ヤフーが長期間利用がないユーザーの「Yahoo! JAPAN ID」を2月より停止にすると発表しています。ヤフーは長期間利用がない「Yahoo! JAPAN ID」を停止することで個人情報保護や不正アクセスのリスクを回避するセキュリティ対策を目的としています。
ヤフーでは、個人情報保護や不正アクセスのリスクを回避するセキュリティ対策の一環として、長期間利用実績がないユーザーの「Yahoo! JAPAN ID」を停止にするとの発表を行いました。
ヤフーの発表によると、長期間利用されていない「Yahoo! JAPAN ID」のアカウント停止は、2月から順次停止していくとしています。
なお、「Yahoo! JAPAN ID」のアカウント停止の目的については、個人情報保護や不正アクセスのリスクを回避するセキュリティ対策の一環としています。
2月から開始される、セキュリティ対策のための「Yahoo! JAPAN ID」のアカウント停止対象となるIDについては、一部条件を除き、基本的には、4年以上利用実績のない「Yahoo! JAPAN ID」が対象となるとされています。
ただし、ヤフーでは、不正アクセスが行われた可能性があると判断を行った「Yahoo! JAPAN ID」については、利用実績のない期間が4年未満の場合でも、「Yahoo! JAPAN ID」の利用を停止の対象とする場合があると説明を行っています。
なお、不正アクセスが行われた可能性があると判断を行った「Yahoo! JAPAN ID」については、アカウントの削除は行わないものの、2020年2月以降、ログインができないようになるとしています。
ヤフーが「Yahoo! JAPAN ID」のアカウント停止を行う経緯について確認をしておきましょう。
「Yahoo! JAPAN ID」など、インターネットのログインIDでは、頻繁にログインしていれば、不正アクセスを受けたときなどすぐに気づくことができます。
ですが、長い期間、ログインしていない状態が続いているIDは、不正アクセスの被害を受けるリスクが高くなってしまいます。
このため、ヤフーでは、Yahoo! JAPAN利用規約にを基本として、IDを不正に利用した犯罪防止を目的としたセキュリティ対策の一環として、ユーザーの個人情報を守るため、「Yahoo! JAPAN ID」のアカウント停止を行う決定を行ったとのことです。
2月にヤフーが実施する長期間利用実績のない「Yahoo! JAPAN ID」のアカウント停止ですが、1月中に再度ログインをすることで、「Yahoo! JAPAN ID」のアカウント停止から除外されます。
ですが、長期間利用していない「Yahoo! JAPAN ID」があるユーザーの中には、複数の「Yahoo! JAPAN ID」を利用していたり、当時利用していたメールアドレスを思い出せないという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ヤフーでは、対処法について、ログインに関するヘルプなどを参考にして、ユーザーが設定したと思われる英数字や文字列などを入力し、ログインできるかどうか確認するよう案内しています。
ユーザーが「Yahoo! JAPAN ID」や「メールアドレス」が不明でログインができない場合の対応として、「Yahoo! BB」や「Yahoo!ウォレット」の登録を行っている場合、免許証など本人確認書類によって、確認できる場合もあると説明しています。
ヤフーの広報担当者は、今回の利用停止措置実施については、不正ログインの検知や規約違反の場合以外で初めての試みとなると公表しています。
また、ヤフーは、「Yahoo! JAPAN ID」の継続を希望するユーザーには、1月中に再度ログインするよう案内を行っています。