「MAMORIO」アプリに新型コロナ対策の機能を追加しています。「MAMORIO」には、Bluetooth通信を活用して新型コロナ感染拡大対策のために適切なソーシャルディスタンスを維持できる「ディスタンスレベル機能」が追加されています。
「MAMORIO」とは、鍵や財布などの身の回りの品を紛失防止する便利な製品です。
今回「MAMORIO」のBluetooth通信を活用して、新型コロナウィルス感染拡大防止のために適切なソーシャルディスタンスを維持できるような支援と、企業内での新型コロナウィルス感染者発生時の濃厚接触想定者特定の支援を行うことを発表しました。
新型コロナウィルス感染対策として「MAMORIO」でBluetooth通信を活用したクラウドトラッキング(すれ違い追跡)の仕組みを活用した「ディスタンスレベル機能」と「濃厚接触測定レポート機能」が提供されています。
「MAMORIO」ではBluetooth通信を用いて鍵や財布など大切なものの置き忘れやその紛失場所をスマートフォンに知らせることが可能です。
本来「MAMORIO」では、アプリユーザーのスマートフォンと他のユーザーの「MAMORIO製品」との間でBluetooth通信があった場合に、1日のすれ違い件数としてアプリに表示されていました。
今回の「ディスタンスレベル機能」では、このようなすれ違いを「一定距離内における他者との接触」と取りディスタンスレベルを3段階で表示します。そしてこのレベル表示で適切なソーシャルディスタンスの維持を促す仕組みです。
適切なソーシャルディスタンスの維持を促す「ディスタンスレベル表示機能」の利用条件とは、2020年5月11日にリリースされたiOS版のMAMORIOアプリ(Ver 4.1.1)において利用可能です。
この機能は、アプリ内の「すれ違い件数表示ページ」またウィジェットで表示データを確認することができます。またこの機能に関しては「MAMORIO」製品を購入しなくてもアプリだけ無料で利用することが可能です。
また今回法人向け「MAMORIO Biz」において無料提供される「濃厚接触度測定レポート機能」は、企業の従業員の間で新型コロナウィルスの濃厚接触者の特定をサポートするサービスとなっています。
企業内で新型コロナウィルス感染者が発生した場合、「MAMORIO」の過去の検知情報から社内でのすれ違い情報を分析します。
新型コロナウィルスを発症する2日前から社内でその感染者と接触した可能性が高い従業員のデータが分析され、レポート形式で提供されると言います。
この「濃厚接触度測定レポート」は、新型コロナウイルス感染者が企業内で発生した場合に、企業内の利用ユーザー間での接触データを元に作成されるもので一般利用のユーザーとの接触に関するデータは含まれていません。
「濃厚接触者測定補助レポート機能」の利用条件として、法人向け紛失防止ソリューション「MAMORIO Biz」に申し込み利用した企業で、この機能オプションについても申し込みを行う必要があります。
「濃厚接触者測定補助レポート機能」に関しては無料ですが、「MAMORIO Biz」は利用費用は発生します。また申し込みが多数あった場合は、この提供条件を変更する可能性がある点は理解しておきましょう。