AdobeがiPad版のPhotoshopに新機能を追加し「被写体を選択」する機能が対応開始したことを発表しました。iPad版のPhotoshopにて追加となった「被写体を選択」する機能ではAIによって選択範囲を自動的に識別することが可能となります。
AdobeがiPad版のPhotoshopに新機能を追加し被写体を自動識別する「被写体を選択」機能が対応開始したことを発表しました。
iPad版のPhotoshopが「被写体を選択」機能に対応可能となった新機能は、11月に開催されたAdobe MAXカンファレンスで発表が行われていた機能となっています。
AIが自動的に被写体の範囲を識別することで、面倒な写真の操作や範囲選択の作業の効率化を図ることができます。
Adobeでは、iPad版のPhotoshopにAIが自動的に被写体を識別する「被写体を選択」機能が追加したことで、iPad上での写真の操作や合成がこれまでよりもずっと簡単になると説明しています。
Adobeが11月に公開を開始したしたiPad版写真加工アプリ「Photoshop」ではApple Pencilを使ってPSDファイルが編集可能となっています。
iPad版写真加工アプリ「Photoshop」の機能を利用可能なデバイスについては、iPad向けPhotoshopのiPadOSがインストールされた以下のiPadに対応可能となっています。
Apple Pencilは、第1世代、第2世代とも利用することができます。iPad版写真加工アプリ「Photoshop」を利用可能となるデバイスについては以下の機種となります。
AdobeのiPad版「Photoshop」では、30日間の無料体験が可能となっており、初月は月額無料にて利用することが可能です。
AdobeのiPad版「Photoshop」の月額利用料金としては、月額無料の無料体験終了後に利用料金が発生する流れとなっています。AdobeのiPad版「Photoshop」の月額利用料金設定は以下の通りとなっています。
フォトプラン20GB | 月額980円で利用可能 |
Adobe Photoshop単体プラン | 月額2480円で利用可能 |
コンプリートプラン | 月額5680円で利用可能 |
AdobeのiPad版「Photoshop」に新機能として追加された、被写体を自動識別する「被写体を選択」機能については、昨年、「Photoshop」のデスクトップ版に搭載された新機能となっています。
従来のiPad版「Photoshop」で被写体の選択を行うには、ユーザーがペンやフリーハンドにて、自動選択や多角形選択ツールを組み合わせて手作業で行う必要がありました。
ですが、従来の方法では、いずれの手順を利用しても手間がかかってしまうとユーザーから改善を望む声も多くありました。
今回、追加となった新機能にて被写体を自動識別する「被写体を選択」機能は、iPad上に表示されている画像を1回タップするだけで被写体を選択することが可能となります。
Adobeでは2020年に向け「Photoshop」にて毛髪や毛皮などのトリッキーな被写体の選択機能についてもさらに強化する方針となっています。
Adobeの発表では、毛髪や毛皮などのより複雑な画像についても、画像処理結果をこれまでより調整ができるようにする取り組みを進めているとのことです。
なお、この毛髪や毛皮などのトリッキーな被写体の選択機能の強化については、来年2020年にデスクトップ版とiPad版の「Photoshop」にてリリース予定となっています。
Adobeでは、ほかにも多くの改善や向上に取り組んでおり、iPad版のIllustratorについても2020年にリリースされる予定となっています。