「LINE」が緊急事態宣言期間中の利用動向レポートを公開し「グループ通話」の利用が急増していることが明らかとなりました。新型コロナの感染拡大の影響を受けた外出自粛により「グループ通話」の利用が急増した「LINE」の活動レポートについてご紹介します。
東京都新宿区に本社のあるLINE株式会社がコミュニケーションアプリとして多くのユーザーが利用している「LINE」にて新型コロナウイルスの感染拡大を受けた「緊急事態宣言」期間中のLINEの利用動向レポートを公開しています。
6月29日にLINEが発表した最新のLINE利用動向リポートでは、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、出自粛の動きが高まっていた3月以降、LINEでの「グループ通話」の利用が急増したとしています。
LINEでの「グループ通話」の利用状況については、音声通話やビデオ通話のいづれも急増した結果となっています。
LINEでは定期的に「利用動向レポート」の公開を行っていますが、今回公開した「利用動向レポート」では、 緊急事態宣言期間中の「LINE」利用ユーザーについての最新の利用動向の変化についてレポートが報告されてました。
また、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、外出自粛の事態となった緊急事態宣言期間中の法人向けサービスにおける利用動向の新しく公開されています。
なお、法人向けサービスの利用動向については「LINE公式アカウント」や「LINEチラシ」などのサービスの利用状況の内容となっています。
今回公開した「利用動向レポート」では新型コロナウイルスの感染拡大に対する取り組みとして政府から出された「緊急事態宣言」期間中の「LINE」利用ユーザーの状況についてレポートが報告されました。
LINEの報告では、3月以降外出自粛を行うユーザーが多くなった影響にて「グループ通話」の利用回数が急増したとしています。
これは公立学校が臨時休校となり、職場でも在宅勤務やテレワークを行うユーザーが多くなったためとみられています。
グループ通話の利用 | 前月比 | |
3月 | 62%増 | |
4月 | 85%増 | |
5月 | 16%増 | 2月と比較すると3.4倍に |
「利用動向レポート」では世代別の比較についてもレポートを公開しており緊急事態宣言前の2月と5月の利用回数について世代別に比較した結果が次の通りとなっておりビデオ通話の利用についても全世代で増加していることが明らかとなっています。
緊急事態宣言前の2月と5月の利用回数について世代別に比較 | 2月と5月の利用状況 |
20代ユーザー | 3.8倍に増加 |
30代ユーザー | 4.2倍に増加 |
40代ユーザー | 3.6倍に増加 |
LINEが発表した活動レポートではグループLINEでのテキスト・スタンプ・画像の送信数も増加していることが報告されています。
外出自粛の要請を行った政府による「緊急事態宣言」が発令された4月以降については、これまでで最大となる56億4100万回のテキストやスタンプ、画像がグループLINEにて利用され、月別の比較については次の通りとなっています。
グループLINEでのテキスト+スタンプ+画像の送信数 | 2月と5月対比 |
全世代 | 141%増加 |
10代 | 187%増加 |
20代 | 122%増加 |
50代以上 | 123%増加 |
LINE公式アカウントのオンラインでの新規開設数についてのレポートを見てみると、緊急事態宣言以降の4月以降は「LINE公式アカウント」のオンラインでの新規開設を行った数が大きく急増していることが明らかとなっています。
オンラインでの新規開設数の内訳については「教育・習い事」・「飲食店・レストラン」・「美容・サロン」の業種が増加しており、要因については外出自粛の影響を受け対面での接客や会話を控える必要のあった業種が特に増加しています。