Windows 10に標準搭載されている電卓アプリのグラフモード機能が正式に導入されました。電卓の「グラフモード機能」とは、2020年1月からWindows 10のインサイダープレビュー版でテスト導入されていましたが、この度正式に導入されることになりました。
米現地時間7月1日Microsoftは、Windows 10に標準搭載されている「Windows 電卓」アプリのグラフモード機能を正式に導入したことを発表しました。
この電卓アプリの「グラフモード機能」とは、2020年1月からWindows 10のインサイダープレビュー版でテスト導入されました。
その後「フィードバック Hub」アプリや「GitHub」でのフィードバックを元に改善され、そしてこの度正式に導入されることになりました。今回様々なオプションがユーザーからのフィードバックにより導入されていています。
グラフの描画エリアをライトやダークといったテーマを適用できるオプション、グラフの色や線の太さを調節できるオプション、また誤った関数の数式を入力し作成しようとした場合のエラー処理オプションなどがあります。
「Windows 電卓」アプリは、Windows 10に標準搭載されている計算アプリで、かなり豊富な機能である点が大きな特徴です。
「Windows 電卓」アプリでは一般的な電卓機能である「標準モード」や、高度な演算が可能な「関数電卓モード」、「プログラマーモード」や「日付の計算モード」などに切り替え可能です。
「プログラマーモード」とはコンピュータの世界でよく利用される「シフト」や論理演算のAND、OR、NOT、NAND、NOR、XORが行えます。「日付の計算モード」とはカレンダーから日付を選んで経過日時などを算出してくれます。
その他にも通貨の換算や体積、面積、長さ、重さなどの単位を手軽に換算できる「コンバーターモード」などにも切り替えられます。日本ではメートルやグラムを使いますが、インチやポンド、フィートなどに変換することができます。
モードを切り替えるためには、「ナビゲーションを開く」 ボタンを選択しましょう。
「Windows 10」での電卓アプリの「グラフ作成機能」を利用するには、「Windows 10 May 2020 Update(バージョン 2004)」と電卓アプリの最新版にアップデートすることが必要です。
電卓アプリを始めるにはまずスタートボタンから「アプリ」を選択し「アプリの一覧」から 「電卓」を選択しましょう。そして「グラフ作成機能」への切り替えは電卓アプリの左上にある「≡」ボタンをクリックして選びましょう。
そうすると左側にグラフ、右側に関数の入力画面とテンキー画面が表示されます。
グラフの作成方法はとても簡単です。右側にある関数の入力画面と入力パッドに入力するだけで、左側のグラフエリアに表示される仕組みです。
たとえば関数の入力画面に「y = mx^2 + b」などの関数を入力し、スライダーで調整しながらグラフがどのように変化するのかを調べることが可能です。
またキーボードやマウスを利用し点の座標を確認することや、関数を分析してグラフの特徴を調べることも可能です。さらに数式を加えて、交点を調べることもできます。関数とグラフについて学ぶことや調べることに利用できます。