開発者向けにiOS 14ベータ2が配信され、iOS 14ベータ2のコードの中に「Apple Pay」で「QRコード支払い」可能な新機能が発見されました。iPhoneのカメラで「QRコード」を読み取り、Apple Payで支払いすることが可能となります。
米現地時間2020年7月7日、AppleはiOS 14の開発者向けのベータ版であるiOS 14ベータ2を配信開始しました。
米メディア「9to5Mac」によると、そのiOS 14ベータ2のコードの中に、iPhoneのカメラで「QRコード」または「バーコード」を読み取り、Apple Payで支払うという新機能を発見したと報じられています。
つまりiOS 14正式版では、Apple PayにおいてQRコード支払い対応の可能性があるとしています。
「9to5Mac」がiOS 14ベータ2のソースコードを分析したところによると、その動作を示した画像が発見され、「Code Payment(コード支払い)」と書かれていたと言います。
これは画像に表示されている「QRコード」を読み取って支払いを行うものと推測されます。これは2020年6月に公開されたiOS 14ベータの中にも、「Apple Pay」が「QRコード」支払いに対応する機能があったようです。
Apple Payの「QRコード」支払いはiOS 14ベータ2ではまだ機能していませんが、その方法は「iPhoneのカメラでQRコードを読み取り、Apple Payに登録されたクレジットカードで料金を支払ったりiPhone画面のQRコードを読み取って貰ったりが可能です。
Appleは「世界開発者会議(WWDC2020)」の中で、Apple PayのQRコード支払いについて発表を行ったわけではありませんので、この機能が提供されるのがいつ頃になるかは分かっていません。
iOS 14のパブリックベータ版は7月中に、正式版「iOS 14」は今年の秋にリリースされる見通しとなっていますが、iOS 14のパブリックベータ版において、Apple PayのQRコード支払いに対応する可能性があるでしょう。
Apple PayのQRコード支払いに関するコードは、iOS 14ベータ2のパブリックシステムAPIで見つかったため、サードパーティーのアプリとも連携する可能性があると推測されています。
開発者向けiOS 14ベータ版では「WWDC20」で紹介されていなかった「写真アプリ」の拡大機能など様々な新機能が発見されています。iPhoneの背面をタップしてショートカットが呼び出せる「背面タップ」操作機能も追加されています。
正式版「iOS 14」は2020年後半に正式配信される予定で、7月中には開発者以外も試すことができるiOS 14のパブリックベータ版がリリースされると見られています。もし興味がある場合はダウンロードを行ってみると良いかもしれません。
新機能を試したい場合や興味がある場合は「iOS 14ベータ版」をインストールしてみましょう。「iOS 14ベータ版」は年額11,800円のデベロッパープログラム「Apple Developer Program」に登録している開発者に対して提供されています。
これは開発者でなくてもこのプログラムに登録するだけで「iOS 14ベータ版」をダウンロードできるので、試してみたい場合は以下のリンクから登録を行いダウンロードしてみましょう。