Windows 10 Mobileサービス終了で「Officeアプリ」についてもサービスを終了することを発表しました。2021年1月12日にWindows 10 Mobileサービス終了にて「Officeアプリ」サービス終了となる件についてご紹介します。
現地時間の12月10日、マイクロソフトは、かねてから案内を行っていた通り、「Windows 10 Mobile」デバイスのサポートを終了したことを発表しました。
「Windows 10 Mobile」デバイスのサポートを終了により、マイクロソフトでは、セキュリティおよびソフトウェアアップデート更新機能を停止しています。
マイクロソフトでは、サポート終了後の「Windows 10 Mobile」デバイスについては、iOSやAndroidへの移行するよう推奨しています。
「Windows 10 Mobile」デバイスのサポートを終了する経緯についてみていきましょう。「Windows 10 Mobile」については、マイクロソフトが開発を行い、リリースしたモバイル機器向けのOSとなります。
マイクロソフトがサービス提供を行っている「Windows 10 Mobile」の最終バージョンについては「version 1709 (released October 2017)」 となっています。
マイクロソフトは、「Windows 10 Mobile」デバイスのサポートを終了について、すでに、2018年12月の段階で「version 1709 (released October 2017)」バージョンのサポート終了について公表していました。
今回のサポート終了まで、2015年末から約4年間、スマートフォンや8インチ未満のタブレット用にてユーザーに利用されていました。
サポート終了後の「Windows 10 Mobile」デバイスは、セキュリティおよびソフトウェアアップデート更新機能が停止されていることによる影響を受けることとなります。
サポート終了後の「Windows 10 Mobile」デバイスについては、セキュリティ更新が反映されないため、利用を続けていくと外部からの攻撃の被害にあってしまう危険もあり、セキュリティリスクが心配です。
マイクロソフトでは、ユーザーの心配の声に対して、サポート終了後の「Windows 10 Mobile」デバイスについては、iOSやAndroidへの移行するよう推奨してきました。
2021年1月12日に「Officeアプリ」サービス終了の対象となるアプリについて確認しておきましょう。
2021年1月12日に「Officeアプリ」サービス終了の対象となるアプリは、「Word」・「Excel」・「PowerPoint」・「OneNote」の4種類のアプリとなっています。
2021年1月12日に「Officeアプリ」サービス終了とする、「Word」・「Excel」・「PowerPoint」・「OneNote」の4種類の対象のアプリについて、iOSやAndroid向けOfficeアプリの開発を進めており、ユーザーへ移行するよう案内しています。
「Windows 10 Mobile」デバイスのサポートを終了後も「Officeアプリ」を利用は可能ですが、OSのセキュリティパッチが提供されない状態での使用についてはリスクがあるため、iOSやAndroid向けOfficeアプリへの移行をお勧めします。
マイクロソフトの共同創業者ビル・ゲイツ氏は、「Windows 10 Mobile」のサポートを終了するにあたって、GoogleのAndroidの開発で手に入れたスマートフォン市場を例に、マイクロソフトの取り組みが失敗に終わったことを反省していたとされています。
マイクロソフトでは、iOSやAndroid向けOfficeアプリへ「Officeアプリ」を提供を行うなど、市場の独占を目指すのではなく、様々なプラットフォームとの共存を目指していく方針ともみられています。