LINEは小説プラットフォーム「LINEノベル」を8月末に終了することを発表しました。「LINEノベル」はWeb版とアプリ版の全てのサービスを終了します。LINEはサービスの終了の理由については、今後の事業方針など様々な理由から検討を行った結果としています。
LINEは2020年7月8日、小説プラットフォーム「LINEノベル」をサービス開始から約1年で8月31日に終了することを発表しました。「LINEノベル」はWeb版とアプリ版の全てのサービスを終了します。
「LINEノベル」とは2019年8月にサービス開始をしました。「LINEノベル」では自作の小説の投稿が可能で、さらに出版社が提供する人気作品や「LINE文庫」「LINE文庫エッジ」のオリジナル作品、投稿作品などが閲覧することが可能です。
「LINEノベル」ではスマホで手軽に閲覧できるように一冊の作品を複数の話数で区切っていて、1話を約2,000字から3,000字単位を目安にして収めています。その読者数は2019年10月に20万人を突破していました。
LINEはサービスの終了の理由については、今後の事業方針など様々な理由から検討を行い、結果的に約1年で終了することを決定したとしています。
「LINEノベル」のサービス終了までのスケジュールとしては、まず8月24日午後3時に、小説を購入するためのアプリ内通貨「ノベルコイン」の販売を停止します。そして31日午後3時にアプリの新規ダウンロードを停止し、Web版の公開も停止する予定です。
スマホに「LINEノベル」アプリをインストールしている場合は、サービス終了日時まで作品を閲覧したり「ノベルコイン」の利用をしたりすることが可能です。
ただサービス終了後は、購入した作品で小説の閲覧期限が残っている場合であっても、サービス終了日時以降は作品を閲覧することができません。また「ノベルコイン」が残っている場合は、9月10日から払い戻し申請を行うことができます。
また「LINEノベル」に投稿した小説作品は、小説編集ページからテキストデータとしてダウンロード可能でバックアップをとることができます。スケジュールとしては、11月13日午後3時までとなっていますので忘れないようにしましょう。
ダウンロードを行う方法は、Web版からログインして作品管理画面を開き、作品の「詳細情報」にあるダウンロードボタンをクリックすることで行えます。ポップアップ表示を確認し「OK」をクリックするとダウンロードされます。
8月31日午後3時の「LINEノベル」のサービス終了時点においての購入済み「ノベルコイン」は払い戻しが可能となっています。一方で無償で入手した「チケット」は払い戻しの対象外となります。
払い戻しを希望するユーザーは「払戻し申請フォーム」から申請することが可能です。「払い戻し申請フォーム」のURLの掲載スケジュールは、8月31日午後3時以降に「LINEノベル」の公式ブログに掲載されるようです。
「払い戻し申請フォーム」の受付期間は9月10日午後3時から11月13日午後3時までとなっています。
「ノベルコイン」の払い戻しには会員IDが必要です。もし会員IDが一致しない場合、払い戻し対応ができない場合もあります。
「LINEノベル」サービス終了時点での残コイン枚数とアプリ版のマイページに記載されている会員IDを手元においておくように呼びかけています。
またiOS版ゲストユーザーで「ノベルコイン」を購入したユーザーは、「LINEノベル」サービス終了前までに必ずLINEログインで「会員ID」を発行して、所持している「ノベルコイン」との紐付けを行うように呼びかけられています。