2019年11月26日更新
【Amazon】FBAで返品になった理由を知る方法!
AmazonのFBAで返品になった理由にはAmazonの基本的な商品の返品や交換の条件の「お客様都合」と「不具合やトラブル」ががあります。返品の理由はセラーセントラルの返品レポートから知ることができます。今回はその具体的な返品条件と確認方法を紹介しています。
目次
AmazonのFBAとは
世界最大のネットショッピングサービスAmazonではモノを買うための機能だけでなく、売る機能も提供しています。しかし個人で物販をする場合、在庫を抱える場所に困ったり、注文がかかるたび受注して送り届けるのにコストがかかります。
AmazonのFBAとはそんな個人販売の悩みを解消する、正式名称「フルフィルメント by Amazon(FBA)」という画期的なサービスです。
AmazonのFBAについて
AmazonのFBA(フルフィルメント)は商品の販売事業者向けに提供されているサービスで、商品の保管から配送まで商品の物流を全て代行してくれます。
今回はそんなAmazonのFBA(フルフィルメント)で返品があった場合の基本的な理由と、その詳細を知るための確認方法をご紹介します。
商品の返品や交換の条件
まずは返品理由の基本となる、商品の返品や交換の条件をご紹介します。これは返品レポートとして販売者側が確認できる条件です。
お客様都合
商品の返品や交換の条件の1つは「お客様都合」です。ここで言うお客様都合とは、トラブルや不具合以外で購入者自身の個人的な理由で返品されることす。
当然このままでは商品の開封後に返品された場合に明らかにこちらが損をしてしまうので、以下のような基本的なルールが設けられています。
- 未使用・未開封の場合に全額返金
- 開封済の場合、商品代金の50%を返金
トラブルや不具合
商品の返品や交換のもう1つの条件として「トラブルや不具合」があります。トラブルや不具合とは購入者が関わっていない商品の配送に関するトラブルや、商品自体の故障等のことです。
AmazonのFBAで返品になった理由を知る方法
AmazonのFBAで返品になった理由をセラーセントラルから知る方法をご紹介します。
セラーセントラルで返品理由の確認
AmazonのFBAから返品理由を確認する際、セラーセントラルを利用します。既に利用している方はご存知かと思いますが、セラーセントラルとはAmazonのFBAにおける出品管理ツールのことです。
商品の管理はもちろんのこと、売り上げやアクセスデータなどを分析する機能もついています。さっそくセラーセントラルにログインして返品レポートを確認していきましょう。
レポート欄のフルフィルメントを選択
セラーセントラルにログインしたらトップ画面の上部メニューから「レポート」欄にカーソルを合わせます。表示される「フルフィルメント」をクリックしましょう。
商品の返品や交換欄の返品レポートで確認
フルフィルメントのページへ移動したら、ページ左側の項目に「商品の返品や交換」とありその中に「返品レポート」とあります。
クリックすると返品レポートの検索画面が表示され、日付や注文番号を指定することで返品理由が表示され、お客様都合なのかトラブルや不具合なのかを確認できます。
Amazonの返品理由でよくある理由
FBAで返品になった理由を知る方法はお分かりいただけたかと思います。それでは実際にAmazonのFBAを利用する時、返品理由としてよくある理由をいくつかご紹介します。
あらかじめ返品理由を知っておくことで対策ができるので、出品者の方はしっかり覚えて対策しておくようにしましょう。
よくある返品理由
AmazonのFBAでよくある返品理由は以下の通りです。
配達できなかった
AmazonのFBAでよくある返品理由に「配達できなかった」が挙げられます。これはAmazonの返品条件の「トラブルや不具合」または「お客様都合」の両方の可能性が考えられます。
なぜならAmazonのFBAから出品している場合、Amazon倉庫から発送されることになるので倉庫内でのトラブル、配達中のトラブルが考えられます。また配達しようとした結果、購入者が不在であったり住所不明になっている場合も考えられます。
配達でのトラブルは商品の管理・発送をアマゾンに任せている限り、防ぎようがないのかもしれません。
間違えて注文してしまった
AmazonのFBAでよくある返品理由に「間違えて注文してしまった」が挙げられます。この場合は基本的に「お客様都合」として返品されます。記事の冒頭で説明したように未開封の場合は全額返金で、開封済の場合は50%返金となります。
ただ、ここで注意しなければならないのは、Amazonの商品ページにて紛らわしい説明や明らかに間違った内容があると「トラブルや不具合」とみなされ開封済でも全額返金になる可能性があります。
商品ページはAmazonの出品管理から編集できるので、くれぐれも誤った表現を使用しないようにしましょう。
必要なくなってしまった
AmazonのFBAでよくある返品理由に「必要なくなってしまった」が挙げられます。この理由は完全に「お客様都合」であると言えるでしょう。
全額返金か50%返金となりますが次の章で説明する「理不尽な返品理由」にあるように、実際は開封済であったり故障しているような悪質な例もあるようです。
商品に不具合かトラブルが発生している
AmazonのFBAでよくある返品理由に「商品に不具合かトラブルが発生している」が挙げられます。これは「トラブルや不具合」にあたり、その選択肢を選ばれた限りは全額返金を要求されます。
これに関しては出品する商品を前もって検品しておくことが予防策となりうるでしょう。確認できることは全て済ませてFBAに送るようにしましょう。
Amazonの返品理由の問題点
ここからはAmazonのFBA(フルフィルメント)における返品理由の問題点をご紹介します。Amazonでは消費者側からのクレームがよく見られますが、反対に出品者側が悪質な購入者に悩まされたり、Amazonの返品システムに悩まされることがあります。
返品理由は理不尽な事が多い
まず前提として、Amazonの返品理由は理不尽な事が多いです。出品するうえで悪質な購入者の例と対策、またAmazon側に問題があるときの対策を知っておきましょう。
Amazonの返品は簡単なだけに悪質な事が増えやすい
1度返品したことがあれば分かるかと思いますがAmazonでの返品は非常に簡単です。そして返品条件もFBAの場合Amazonが出す条件を最低ラインとしなければなりません。
返品を多くされた場合、送料がこちらの負担になることもあるので基準がAmazon側にあると大きな損失をかかえてしまうリスクがあります。また悪質な購入者であった場合、Amazonの基準では対応しきれない可能性もあります。
Amazon側の采配で返金基準が甘くなることがある
FBAでの返品・返金は基本的には全てAmazon側の采配となります。ここでAmazon側が基準と反する対応をした場合にわざわざこちらから連絡する必要があります。
過去には明らかな「お客様都合」を「トラブルや不具合」とみなされ、なかなか対応してくれなかった例もあるようです。
最後に
いかがでしたでしょうか。今回はAmazonのFBA(フルフィルメント)で返品になった理由を知る方法をご紹介しました。AmazonのFBAにおける返品条件や、セラーセントラルでの返品レポートの確認方法がお分かりいただけたかと思います。
AmazonのFBAの返品には問題点があり、理不尽なことが多いことを説明しましたが、個人で在庫を管理し発送するマーケットプレイスの場合、返品ルールは個別に設定できるようです。
もしFBAに不満がある場合は改めて商品の管理・配送を見直してみてはいかがでしょうか。