筋トレの回数をカメラ映像から自動でカウントしてくれるiOSアプリ「家トレ」のデモアプリが開発されました。「家トレ」のデモアプリの特徴は、筋トレを行う際にスクワットや腕立て伏せなどの反復トレーニングの回数を自動で正確にカウントしてくれます。提供は5月末予定です。
AIなどの最先端システムを研究開発する株式会社ネクストシステムは、筋トレの回数をカメラ映像から自動でカウントしてくれるiOSアプリ「家トレ」のデモアプリを開発しイメージ動画を公開しました。
「家トレ」は、自宅で筋トレを行う際にスクワットや腕立て伏せなどの反復トレーニングの回数に関して数え間違いが多いことがきっかけで開発されました。これにより反復トレーニングの回数を自動で正確にカウントしてくれます。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため自宅待機を行う人の運動不足解消を目的として、「家トレ」アプリは5月末ごろに提供を行う予定としています。今はまだスクワットのみ計測可能としていますが、今後様々なトレーニングに対応する予定です。
今現在、新型コロナウイルス感染拡大防止のため外出自粛措置がとられていますが、これがきっかけでリモートワークで在宅勤務を行う人が増え運動不足に陥ることが問題となっています。
実際に「家トレ」デモアプリを開発した株式会社ネクストシステムでも、2020年4月7日から在宅勤務を実施しており、調べたところ通常時と比べて1週間の歩数が約70%減少するなどの運動不足が拡大していると言います。
このような状況から株式会社ネクストシステムが開発しているAIシステムを利用して、筋トレのカウント計測ができるという特徴に着目し「家トレ」デモアプリの開発を行ったとしています。
一般的にスクワットや腕立て伏せなどのような反復トレーニングを行いながら自分でカウントしていると、数え間違いや集中力の乱れなどが問題点として挙げられます。
これまでこれらの問題に対する対策として、音や動画に合わせてトレーニングを行うことでカウント数を把握すること、またスマートフォンに搭載されているジャイロセンサなどを利用してカウントすることなどが考えられてきました。
ただ、音や動画に合わせるとマイペースでトレーニングができない点、スマートフォンの機能を利用するとスマートフォンが邪魔になる点があり、なかなか解決には至っていませんでした。
今回開発された「家アプリ」ではスマートフォンを置くだけで計測可能という特徴から、マイペースにハンズフリーでカウントすることができます。
デモ動画では現状ではスクワットのみ計測できるとしていますが、今後多くの筋トレで利用できるよう開発を行う予定で、応用版として野球や剣道の素振りなどへの対応も予定しています。さらに開発を行うにあたって、以下の機能追加を予定しています。
計測項目の追加 |
回数、インターバル、セット数等の追加 |
記録機能の追加 |
消費カロリー表示 |
特定モーション登録機能 |
海外対応 |
キャラクター等による応援機能 |