2020年06月30日更新
【iOS 14】聴覚障害者に音を認識して通知する新機能!
iOS 14にアップデートすると「アクセシビリティ」に聴覚障害者に音を認識して通知する「サウンド認識」が新機能として追加することが分かりました。iOS 14の「サウンド認識」の設定内容や聴覚障害者に音を認識して通知する手段を確認していきます。
目次
iOS 14から聴覚障害者に音を認識して通知する「サウンド認識」機能が登場
Appleは最新のiOSバージョン「iOS 14」をつい最近リリースしました。この「iOS 14」のアップデート内容には「アクセシビリティ」の設定に聴覚障害者に音を認識して通知する「Sound Recognition」が新機能として登場していることが確認されました。
聴覚障害者に音を認識して通知する「Sound Recognition」は「サウンド認識」と呼ばれていて、クラクションやアラームなどの指定した音を知らせることができる、聴覚障害者をアシスト・サポートをする新機能となっています。
今回の「iOS 14」のアップデートは2020年の秋頃に正式にリリースをする計画だと発表をしていますので、今年の秋には「Sound Recognition(サウンド認識)」は「アクセシビリティ」の設定に新機能として追加されます。
通知してほしい音の種類の詳細
「Sound Recognition(サウンド認識)」で通知を設定する際の音の種類は、さまざまあります。以下の音の種類を自由に選択することができますので、自分の好きな音で通知をしてくれます。
火災報知、サイレン、煙探知などのアラーム、動物(イヌやネコ)の泣き声、自動車のクラクション、ドアフォン、ドアのノック音、水の出る音、赤ちゃんの泣き声、人の叫び声、インターホンの音、叫び声、警告音 |
アクセシビリティから利用できる
今回の「iOS 14」のアップデートに追加された「Sound Recognition(サウンド認識)」はアクセシビリティから利用することが可能です。アクセシビリティは主に視覚や聴覚をサポートする役目を果たす機能が詰め込まれている機能となっています。
画面内に表示されているテキストを音声で読み上げる機能や2本指であらゆる操作を可能にしてくれる機能などがあります。ここに新機能「Sound Recognition(サウンド認識)」が追加されました。
アクセシビリティの設定方法は、お使いのiOSデバイスから「設定」をタップして「アクセシビリティ」をタップすることで機能を使うことができます。
iPhoneは特定の音を常に記録している
Appleが正式に報告している情報によれば、iOSデバイスはある特定の音をリアルタイムに聞き取っていて、オンデバイスインテリジェンスを活用して、音が認識されると通知する仕組みになっていると発表しています。
音認識機能の画面に記載されていることですが「ケガをする可能性のある環境・状況、リスクのある状況や緊急の状況、あるいはナビゲーションで音認識機能を信頼すべきではありません」とあります。
あくまでも聴覚障害者の日常をサポートする目的を果たすための機能としてリリースされていると明記しています。
音のデータはサーバーに送信されず安全に利用が可能
iOS 14の音認識機能で、読み取られた音声データは全てデバイス内で処理されていて、サーバーやクラウドに送信することは一切なく、デバイスの外に漏れないとAppleはうたっています。