iOS13.3.1アップデートがリリースされ、iOS13.3.1アップデートを適用したユーザーからバッテリー消耗が早いとの報告がされています。一方で「バッテリーが長持ちするようになった」という事例も報告されていて、バッテリー消耗には様々な事例があるようです。
Appleは米現地時間1月28日、iOS13.3.1アップデートをリリースしました。
iOS13.3.1アップデートにより、U1超広帯域(UWB)チップによる位置情報サービスの使用を制御するための設定が追加され、セキュリティ関連を含む複数の不具合や問題の修正、機能の改善などが実施されています。
iOS13.3.1アップデートを適用したユーザーから「バッテリーの減りが早くなった」などバッテリーの消耗が激しくなったことが報告されています。また一部では「充電の持ちが良くなった」「変わっていない」といった改善事例も報告されています。
iOS13.3.1アップデート後、Twitter上では一部ユーザーから「バッテリーの消耗が早い」や「iPhoneの充電の持ちは全く改善していない」など、様々なバッテリーパフォーマンスの悪化を報告するツイートが多く見られています。
さらに、iOSアップデート適用前後で駆動時間などのバッテリーパフォーマンスがどう変わっているのか、比較を検証するYouTunbeチャンネル「iAppleBytes」が、iPhoneの機種それぞれのバッテリーパフォーマンスの比較検証動画を公開しています。
YouTunbeチャンネル「iAppleBytes」では、iOS13.3.1アップデート適用前と後のそれぞれの機種のバッテリーの持ち時間の比較検証が公開されていて、その結果は以下のようになっています。
一覧からわかるように、iPhone 8やiPhone XRではバッテリーの持ち時間が最大11分減少しています。
機種 | iOS13.3駆動時間 | iOS13.3.1駆動時間 | 駆動時間の差 |
iPhone SE | 3時間5分 | 3時間7分 | +2分 |
iPhone 6s | 3時間22分 | 3時間19分 | -3分 |
iPhone 7 | 3時間53分 | 3時間45分 | -8分 |
iPhone 8 | 3時間43分 | 3時間54分 | -11分 |
iPhone XR | 6時間17分 | 6時間6分 | -11分 |
iOS13.3.1アップデートによって「バッテリーの消耗が早い」とバッテリーパフォーマンスの悪化を報告する声が多数見られます。
しかし一方で「reddit」などの掲示板等では「バッテリーのパフォーマンスは変わっていない」「iOS13.3.1にアップデートしたら充電が長持ちするようになった」などの声もあります。
またiOSアップデート配信後にバッテリーパフォーマンスの比較検証結果などをTwitterに投稿しているアカウント「iOS News And More(@iosnewsandmore)」では、iOS13.3.1でバッテリー容量が1.6%相当改善し長持ちするようになったとの結果を投稿しています。
ただバッテリーについては、使用環境によってそのパフォーマンスは大きく異なるため、必ずしもiOS13.3.1アップデートとバッテリーパフォーマンスの悪化が関係しているとは言い切れないでしょう。
iOS13.3.1アップデート後にバッテリーがあまりにも急激に消耗する場合は、iOS13.3以降のバッテリー残量が不正確に減少するという問題がまだ続いている可能性も考えられます。
もしアップデート後にバッテリーの異常消耗が見られる場合は、iPhoneの再起動や「最適化されたバッテリー充電」の設定をいったん解除をして問題が改善しないか試してみましょう。