ニュース速報アプリ「NewsDigest」にて新型コロナウイルス感染拡大を受け「感染事例が報告された場所の情報」地図機能を追加したことを発表しました。「NewsDigest」に追加された新型コロナ感染事例を地図に表示する機能についてご紹介します。
4月2日、JX通信社は、ニュース速報アプリ「NewsDigest」にて新型コロナウイルス感染拡大を受け、「感染事例が報告された場所の情報」を地図上で表示する機能を追加したことを発表しました。
ニュース速報アプリ「NewsDigest」に追加された新型コロナウイルス感染者が確認された場所を地図上で示す新機能は、該当する場所に円形のアイコンをプロットする他、感染者数と感染事例の報告日も表示されるようになります。
ユーザーは、自分の住んでいる居住地や、勤務先の周辺の感染事例を調べることで、対策を考えることができる参考資料にすることができます。
報道分野に特化したテックベンチャー「JX通信社」では、一般ユーザーを対象にした速報ニュースアプリ「NewsDigest」を提供しています。
「JX通信社」では、新型コロナウイルス感染症に対応するため、2月16日より、国内感染状況を集計した「新型コロナウイルス感染状況マップ」を公開し、これまで累計500万人以上のユーザーが利用しています。
3月25日からは、国内最大級のニュースアプリ「SmartNews」にも、最新の感染者数データの提供を開始しています。
「JX通信社」では、日々、増大していく新型コロナウイルス感染拡大を受け、「感染事例が報告された場所の情報」を地図上で表示する機能を追加し、正確で迅速な情報提供を行っていくとしています。
新型コロナウイルス感染症については、現在、病院や大学、コールセンター、ライブハウスなど人が集まる場所での「クラスター感染」発生が大きな問題となっており、自治体や企業により、感染者の出入りのあった店舗や事業所等の情報が公表されています。
ですが、感染者の出入りのあった店舗や事業所等の情報については、全国の自治体や企業が、それぞれの断によって公表しているもので、統一的な整理や発信となっていない点が指摘されています。
そのため、「感染経路調査」による新たな感染者の発見することが難しくなっており、近隣の企業や施設に対する根拠のない噂やデマ・フェイクニュースの拡散などの風評被害が起きる原因になっています。
海外の状況を見てみると、国によっては、新型コロナウイルスに感染してしまった方の感染経路を追跡し、感染者と接触した可能性のある市民に通知を送るなどの機能を持つアプリを政府や研究機関などが提供を行っています。
これにより、いち早く、感染経路の追跡ができることで、感染拡大防止に成果を挙げている事例もあります。
「JX通信社」では、企業や自治体等により感染事例が報告されたピンポイントな場所の情報を地図上に集約・整理することで、「NewsDigest」アプリにて情報の確認が出来る機能を開発し、追加することとなったとしています。
新型コロナの感染事例を地図上で確認する方法をご紹介します。新型コロナの感染事例を地図上で確認する方法については「NewsDigest」アプリにアクセスし、「新型肺炎」特設タブに表示されている「新型コロナウイルス感染状況マップ」のページを選択します。
「新型コロナウイルス感染状況マップ」内に表示されている「感染事例が報告された場所の情報」のマップを開くと、ユーザーの住んでいる地域や、勤務先の周辺での感染事例が報告された場所や施設の情報をチェックすることができます。
なお、この機能は、プライバシー保護の観点により、ユーザーが利用しているスマホの位置情報を使用しないため、安心して利用することができます。そのほかにも、風評被害を予防するため、消毒済みの施設などの対応についても明記されるとのことです。