「Microsoft Teams」においてビデオ会議画面に最大9人の参加者の映像を表示可能になります。もともと「Microsoft Teams」では最大で4人しか表示されず要望が出ていましたが、今回それに対応するかたちで最大9人表示されることになります。
米現地時間4月13日、Microsoftはビデオ会議ツール「Microsoft Teams」の機能を強化し、ビデオ会議画面に最大で9人の参加者の映像を表示が可能になることを発表しました。この機能の実装は4月末ごろの予定です。
もともと「Microsoft Teams」のビデオ会議では、最大で4人の映像しか表示することができず、残りの参加者は画面の下にあるバーにアイコンで表示されるのみでした。
「Microsoft Teams」では新型コロナウィルスの感染拡大によって在宅勤務やテレワークの需要が高まっていることから、ビデオ会議機能に関して積極的に強化しているようです。
「Microsoft Teams」のビデオ会議では最大で250人まで同時に参加することが可能で、マイクやカメラをオンにしているアクティブユーザーは、最大4人分映像を表示できる仕組みです。
これに関してユーザーの声が投稿されるフィードバックサイト「UserVoice」において、ビデオ会議ツール「Google Hungout」では全ての参加者の映像が表示されることが取り上げられ、「Microsoft Teams」への要望が投稿されていました。
これに対してMicrosoftでは最大9人まで同時表示できるようにすることを明言しています。また、この参加人数の上限をさらに拡大する予定としていますが、何人表示可能にするかなどは明らかになっていません。
さらに「Microsoft Teams」では新機能として、ビデオ会議ツールにおいてカスタム背景が設定可能になったことも発表しています。カスタム背景については、ビデオ会議ツール「Zoom」ですでに導入されている機能です。
新型コロナウィルスの感染拡大に伴い在宅勤務を行う人が増えてきていますが、これは自宅でビデオ会議を行う際に部屋が散らかっている様子や見せたくないものを隠したい時に役立つ機能で、多くのユーザーからの要望がありました。
「Microsoft Teams」でのカスタム背景の設定は、ビデオ会議へ参加する前に背景を有効化するボタンが表示されるので、これをONにすると表示される画像の中から自分の好みの壁紙を選択できビデオ会議の背景に設置することができます。
この他にも、ビデオ会議中に発言をする時に使う「手をあげる」アイコンに対応開始したり、全てのビデオ会議において主催者側から参加を終了させることができる機能を提供開始したりと様々な新機能に対応しています。
今現在在宅勤務やテレワーク対応のために、「Microsoft Teams」を利用してビデオ会議を行う企業や学校も増加しています。
「Microsoft Teams」ではフィードバックサイト「UserVoice」で様々な投稿を参考にしながら、今後ますます機能面を強化させてさらに便利に使いやすくなることが期待されています。