マイクロソフトがWindows10の「スマホ同期」アプリの新機能について一般公開を行ったことを発表しました。一般公開が開始となったWindows10の「スマホ同期」のアプリ新機能ではPCからAndroidへ発着信が可能となります。
マイクロソフトが「Windows 10」搭載PCにてAndroidスマートフォン上のメッセージや写真などにアクセスすることができる「スマホ同期」アプリの新機能について一般公開を開始したことを発表しました。
スマートフォンを「Windows 10」搭載PCと同期させる「スマホ同期」アプリでは、Windows10のPCから「Android」端末の電話を発着信ができる「Calls(通話)」機能が利用可能となると説明しています。
マイクロソフトが提供を開始した「スマホ同期」アプリの新機能は、バージョン7.0以降のAndroidを搭載するスマートフォンにて利用することができます。
「Windows 10」搭載PCと同期させる「スマホ同期」アプリリリースの経緯についてご紹介しておきましょう。
アップル社では、「macOS」と「iOS」で同期できるような機能を、すでにサービス提供を行っています。
マイクロソフト社でも、「Microsoft Store」で提供している「スマホ同期」アプリを通じて、アップル社同様のサービス提供を目指し、マイクロソフトの「Windows」と「Android」のスマホ端末でも取り組みを進めていました。
マイクロソフトでは直近の、「Windows 10 19H1(バージョン1903)のプレビュービルド版にて新機能の「Calls」機能をテストを行っており、リリースに向けた取り組みを行っていた経緯があります。
「スマホ同期」アプリでは、ユーザーがスマートフォンのメッセージを確認したり、最近撮影した写真を見たりすることができるようになります。
「Windows 10」搭載PCと同期させる「スマホ同期」アプリの機能として、Androidのスマホ端末に着信した電話をPC側で受けることができるようになります。
また、「Windows 10」搭載のPCから、「スマホ同期」アプリに表示されるダイヤラーもしくは「連絡先」を利用して電話をかけることもできます。
なお、「スマホ同期」アプリを利用して発着信を行う場合は、Androidのスマホ端末側ではなく、PCのスピーカーやマイクを利用して通話が可能となります。
着信の際に、会議中などの理由で、着信できない場合には、テキストメッセージで応答できるほか、スマートフォンの伝言メモへの送信もできるとのことです。
新機能「スマホ同期」アプリが利用可能となるマイクロソフトの「Android」アプリは、Google Play Storeよりインストール、ダウンロードを行うことができます。
マイクロソフトの「Android」アプリは、幅広いユーザーに支持されており、現段階での累計ダウンロード数については、5000万件を超えている人気のアプリとなっています。
マイクロソフトでは、今月12月10日に、モバイル向けWindows 10 Mobileのサポートを終了しています。
なお、マイクロソフトでは、2020年末にAndroid搭載の折りたたみデバイスとなる「Surface Duo」を米国でリリースすることを発表しています。