「Apple Music」のWebブラウザ版が正式リリースとなりブラウザ再生に対応可能になっています。Windows10などブラウザ再生に対応可能となった「Apple Music」のWebブラウザ正式版についてご紹介します。
現地時間の4月16日、「Apple Music」のWebブラウザ版が正式リリースとなり、ブラウザ再生が対応可能になりました。
「Apple Music」のWebプレイヤーは、2019年9月からパブリックベータ版が公開されていました。
ですが、Webブラウザ版の正式版がリリースとなり、Windows 10やLinux、Chrome OSなど、専用Musicアプリのインストールをしなくても、ブラウザ再生が対応可能となります。
Appleがサービス提供を行っている「Apple Music」では、6000万曲もの楽曲を広告なしでストリーミング再生できるというサービスです。
正式版がリリースされるまでは、iPhoneやiPadなどのiOS版「ミュージック」アプリや、Androidのスマホにて利用可能なAndroid版の「Apple Music」アプリから「Apple Music」を利用することができました。
今回、ウェブブラウザ版の「Apple Music」が正式リリースとなったことにより、WindowsなどのPCのブラウザ上から、「Apple Music」の音楽が聴き放題となります。
ウェブブラウザ版の「Apple Music」では、ベータ版でも対応していた日本の「Apple ID」が利用可能となっており、ベータ版「Apple Music」のURLにアクセスを行うと、正式版「Apple Music」に自動的に転送されます。
「Apple Music」の正式版は、ベータ版「Apple Music」から、Webブラウザー上で「Apple ID」にサインインすることで、「iTunes」新「Music」アプリのライブラリーに登録している曲を視聴することが可能となります。
なお、「Apple Music」のサブスクリプションに登録を行っている場合は、サブスクリプションのライブラリーやプレイリストをはじめとして、曲の検索やFor You、ラジオ等も利用することが可能です。
「Apple Music」の正式版リリースにより、「Apple Music」のコンテンツがWebブラウザー上で直接再生され、専用Musicアプリのインストールをしなくてもブラウザ再生に対応可能となりました。
「Apple Music」の正式版を利用することで、専用Musicアプリの有無にかかわらず、Windows 10やLinux、Chrome OSなど、デバイスに限定されずに「Apple Music」にアクセスすることが可能となります。
正式版「Apple Music」は、基本的にアプリ版の「Apple Music」とよく似ており、画面の左端に「最近追加した項目」や「アーティスト」「アルバム」「曲」といったタブが表示されます。
また同じく画面左側に、ユーザー自身が作成したプレイリストが表示され、画面中央には最近再生した曲やオススメの曲などが表示されます。
なお、Apple IDでサインインしていない場合には、デフォルトにて「見つける」タブが表示されており左端のメニュー下部には「iTunesで開く」というボタンも表示されています。
これにより、ブラウザ版の「Apple Music」からいつでも「iTunes」を起動することが可能となっています。
Appleではメディアサービスのオープン化に取り組んでおり、今後プラットフォームを超えた顧客の取り込みがいっそう加速することになりそうです。
また、Apple社は傾向としてサービス事業に軸足を移す方向もあり、今後「Apple TV+」や「Apple News+」などの他のサブスクリプションについても、Webブラウザーに対応可能となるかもしれません。