iPhoneをiPod化する「Rewound」という無料アプリがApp Storeで公開されました。無料アプリ「Rewound」はiPhoneをiPod化し、見た目を再現するスキン機能と円形のパッドを指で回して操作するクリックホイール機能を備えています。
以前、アメリカの大学生Elvin氏(@elvin_not_11)が開発しているiPhoneをiPod化するアプリが話題になりましたが、ついにiPhone上にiPodを再現する「Rewound」という無料アプリがApp Storeで公開されました。
Elvin氏が開発していたアプリは、Apple製品のインターフェースについての著作権問題があり、App Storeからの承認が得られるか不明となっていて最終的にリリースされるかは不明となっています。
「Rewound」という無料アプリは別の開発者Louis Anslow氏によって開発され、Appleからの承認を得て公開されています。
前述したように、一般的にApple製品やApple製品のインターフェース画像の使用は禁じられていて、App Storeの承認が得られないことが多いです。
「Rewound」もApp Storeでは「iPod Classic」のキーワード検索ではヒットせず、デフォルトの設定では普通のサードパーティ製アプリと変わりのない見かけです。インストールだけでは再生や巻き戻しなど、普通のコントロールボタンが実装されています。
インストール後にいくつかの手順を踏んで、iPhone上に懐かしいクリックホイールなどを再現することができます。「Rewound」でiPhoneをiPod化する方法を見ていきましょう。
「Rewound」にはユーザーが任意の画像をスキンとして追加できる機能にあります。アプリ内にデータとして含まれていない画像を追加するとボタンは非表示になり、再現されたクリックホイールで操作できるようになる仕組みです。
まず「Rewound」をApp Storeからダウンロードして起動し、「ADD SKIN」をタップし「Download Skins」をタップすると、TwitterまたはWeiboに移動して公開されているスキンを探し出すことができます。
そこで画像を「写真」にダウンロードし、「写真」からスキンを選ぶとiPhoneがiPodへ再現可能となるわけです。
クリックホイール機能は、まるで本物の「iPod Classic」のようにホイールを丸くなぞってスクロールさせ、中央をタップして項目を選択することもできます。
触覚フィードバックもiPhoneのハプティック機能でわずかな振動を起こし再現され、まるで本物を手にしているかのようです。
さらに「Rewound」では、ミュージックアプリのライブラリに保存されたアルバムやアーティスト、曲、プレイリストの再生が可能となっています。
Apple Musicで配信されている曲はミュージックアプリからライブラリに保存すると聴くことができます。このプレイリストの再生には250円のアプリ内課金が必要となっています。