Facebookは自社の開発チームの「Hobbi」アプリやTikTok風のアプリである「Lasso」も終了することを発表しています。Facebookは「Hobbi」のように趣味的要素の強いアプリは人気が集まらないと終了に追い込まれることをせつめいしています。
Facebookは自社の「New Product Experimentation(NPE/新製品実験)」チームが開発した「Hobbi」アプリについて、終了することを発表しました。また同様にTikTok風のアプリである「Lasso」についても終了することを認めています。
Facebookの広報担当者は7月1日、趣味的要素の強い「Hobbi」の終了について言及し、「NPEチーム」で開発される商品は多くが小規模で始まり、当然ながら人気が集まらなければアプリを終了しなければならないと説明しました。
NPEチームでは新しいアイデアを開発し試して、ユーザーの反応を確認することを主な目的としているので、これらの開発を通して、今後さらに面白いアプリを開発できるように学んでいきたいとしています。
「NPEチーム」とは2019年7月に発足したチームで、ゲームからビジネスツールまで様々なアプリを開発し試すことでユーザーの反応を確認することを目的としています。
様々な開発をFacebookではなく「NPEチーム」で取り組むことで、より多くの実験を行ったりチーム内ですぐにアプリを修正したり、さらには人気がでなかったアプリの開発を終了したりすることが可能になります。
Facebookの「NPEチーム」が開発しリリースした「Hobbi」とは、ユーザーが料理や陶芸、ガーデニングなどを行った際の個人的な写真を整理し保存できる記録アプリです。
「Hobbi」では、写真をまとめて動画を作成して家族や友人と共有することも可能で、「Pinterest」に似たアプリとして2020年2月に「iOS」向けにリリースされました。
「Hobbi」と「Pinterest」はとてもよく似ていますが、実際は「Pinterest」のように思いついたアイデアを貼り付けるだけではなく、自分の趣味の写真コレクションを料理やガーデニングなどテーマ別に整理し進捗状況を追いやすくなります。
TikTok風ショート動画アプリ「Lasso」は特にサイトでの発表もなく2018年11月にリリースされました。Facebook開発チームの「NPEチーム」が発足したのは2019年なので、それ以前に開発されたアプリとなります。
TikTok風ショート動画アプリ「Lasso」では、15秒間のショート動画を作成して友人と共有することが可能です。まさにソーシャルアプリ「TikTok」と同じように、動画に音楽や文字を追加することも可能です。
Facebookは「TikTok」のメインユーザーである10代の若者を囲い込むために「Lasso」をリリースしていますが、実際に「TikTok」と「Lasso」の違いはあるのでしょうか?
「Lasso」に投稿されているショート動画の多くは、自撮りではなく第三者が撮影した他撮り動画が多く見られます。「自撮り」の動画を披露していた「TikTok」とは違い、他撮り面白い動画がメインとなっているようです。