VR仮想スクリーンアプリ「Bigscreen」が仮想映画館「Bigscreen Cinema」をオープンしました。「Bigscreen Beta」とはVR空間に仮想デスクトップ画面をストリーミングできるアプリで、週替りで4本の映画が上映されます。
VR仮想スクリーンアプリ「Bigscreen」は、仮想映画館「Bigscreen Cinema」をオープンしました。
「Bigscreen」とは、仮想デスクトップ画面をVR仮想画面に表示できるアプリです。最大12人までアクセスが可能で、遅延も少なく高画質なストリーミングを実現しているため、映画を見たりゲームをしたりといった用途で使われています。
最近はアバターと仮想ルームを使うことで、遠隔地のユーザーとの共同作業やメディア鑑賞ができるVR仮想スクリーンアプリとしての拡張を進めています。
仮想映画館「Bigscreen Cinema」は、ただのVR仮想画面ではなく仮想映画館をアバターで訪れ、遠隔地の友人や知人と一緒に会話しながら映画を楽しんだり、パブリック上映では世界中のユーザーと一緒に映画鑑賞したりできます。
上映される映画は週替わりで4本です。現在は「Star Trek Into Darkness」「Terminator Genisys」などを30分間隔で上映中で、チケットを購入することで視聴可能です。
鑑賞チケットは作品ごとに購入します。2D映画の場合は400円、3D映画の場合は500円でチケットを購入します。チケットを購入すれば、48時間以内であれば何度でも映画を視聴可能となっています。
「Bigscreen Cinema」ではプライベート上映とパブリック上映から選ぶことが可能で、仮想映画館内で最前列から最後列の中で座席を選びアバターの姿で仮想ポップコーンやトマトを持って映画を鑑賞できます。
パブリック上映の場合、周りにうるさい客がいた場合は個別にミュートも、全ミュートも可能です。音声チャットも可能なので、プライベート上映であればお喋りしたり、応援上映や絶叫上映したりできます。仮想トマトを投げて楽しむことも可能です。
つまり「Bigscreen Cinema」では、離れている友人と一緒に映画に行く体験ができることや巨大なプライベートシアターに友人を招く体験を仮想で提供することできることが主な趣旨です。
仮想映画館「Bigscreen Cinema」では一般的な動画ストリーミングサービスと違い、3D映画が視聴可能である点が注目ポイントです。
「Bigscreen」は「Oculus Rift」や「HTC Vive」「Windows Mixed Reality」などのPC VRヘッドセットや「Oculus Quest」や「Oculus Go」などモバイルVRで使えるクロスプラットフォーム対応です。
画質に関しては、元々VRヘッドセットは一般的なスマホよりも解像度が粗いと言えますが、仮想ながらも巨大スクリーンで視聴できる点は大きなメリットでしょう。さらに3Dは最初から左右ステレオを分離しているためVRヘッドセットには合っています。
「Bigscreen Cinema」の提供地域は日本を含む10か国となっています。ライセンスの関係上、市場によって見られる作品が多少変わりますが、提供地域のユーザー同士であれば同じ映画を一緒に鑑賞することが可能です。