Googleは「Googleショッピング」の登録を無料にすることを発表しました。Google検索の「ショッピング」タブの検索結果に無料で登録した商品も掲載表示する変更については米国で4月末までに実施され年内に世界に拡大する予定となっています。
現地時間の4月21日、GoogleがGoogle検索の「ショッピング」タブの検索結果に無料で登録した商品も掲載表示することを発表しました。
現在、世界中では、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、オンラインショッピングを利用するユーザーが増えています。
Googleでは、当初の導入スケジュールを前倒ししてGoogle検索の「ショッピング」タブの検索結果に無料で登録した商品も掲載表示することを決定しています。
なお、このGoogle検索の「ショッピング」タブの検索結果に無料で登録した商品も掲載表示する機能については、先行して米国にて4月末までに実施され、年内に世界に拡大する予定となっています。
Google ショッピングでの商品掲載のこれまでの経緯については、日本では、2010年10月に提供が開始されましたが、開始当初は、Google ショッピングでの商品掲載が無料にて利用可能となっていました。
その後、2012年10月に、米国にてGoogle ショッピングでの商品掲載の完全有料化が実施され、2013年2月には、日本をはじめとした多くの国でも有料化が行われました。
今回の無料化対応により、オンラインショッピングを展開しているビジネスにとっては、喜ばしい展開となります。
なお、米国では、4月末までの無料化開始予定となっていますが、日本での無料化実施は、年内を予定しており、少し先の対応となる予定です。
それでは、Google ショッピングでの商品掲載が無料にて対応可能とする背景について確認しておきましょう。
現在、世界中で猛威を振るっている新型コロナウイルス (COVID-19)の感染拡大の影響で、多くの実店舗が休業を余儀なくされています。
外出自粛や、在宅勤務など、自宅にいる時間が多くなっていることもあり、現在、オンラインショッピングの需要が急増しており、Googleでは、この現状を考慮した対応となっています。
変更後の「Google ショッピング」では、これまで有料にて登録が必要だった「Merchant Center」への商品登録について、無料で登録することが可能となります。
現段階にて「Merchant Center」ユーザーであれば、オプトインすることで無料表示に対応可能となります。
また、今回より、「Merchant Center」を利用する新規ユーザーは、無料登録に限定して登録することも可能となっており、公式ヘルプページにて詳細の確認ができます。
「Google ショッピング」の画面表示については、今回の無料掲載対応開始により、従来、有料で登録されている商品が検索結果のトップに表示され、その下に無料登録商品が表示されるようになります。
Googleでは、今回の変更について、小売業者にとって、何百万ものお客様に無料で商品を提示できるようになると説明しています。
また、買い物客にとっては、より多くの店舗から、より多くの商品を探すことができるようになると説明しています。
そのほか、広告主にとっては、今回の変更にて、有料キャンペーンに無料の商品を追加できるようになるとしています。