「Google Chrome」にてGmail/Google Driveなどにもセキュリティ機能を拡張されました。「Chrome」ではGmail/Google Driveなどにもセキュリティ機能が拡張され今後デスクトップ版のChromeに順次実装されます。
Googleがサービス提供を行っているWebブラウザ「Google Chrome」にて、変更点や拡張となった機能について公開されました。
今回の発表では、セキュリティ関連の拡張に関する機能が多く追加されており、変更点や追加された機能については、今後、順次、デスクトップ版の「Chrome」に実装される予定となっています。
それでは、Gmail/Google Driveなどにも拡張変更された「Safety Check」についてご紹介していきましょう。
「Safety Check」機能は、「Chrome」上のセキュリティ状態を革新することができる機能となっています。
「Safety Check」機能の状態を確認するには、「Chrome」設定内の「Safety Check」機能ボタンをクリックを行うと、最新版のChromeのチェックができるようになっています。
その他にも、「Safe Browsing」機能の状態や、デバイス上の危険な拡張機能の有無、情報漏えいの可能性があるパスワードの有無についてまとめて検査することができます。
Chromeでは、危険なWebサイトから保護を行う「Safe Browsing」機能についても拡張となる変更が実施されており、「Enhanced Safe Browsing」機能が追加されています。
新たに追加された「Enhanced Safe Browsing」機能は、Webサイトやダウンロードファイルが安全な状態であるかを、「Google Safe Browsing」に情報を送信し検査を行うものとなっています。
「Enhanced Safe Browsing」機能を利用することで、フィッシング行為やマルウェアなどの脅威から、ユーザーやデバイスを保護することが可能となります。
「Chrome」のセキュアDNS機能については、「DNS-over-HTTPS」を利用して手順方法の暗号化を行うようになっています。
「DNS-over-HTTPS」を利用し暗号化を行うことで、攻撃者がアクセスしたサイトを監視する行為や、フィッシングWebサイトへの送信を避けることが可能となります。
なお、現在のサービスプロバイダーがサポートしている場合のデフォルトの設定では、自動的に「Chrome」は、「DNS-over-HTTPS」にアップグレードされるようになっています。
また「[高度なセキュリティ」セクションにより、別の安全なDNSプロバイダーを構成するか、機能を完全に無効にする変更も可能です。
「Google Chrome」では、Chromeにログインしている場合、「Gmail」や「Google Drive」、「Googleアカウント」も保護の対象になると説明しています。
なお、「Google Chrome」では、2021年以降の早い段階で、「Gmail」や「Google Drive」、「Googleアカウント」など、それぞれ個別に警告を表示する機能を搭載するよう取り組みを進めているとのことです。
次に「Google Chrome」の設定画面についての変更点や追加となった機能について確認していきましょう。
「Google Chrome」の設定画面では、Cookieや、Webサイトが要求する位置情報やマイクなどの設定画面がわかりやすくなるよう、画面デザインに改良が行われています。
今後は、画面の上の部分には、Googleアカウントとの同期に関する設定が行なえる「You and Google」が配置されるとのことです。
また、ユーザーの多くは、定期的に、閲覧履歴の全削除を行っている点を考慮し、Privecy and Securityセクションの最上部に、閲覧履歴の削除を実行する「Clear browsing data」のオプションが移動されています。
そのほか「Google Chrome」にて変更や追加となった機能については、次の機能が挙げられます。
変更 | シークレットモードがサードパーティによるCookieを標準でブロックするよう設定が変更 |
追加 | 拡張機能をまとめるパズルマークのアイコンの追加 |
追加 | DNS over HTTPS(DoH)を利用したSecure DNSの実装 |