Appleがサービス提供を行っている「iCloud.com」がAndroidのモバイルブラウザに対応可能となっています。Androidのモバイルブラウザにて「iCloud.com」の「iPhoneを探す」機能が対応可能となった内容についてご紹介します。
Appleがサービス提供を行っている「iCloud.com」のWeb版iCloudにて、iOS/iPadOSやAndroid用のモバイルWebブラウザでのサポートを改善するアップデートを実施しています。
米メディアの報道によると、Appleが実施したアップデートの内容については、iPhoneやiPadのSafariや、AndroidのChromeなど、モバイルブラウザ経由でアクセスした「iCloud」の改善が行われたとみられています。
Appleの公式発表はないものの、モバイルWebブラウザでのサポートを改善するアップデートを実施したことで、「iCloud.com」の機能がAndroidのモバイルブラウザに対応可能になっています。
モバイルブラウザ経由でアクセスした「iCloud」で対応可能となった機能についてご紹介していきましょう。
今回、実施されたモバイルWebブラウザでのサポートを改善するアップデートのポイントは、アップル純正で利用可能なiPhoneやiPadのSafariや、AndroidのChromeなども、改善の対象となっている点が挙げられます。
今回のアップデートにて、モバイルブラウザ経由でアクセスした「iCloud.com」が、iOSとAndroidのモバイルブラウザから対応可能になりました。
なお、Androidデバイスのブラウザからも対応可能となった機能ついては、以下の通りとなっており、今後は「カレンダー」や「連絡先」などの機能も提供されるとみられています。
| 利用可能となった機能 | |
| ① | 写真（Photos） |
| ② | メモ（Notes） |
| ③ | リマインダー（Reminders） |
| ④ | 「iPhoneを探す」（Find my iPhone） |
| ⑤ | 「アカウント設定」からストレージの利用状況の確認が可能 |
「iPad」をはじめとするタブレットでは、デスクトップ用ブラウザとほぼ機能が利用可能となっています。
具体的には、メールや連絡先、カレンダーや写真、iCloudドライブやメモ、リマインダーや「友達を探す（Find Friends）」機能や「iPhoneを探す」機能など、全てにアクセスすることが可能となります。
なお、写真やメモをはじめとしたそれぞれのアプリでは、iOS版純正アプリのほとんどの機能が利用可能となっていますが、アクセスがWebベースとなってしまうため、レスポンスが少し遅く感じてしまうかもしれません。
Androidデバイスのブラウザからも対応可能となった「iPhoneを探す」機能についてご紹介していきましょう。
「iPhoneを探す」機能は、利用しているiPhoneを紛失してしまった場合に、所在地を探したり、遠隔操作によって、個人データの消去を行うことができるiPhoneユーザーにとって欠かせない機能となっています。
「iPhoneを探す」機能を利用するには、探す端末と別の1台のiOSもしくはmacOSのデバイスや、PCのデスクトップブラウザーからの「iCloud.com」へのアクセスが必要となっています。
このため、携帯とPCを持っているユーザーがiPhoneを紛失してしまった場合など、外出先では利用することができず、困ってしまう事態が多くありました。
今後は、紛失してしまったときに、近くにAndroidスマートフォンしかない場合でも、ブラウザアプリからiCloud.comにログインして簡単に「iPhoneを探す」機能を利用することができます。
今回のアップデートにより、モバイルブラウザーから「iCloud.com」へのアクセスができるようになったことで、iPhoneとAndroidを利用しているユーザーにとっては、とてもうれしい内容となっています。
なお、現段階では、ブラウザ版の「iCloud.com」の一部機能に不具合が発生しているというユーザーからの報告も上がっているとのことです。
現時点で、ブラウザ版の「iCloud.com」の一部機能に発生している不具合は、以下のような内容となっています。
なお、現段階で発生している不具合についても、ユーザーからのフィードバックを受けて順次修正されるとのことです。