作権に違反した行為です。

ブランドロゴの使用・模倣はしないよう注意してください。

本の掲載作品を模倣

著作権違反・NGなハンドメイド作品の例としては、本の掲載作品を模倣する場合も挙げられます。本に掲載された作品を模倣するというのは他者の作品を無断でマネているということです。このケースも著作権違反となるので注意点として覚えておいてください。

他の作家を模倣

著作権違反・NGなハンドメイド作品の例としては、他の作家を模倣するというケースも挙がります。ここまで紹介した例は全て著作権違反です。「ミンネ/minne」では、著作権を守りオリジナル作品を販売するよう注意点として頭に入れておく必要があります。

商標権違反/NGなハンドメイド作品の例

続いては「ミンネ/minne」で商標権違反/NGなハンドメイド作品の例を挙げて解説していきます。

ブランドロゴを似せた商品

「ミンネ/minne」で商標権違反/NGなハンドメイド作品の例としては、ブランドロゴを似せた商品が挙げられます。著作権でも触れましたが、ブランドのロゴの使用/模倣は著作権違反にもなる行為です。

ブランドロゴは商品としても非常に重要な部分です。ブランドロゴに似せた商品の作成はしないよう注意してください。

有名キャラクターの絵を使用する

「ミンネ/minne」で商標権違反/NGなハンドメイド作品の例としては、有名キャラクターの絵を使用するというケースも挙げられます。著作権違反例としても挙げていた「キャラクターの素材を使用/模倣」にもあたる行為です。

ブランドタグを流用する

「ミンネ/minne」で商標権違反/NGなハンドメイド作品の例としては、ブランドタグを流用するというケースも挙げられます。これはブランドロゴを似せた商品とも近いケースです。

れっきとした商標権違反行為なので作品の流用はしないで作品を作成する必要があります。

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「ミンネ/minne」で著作権/商標権を侵害するとどうなる?

続いては「ミンネ/minne」で著作権/商標権を侵害するとどうなるのか、確認していきます。

運営が動く可能性

「ミンネ/minne」で著作権/商標権を侵害してしまった場合、運営が動く可能性があります。これは、「ミンネ/minne」で著作権/商標権を侵害したことをユーザーが通報した場合も挙げられます。

権利者が動く可能性

「ミンネ/minne」で著作権/商標権を侵害してしまった場合、権利者が動く可能性もあります。特にブランドロゴの流用などは大手企業が動くということなので、訴えられて多額の請求をかけられる可能性もあります。

著作権は権利者を守る権利です。「ミンネ/minne」を利用する場合は著作権があることを念頭に活動することが必須となっています。

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「ミンネ/minne」で著作権/商標権について記載する方法

ここでは「ミンネ/minne」で著作権/商標権について記載する方法について確認していきます。

著作権について記載する手順

著作権について記載する手順についてですが、権利者から転売の許可を得て販売している旨を記載する方法は次の通りです。

「著作権を保持者から転売の許可を得ております。」

著作権権利者と話し合い許可を得た後にこのように明記しておくことで、著作権に違反することなくハンドメイドの作品を作成することができます。

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「ミンネ/minne」で著作権/商標権に違反しない作品を作成する方法

続いては「ミンネ/minne」で著作権/商標権に違反しない作品を作成する方法について解説します。

作成のポイント

「ミンネ/minne」で著作権/商標権に違反しない作品を作成する際のポイントは次の通りです。
 

  • オリジナリティを大事に作品を作成する
  • 商標利用したい場合には権利者へ確認をする

オリジナリティを大事に作品を作成する

オリジナリティを大事に作品を作成するのは「ミンネ/minne」では重要です。ハンドメイド作品はオリジナリティが販売促進される要因となるので、オリジナリティを大切に作品を作成してみてください。

商標利用したい場合には権利者へ確認をする

商標利用したい場合には権利者へ確認をするというのも「ミンネ/minne」では大切です。商標利用する場合、著作権の確認は必須です。権利者とトラブルにならないようきちんと確認してみてください。

「ミンネ」などハンドメイドの著作権/商標権の注意点!~まとめ~

今回は「ミンネ」などハンドメイドの著作権/商標権の注意点などについて解説してみました。ミンネでハンドメイド商品を販売する場合、著作権や商標権の確認は必須です。特にブランドロゴなどはうっかり似たものを作ってしまうこともあるでしょう。

場合によってはユーザーが気付いたり、運営が処分を下すこともあります。キャラクターの素材を使用・模倣したり、ブランドロゴの使用・模倣は現金です。他にも本の掲載作品を模倣したり、他の作家さんを模倣することも不可となります。

もし商標利用したい場合は著作権の権利者にきちんと確認して著作権について明記しておくことをおすすめします。

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この記事のライター
小森 樹