ソニーが傘下の3事業部を統合する子会社「ソニーエレクトロニクス株式会社」を設立すると発表しました。ソニーが新たに設立する「ソニーエレクトロニクス株式会社」はスマホ・カメラ・オーディオなどの3事業が統合され展開をおこなっていくこととなっています。
ソニーが2020年4月1日付にて、傘下のスマホ・カメラ・オーディオなどの3事業を統合する子会社「ソニーエレクトロニクス株式会社」を設立することを発表しました。
4月1日に設立される「ソニーエレクトロニクス株式会社」は、ソニーのイメージング・プロダクツ&ソリューション事業、ホームエンタテインメント&サウンド事業、モバイル・コミュニケーション事業のそれぞれの事業を継承する中間持ち株会社となります。
「ソニーエレクトロニクス株式会社」は、ソニーのイメージング・プロダクツ&ソリューション事業、ホームエンタテインメント&サウンド事業、モバイル・コミュニケーション事業を統合することとなります。
ソニーのイメージング・プロダクツ&ソリューション事業としては、デジタルカメラ「α」やイメージセンサーがあり、オーディオビジュアル関連事業としては、テレビ「ブラビア」やポータブルオーディオ「ウォークマン」などの展開を行っています。
また、ソニーのモバイル事業としては、大きな柱としてスマートフォン「Xperia」を展開しています。
ソニーでは、2019年4月に、この3事業をエレクトロニクス・プロダクツ&ソリューション(EP&S)事業として一体的に管理する構造改革を実施しており、その取り組みとして、αの性能をスマホに搭載した「Xperia 1」などの製品を開発しています。
現在の「ソニー」は、創業時の社名は「東京通信工業株式会社」としてトランジスタラジオに代表されるエレクトロニクス事業に取り組んでいました。
その後、「ソニー」は、多方面に業務展開を行い、現在では、映画や音楽、ゲームや金融を筆頭に、保険、不動産、出版など幅広い分野に目覚ましい進出を行っています。
今回、ソニーの傘下として新たに設立が発表された「エレクトロニクスの会社」には、モバイルやオーディオなど、事業部の垣根を越えた運営の一体化に期待がかかっています。
「ソニーエレクトロニクス株式会社」の初代社長兼CEOには、2019年4月の事業部門統合時の人事を引き継ぎ、イメージング事業部出身の石塚茂樹氏が就任することが発表されました。
また、「ソニーエレクトロニクス株式会社」の副社長兼COOには、オーディオビジュアル事業出身の高木一郎氏が就任することが決まっています。
ソニーでは、「ソニーエレクトロニクス株式会社」の新規設立により、エレクトロニクス・プロダクツ&ソリューション(EP&S)事業の、一体的に管理する構EP&S傘下の事業間の一体運営をさらに推進していくとしています。
イメージング・プロダクツ&ソリューション事業、ホームエンタテインメント&サウンド事業、モバイル・コミュニケーション事業の一体運営により、さらに、組織・人材の最適化を実施していく方針です。
「ソニーエレクトロニクス株式会社」では、既存事業の競争力強化を図り、新規事業についても取り組んでいくとの方針を示しています。