iPhone 12は、充電器とイヤホンの同梱なしとされていましたが、理由としては販売価格をiPhone11と同等に抑えるためとしています。一方で著名アナリストは、充電器とイヤホンの同梱なしでも、iPhone 12の価格は50ドルの値上げを予想しています。
2020年秋に発売予定とされるiPhone 12シリーズには、充電器と有線イヤホン「EarPods」が同梱されないと予測されていましたが、その理由としては販売価格をiPhone11シリーズと同等に抑えるためだと言われています。
またiPhone 12シリーズに充電器とイヤホンが同梱されないのは、完全ワイヤレスイヤホン「AirPods」を売り込みたいためだとする話も伝えられています。
さらに7月8日、リーク情報からiPhoneのコンセプト画像や動画を発信する「ConceptsiPhone(@RanAvni1)」からTwitterにiPhone 12シリーズのインナーパッケージの画像が公開されました。
iPhoneのパッケージの中に入っているプラスチック製の仕切りの画像で、充電器と有線イヤホン「EarPods」を入れるスペースがなく、薄型化していることが分かるでしょう。
この画像は「信頼できる情報源」から提供されたと言い、この画像からiPhone 12シリーズは充電器と有線イヤホン「EarPods」が同梱なしであるという予測も現実味を帯びてきます。
これまでiPhoneの同梱物やパッケージ構成などはほとんど変更されていませんが、iPhone 12シリーズから変更される可能性も考えられます。
iPhone 12シリーズはコスト削減を理由に、充電器と有線イヤホン「EarPods」が同梱なしで販売される可能性があると予測されていました。
しかし中国の証券会社GF Securitiesに属するアナリストJeff Pu(ジェフ・プー)氏は、この2つのアクセサリーが同梱なしで販売されたとしても、iPhone 12の価格はiPhone 11と比べて50ドルの値上げを予想しています。
米メディア「MacRumors」が入手したの研究ノートによると、iPhone 12の最低価格は5.4インチモデルで749ドルからとなっていて、iPhone 11の699ドルと比べて50ドル高くなると予測しています。
ジェフ・プー氏によると、iPhone 12の価格が50ドル高くなる主な理由は、5G対応となることと、高価な有機EL(OLED)ディスプレイを搭載することが挙げられています。ちなみにiPhone 11では安価な液晶ディスプレイが搭載されています。
ジェフ・プー氏はこの50ドルの値上げに対して、5G対応という理由から消費者に受け入れられ需要には影響を与えないと説明しています。
これに対して米メディア「MacRumors」側は、もし充電器と有線イヤホン「EarPods」は同梱されずに、50ドルの値上げがなされる場合は物議を醸すだろうとしています。
そして「MacRumors」はジェフ・プー氏の予測を元にして、6.1インチのiPhone 12の価格は799から849ドルからになる可能性が高いと分析していて、100ドルから150ドルの値上げは仕方ないと予測しています。