Appleは「macOS Catalina 10.15.6」を一般ユーザー向けに配信開始しました。配信された「macOS Catalina 10.15.6」ではオプション追加とバグの修正が行われMacのセキュリティおよび信頼性が向上するとしています。
米現地時間2020年7月15日、Appleは「macOS Catalina 10.15.6」を一般ユーザー向けに配信開始しました。アップデートは「システム環境設定」の「ソフトウェア・アップデート」セクションから無償で行うことが可能です。
開発者向けのベータテスト配信中では新機能は発見されていませんでしたが、「macOS Catalina 10.15.6」ではオプション追加と不具合の修正が行われていて、Macのセキュリティ強化と信頼性の向上しているといいます。
Appleでは同日に「iOS13.6」「iPadOS13.6」「watchOS6.2.8」「tvOS13.4.8」もリリースしています。今回の記事では「macOS Catalina 10.15.6」リリースノートと修正された不具合について解説します。
「macOS Catalina」は2012年中期以降に発売されたMacに対応しています。では「macOS Catalina 10.15.6」をインストールできる端末をみていきましょう。
対応端末 | |
MacBook/MacBook Air/MacBook Pro | 2012年モデル〜 |
Mac mini | 2012年モデル〜 |
iMac | 2012年モデル〜 |
iMac Pro | 2017年モデル〜 |
Mac Pro | 2013年モデル〜 |
日本向け「macOS Catalina 10.15.6」公式リリースノートは以下の通りです。一部の機能に関しては、地域やAppleデバイスによっては利用できないことがあります。アップグレードの際はOSの再起動が必要となります。
「macOS Catalina 10.15.6」リリースノート |
バッテリー駆動時間を向上させるため、 HDR対応のMacノートブックでビデオストリーミングを最適化する 新しいオプションを追加 |
ソフトウェア・アップデートのインストール後に コンピュータ名が変更される場合がある問題を修正 |
特定のUSBマウス/USBトラックパッドとの接続が失われる場合がある問題を解決 |
今回のアップデートで「特定のUSBマウスおよびUSBトラックパッドとの接続が失われる場合がある問題」が解決し、Macのセキュリティ強化と信頼性向上がなされています。
これは2020年6月に多くの報告があった、USBハブやアダプタを介してUSB2.0デバイスに接続した際に起こる不具合に関連した修正である可能性がありますので、早めのアップデートがおすすめです。
この不具合は2020年に発売された13インチMacBook ProやMacBook Airの一部で、不規則なタイミングでUSB-Cハブを介して接続されたUSB2.0デバイスが一気に切断され、それと同時に動作も停止するというものです。