「Googleマップ」の経路検索機能において、シェアサイクルを利用する経路検索を追加したことが発表されました。「Googleマップ」のシェアサイクルを利用する経路検索機能はまず米国やカナダ、台湾など世界の10都市で対応を開始していて今後も拡大する予定です。
米現地時間7月20日、Googleは「Googleマップ」の経路検索機能において、シェアサイクルを利用する経路検索を追加したことを発表しました。まずは米国やカナダ、台湾など世界の10都市で対応を開始していますが、日本では対応していません。
今回「Googleマップ」にシェアサイクルを利用する経路検索という新機能が追加された背景としては、新型コロナウイルス感染拡大の影響が考えられています。
2020年2月には自転車を利用する経路検索のリクエストが69%上昇したとされ、さらに6月の時点ではそのリクエスト数も史上最高となりました。今後もさらにその数は増加すると予想されています。
今回のシェアサイクルを利用する経路検索という新機能は世界の10都市で対応を開始していますが、その対象地域も今後拡大されていくと予想されています。
今回「Googleマップ」に追加された新機能は、「Googleマップ」の経路検索において交通手段として自転車を選ぶと、最寄りのシェアサイクルのピックアップ地点と、目的地の最寄りのドロップオフ地点がルート上に表示されるというものです。
またシェアサイクルのピックアップ地点であるバイクシェアステーション、目的地近くのバイクシェアステーションまでの徒歩でのルートも表示されます。
新機能を利用するためにはユーザーは「Google マップ」の位置情報を有効にしておく必要があります。
さらには地域のシェアサイクルパートナーと提携して、シェアサイクルの利用状況や目的地に最も近いバイクシェアステーションのドックの利用状況も表示されるためとても助かります。
また提供される一部の都市では、経路検索結果から「Googleマップ」上に「Lyft」などのシェアサイクルアプリをすぐに呼び出すことができます。アプリを呼び出すことで、自転車を予約しロックを解除することも可能です。
連携しているアプリは「Lyft」「Citi Bike」などで、どの会社も新型コロナウイルス感染症対策の清掃手順を実施してるサービスとされていますので問題なく利用できるでしょう。
今回「Googleマップ」が新機能を提供を開始するのは以下の国と都市、そして連携するシェアサイクルのメーカーを表示しています。残念ながらまだ日本は提供の予定はないようです。
米国 | シカゴ(Divvy/Lyft) ニューヨーク(Citi Bike/Lyft) サンフランシスコ・ベイエリア(Bay Wheels/Lyft) ワシントンDC(Capital Bikeshare/Lyft) |
英国 | ロンドン(Santander Cycles/TfL) |
メキシコ | メキシコシティ(Ecobici) |
カナダ | モントリオール(BIXI/Lyft) |
ブラジル | リオデジャネイロ(Bike Itaú) サンパウロ(Bike Itaú) |
台湾 | 台北・新北市(YouBike) |