iOS版Gmailアプリから「Google Meet」へ直接参加できる「Meet in Gmail」の提供が開始されました。iOS版Gmailアプリから「Google Meet」へ直接参加できる「Meet in Gmail」についてご紹介します。
現地時間の7月13日、米GoogleがiOS版Gmailアプリから「Google Meet」へ直接参加できる「Meet in Gmail」の提供を開始した事を発表しました。
今後は、iOS版「Gmail」アプリ内に設置された設けられた「Google Meet」の専用タブからオンラインビデオ会議サービスに参加することが可能となります。
現在、「新型コロナウイルス」の感染予防の取り組みとして在宅勤務やテレワークを推奨する企業が非常に多くなっています。
オンラインビデオ会議サービス「Google Meet」は、仕事や学校のオンライン授業などで利用可能な安全性の高いビデオ会議ツールとなっています。
オンラインビデオ会議サービス「Google Meet」は、Googleの「G Suite」および「 G Suite for Education」のユーザーを対象に利用可能となっています。
Googleがサービス提供を行っているオンラインビデオ会議サービス「Google Meet」は、Googleアカウントを所有されているユーザーであれば、100人まで会議に参加できるサービスとなっています。
「Google Meet」では、通常作成したオンライン会議にて最長60分間の会議を開催することが可能となっていますが、9月30日までは最長24時間の会議を開催することが可能となっています。
また、「Google Meet」を会社や学校などの組織で利用する場合には組織内外のユーザーが250人まで参加可能となる会議や、10万人までユーザーが視聴可能となるライブ配信機能などの高度な機能も利用することができます。
以前、「Zoom」ではオンライン会議に招待されていない部外者のユーザーが、無作為にオンライン会議に乱入し荒らし行為を行う「Zoombombing」の問題が発生し、対応に追われた経緯があります。
今回「Google Meet」にて「Meet in Gmail」をサービス開始する背景については、「Zoombombing」の問題が発生を考慮した取り組みとも言えます。
なお、「Google Meet」にて会議の管理者が例外設定を行うことで従来通り「Google Meet」にユーザーが匿名で参加する機能を利用することもできます。
「Meet in Gmail」を利用可能となる対象のユーザーについては、すべての「G Suite」ユーザーおよび個人アカウントをもっているユーザーが利用することができます。
「Meet in Gmail」を利用することで、起動している「Gmail」アプリを一旦離れ「Google Meet」アプリを開く必要もなくなります。
また、招待コードを入力して会議に参加しなくても「Gmail」に届いた案内メールやGoogleカレンダーに登録されている予定から直接会議に参加することが可能です。
その他にも、「ビデオ通話」の開始が可能なアカウントを持っているユーザーは「Gmail」アプリで新規にミーティングの作成を行うこともできます。
今回発表された「Meet in Gmail」機能は、iOS版「Gmail」アプリに先行リリースされることとなっており、段階的に提供範囲が拡大される予定です。
なお、iOS版「Gmail」アプリで先行リリースとなる「Meet in Gmail」機能は、今後Android版サービス開始についても検討されています。