Appleは2020年度の開発者会議「WWDC20」の詳細について発表し、基調講演を6月23日午前2時から開催することを発表しました。今回新型コロナウイルス感染拡大によってオンライン開催となる「WWDC20」のスケジュールなどの詳細が発表されています。
Appleは2020年度の開発者会議「WWDC20」を6月22日から開催するとしていましたが、米現地時間6月11日に詳細について発表し、「WWDC20」の基調講演を米現地時間6月22日午前10時から開催することを発表しました。
日本時間では時差の関係で6月23日午前2時から開催されることになります。新型コロナウイルス感染拡大によって、オンライン開催となることは初となることが決まっていましたが、ようやく詳細が発表されることになりました。
「WWDC20」基調講演では、iOS/iPadOS/MacOSなど各種の新しいOSが発表されると見られています。注目は当然ながらiOS 14ですが、そのほかにもMacに関する発表も大きな関心を集めています。
また、OS以外にもiMacの新型モデルや紛失防止タグ ｢AirTag｣ など新しいサービスの発表や新製品が発表される可能性が高いです。
| 発表が予想されるOS |
| iOS 14 |
| iPadOS 14 |
| macOS 10.16 |
| watchOS 7 |
| tvOS 14 |
「WWDC20」基調講演は、Apple公式サイトやApple Developerサイト、Apple Developer アプリ、Apple TV、YouTubeでの視聴が可能です。配信終了後はオンデマンド視聴も可能とされています。
さらに中国の視聴者向けに、Tencent、iQIYI、BilibiliYoukuでもストリーミング配信される予定となっています。また今年はオンライン開催に伴い、多くの開発者がセッションを視聴したり予約制の開発者ラボに参加したりできるようです。
Appleから発表されたスケジュールは以下の一覧の通りとなっています。以下のスケジュールは全て日本時間となっています。
| イベント詳細 | スケジュール |
| Special Event Keynote（基調講演） | 6月23日午前2時 |
| Platforms State of the Union （プラットフォームごとの状況報告会） |
6月23日午前6時 |
| Engineering Sessions （エンジニアリング・セッション） |
6月23日〜26日 |
| New Apple Developer Forums （新Apple開発者フォーラム） |
6月18日に新デザインに切り替え エンジニアのQ&Aは6月22日 |
| 1-on-1 Developer Labs （個別開発者ラボ） |
6月23日〜26日 |
| Swift Student Challenge （学生向けコンテスト入賞者発表） |
6月16日 |
また6月18日から「Apple Developer フォーラム」がデザインを刷新します。
新しいApple Developer フォーラムではApple開発者1000人以上に質問したりその質問に対して回答したり、技術的なディスカッションを行ったりできるようになります。
そして「WWDC20」の初日から、誰でも議論のフォローや検索が可能で、質問を投稿したりAppleのエキスパートから回答を受けられたりします。質問を投稿したり直に回答が受けられるのは開発者プログラム登録者に限られます。