Adobeは「Photoshop iPad版」と有料の「Fresco」を1つの契約でどちらも利用できる月額980円のバンドルプランの提供開始しました。「Photoshop iPad版」を契約すれば、有料の「Fresco」が月額980円で利用可能となります。
4月22日、Adobeは「Photoshop iPad版」と有料の「Adobe Frescoプレミアム版」を1つの契約でどちらも利用できる月額980円(税別)のバンドルプランの提供開始を発表しました。
「Photoshop iPad版」を契約すれば、有料の「Adobe Frescoプレミアム版」が利用可能となります。もちろん「Adobe Frescoプレミアム版」の契約者であれば、追加料金不要で「Photoshop iPad版」が利用可能となります。
元々、「Photoshop iPad版」を利用するためには単体で購入するか、フォトプランやPhotoshop単体プランに契約する必要がありました。今回のバンドルプランは、以下のどれかのプランを利用していれば対象となります。
Photoshop iPad版(月額980円) |
Photoshop単体プラン(月額2,480円) |
Creative Cloudコンプリートプラン(月額5,680円) |
また、App Storeで有料の「Adobe Frescoプレミアム版」にアップグレードを行ったユーザーも月額980円で「PhotoshopのiPad版」の利用可能対象となります。ただしデスクトップ版のPhotoshopは対象外となっていますので注意が必要です。
「Adobe Fresco」とは、2019年にiPad版としてリリースされたイラストアプリです。基本的な機能は無料ですが、PSDの書き出しやブラシの読み込みなど一部機能の利用に有料のプレミアムプランの契約が必要となっています。
「Adobe Fresco」は、独自のAdobe Sensei技術が利用されていて、水彩や油彩の絵の具を塗り重ね色が混ざり合う、にじみ具合をリアルに再現できることが大きな特徴となっています。
今回の「Photoshop iPad版」と「Fresco」をバンドル提供開始することに伴って、対象となるユーザーは以下の有料の「Fresco」機能を利用できることになります。
Frescoの全てのブラシ |
100GBのクラウドストレージ |
Adobe Portfolio、Adobe Fonts、Adobe Sparkへのアクセス |
Photoshop iPad版へのアクセス |
また「Photoshop iPad版」と「Adobe Frescoプレミアム版」を併用すると、写真を油彩の絵画のように表現することも可能で、写真から背景を消し対象物を油絵のように変換する方法も以下のAdobe blog上に掲載しています。
さらに「Adobe Fresco」で作成した作品を「Photoshop iPad版」を移し、テキストを追加するなどお互いの機能を相互活用した作品が作成できる点も大きな特徴です。