「WWDC20」の基調講演で発表されたiOS 14の写真アプリにおいて、拡大機能がアップグレードされ最大拡大率がさらにアップしていることが分かりました。iOS 14の写真アプリではiOS13と比べてはるかに最大拡大率が高く撮った写真の細部の確認ができます。
「WWDC20」の基調講演で発表されたiOS 14に関しては、様々な新機能が発見され明らかになっています。今回写真アプリにおいて、拡大機能がアップグレードされ最大拡大率がiOS 13と比較してもかなりアップしていることが分かりました。
写真アプリの拡大機能とは、撮影を行った写真の細かい部分を確認したい時に役に立ちよく利用されていますが、iOS 14ではその最大拡大率がさらにアップしています。
iOS 14の拡大率はiOS 13と比較しても歴然とした差を感じることができるでしょう。その他にも「カメラアプリ」撮影速度の改善も発見されています。
さらにiOS 9で発見された、写真アプリで無限に写真を拡大できるというバグは、iOS14でも継続して利用できるようです。
写真アプリでは通常、撮影して保存した写真を2本の指でピンチアウトを行い拡大しようとすると、これ以上ズームできないという上限が設定されています。それが写真に「回転」を加えることで無限に拡大することが可能となるバグが発生しています。
iPhoneのホーム画面から「写真」を起動して保存された中から拡大させたい写真を選びましょう。写真を選択したら右上の「編集」をタップします。編集画面で、「切り取り」をタップし「回転」をタップして、写真を90度回転させます。
90度回転させたら「完了」をタップしましょう。これを行うことで無限大にズームできるようになっています。できるだけ無限に拡大できる機能ですが、写真の細部まで細かく確認したい人にとっては助かる機能かもしれません。
またiOS14では、カメラアプリでの写真撮影の速度も改善されていて、最初の写真を撮影するまでにかかる時間が短く改善され、さらに連続撮影を行う速度も速くなっています。
またカメラアプリには露出補正コントロールが追加されていて、カメラのフォーカスを個別に維持したまま露出度のロックを行うことができます。
開発者向けiOS 14ベータ版では、「WWDC20」の基調講演で紹介されていなかった新機能が発見されています。
これまで紹介した写真アプリやカメラアプリの機能もそうですが、iPhoneの背面をタップしてショートカットが呼び出せる「背面タップ」操作が追加されていることも明らかとなっています。
iPhoneの「設定」から「アクセシビリティ」を選択して、「タッチ」という項目の中に「背面タップ」が追加され、背面を2回タップする「ダブルタップ」と3回タップする「トリプルタップ」が用意されていてます。それぞれに操作のカスタマイズが可能です。
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